11月になってから、以前紹介した"Glencoe Integrated iScience 1"に毎日取り組むようにしていたのだが、取り組み記事に記録するのをすっかり忘れていた。
これはアメリカの中学校(Middle School)向けの1年生用の理科の教科書になる。"Glencoe"は出版社名で、"Integrated iScience"がシリーズ名だ。
この教科書は、物理や化学といった分野に分かれた専門的なものではなく、色々な分野を広く扱う統合されたもので、学年別になっている。
1年生向けのトピックは、地学(太陽系、地球、岩石)、生物(細胞、遺伝、植物、動物)、物理(分子・原子、電磁波、電磁気)の3つ。
日本の中学校の理科のカリキュラムと比べると、当然のことだが、分野はかなり被っている。
一方、アプローチはかなり異なる。物理・化学でも、計算をさせるような内容はあまりなく、専門用語の理解が中心。内容も、細かいところをちまちまと覚えるのではなく、割とおおざっぱだ。
日本の場合、高校の物理は大学の物理を学ぶ基礎、中学の物理は高校の物理を学ぶ基礎、という感じなのだが、この教科書の場合、今すぐ実社会に出て生活する際に必要な知識は、という視点でコンテンツが作られているように思う。
だから、狭い意味での理科にこだわらず、関連した雑学っぽいことも学ぶ。
もっとも、良く知られた話だが、教科書の分量が全然違うことも影響しているだろう。この"iScience1"は、500ページ超!すさまじい重さだ。
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