3年生版を見ると、歴史はいきなりローマ帝国になっていて、下の学年で学ぶべき事項を確認しておかないと、と感じたので、1年生から概要をまとめておこう。
まずは図書館から、最新の1年生版を借りてきた。最新版は第3版で、"Revised and Updated"とあり、2014年発行。アマゾンで検索すると、1998年版が最初にヒットするので注意。1998年版と2014年版では、ページ数が368ページから512ページへと大幅に増えている。
1.言語と文学、2.歴史と地理、3.Visual Arts、4.音楽、5.算数、6.理科の大きく6つのセクションに分かれている。
What Your First Grader Needs to Know (Revised and Updated): Fundamentals of a Good First-Grade Education (Core Knowledge Series)
ここでは、「2.地理と歴史」で扱われている事項をちょっと紹介しよう(リンクはWikipediaへ)。
世界史
宗教
アメリカ大陸の歴史
- マヤ文明
- インカ帝国
- クリストファー・コロンブス
- スペインによる征服
- 現代のメキシコ
- ウォルター・ローリーによる植民と「失われた植民地」
- 最初の永続的植民地、ジェームズタウン
- ポカホンタス、ピルグリム、ピューリタン
- 13植民地
- ボストン茶会事件
- ポール・リビラ
- ジョージ・ワシントンと独立戦争
- Deborah Sampson
- Phillis Wheatley
- ベンジャミン・フランクリン
- ルイジアナ買収
ちなみに、実際の小学校でどこまでやっているのか、親の私には今ひとつはっきりしない(聞いてもあまり教えてくれないし)。サンクスギビング関連で、植民地の話などは授業で扱ったようだ。
いずれにせよ、G3でも、とてもではないが、全部はカバーしきれていないはず。
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もっとも、以前コメントでもご指摘いただいたが、G1で「学ぶ」といっても、入試勉強のように細かい事柄を暗記することは求められていない。あくまで、概念や用語に触れることによって親しみ、「種まき」をすればよいということらしい。
より上の学年で本格的に学ぶときに、「あ、これ知っている」と感じることにより、学習がスムーズになることが期待される。
なおはすでにG3とはいえ、基本的方針は一緒だ。我が家では、関連するビデオを見せたり、本を図書館から借りてきたり、といった程度だろうか。アメリカでこのまま教育を受けるわけではないので、アメリカの歴史についてはある程度で良いかな、と思う。
ちょうどベンジャミン・フランクリンについては本を借りたところだし、古代エジプト文明に関しては、各種図鑑や絵本に触れている。英語のリーディングワークには、これらの話題が扱われていることがある。
また、ほとんどのテーマはBrain POPで扱われているので、これらのテーマは近日中に見せるようにしよう。
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G1でここまでの内容とは確かに驚きですね!
返信削除でも、確かにうちがG1のワークブックをやっていた時は、社会だけでなく、国語(英語)や時には数学のワークにまで至る所に歴史的な話が出て来ていました。
だから、学校で習っていなくてもベンジャミン・フランクリンとかジョージ・ワシントンに詳しくなってしまって、逆に日本の歴史の知識がほとんどなくて心配になるほど(^^;;)
色々なルーツの子どもたちが集まるアメリカでは、特にこういう教育が小さい内から必要になって来るんでしょうね。
>苺ママさん
返信削除そうそう、逆に日本の歴史上の人物に触れる機会があまりないですよね。
最近はNHKの教育番組を見せたりしているのでちょっとましかな、と思いますけど、英語の場合、ワークに読書に映像に、といろいろなところで触れるのに比べ、少し弱いような気がします。
歴史が浅いからこそ、市民としての基礎になる建国の歴史をきっちり教える、というのはその通りだと思います。