さて、昨日の記事の続きとして、最大の目的である子どもの発音について考えてみよう。
一応、以前こんな2つの記事を書いた。
このときの私の意見は、とりあえずインプットを増やすしかないのでは、ということだった。インプットでも、特にソングとチャンツが効果的で、親である自分も耳にたこができるぐらい繰り返すことによって、自然とリズムが身に付く、という効果がある。
我が家では、上のリンクで紹介したロングマンの青いPicture Dictionaryは、チャンツ部分だけを抜き出して計100回以上は再生した(たぶん、もっと)。
私自身の発音も、もともとカタカナ発音ではなかったつもりだが(ネイティブには程遠い)、かけながしを通じて、特に親子英語を始めてからの3年間で改善したと思う。
それでは、かけ流しは頑張っているつもりだが、改善されない場合、またはさらに向上させたい場合はどうしたら良いのか。
実は、発音の練習こそ、ネイティブの(またはかなり発音の上手な)先生とのマンツーマンが必要なのではないか、と思っている。その他の分野は、独学ができるのだが、発音だけは聞いてもらって、正しく発音できているかどうか確認しないといけない。
その他の、たとえば語彙や文法などはもちろん独学でいけるし、会話の練習も別にネイティブにこだわる必要はないと思うのだが、発音だけは難しい。
ということで、費用をある程度かけることができるのであれば、発音指導のうまい先生にマンツーマンでつく、というのが最適解だ。
ただし、発音の練習というのは、意識的に努力してやらないとダメなので、いくら頭が柔らかいからといって幼児にやらせるのは効率が悪い。
レッスンではコツを教わり、また練習の成果を見てもらう、というスタイルになるだろうから、もっときれいな発音をしたい、という目標に向かって、本人がしっかり努力する必要がある。
親子英語の先輩方を見ていると、小学生になって発音がぐんとよくなっているケースを見かけるのだが、これは小学生になって英語を学ぶことの意義、自分の発音とネイティブの発音との違いがはっきりと意識できるようになってから、本人がきちんと練習した場合ではないか、と思っている(あくまで仮説)。
もっとも、ネイティブかそれに近い友達がいて、頻繁に一緒に会話をしているような場合、発音が自然とそちらに引っ張られて改善していくこともあるだろうし、発音が改善する・悪化するパターンには他にもいろいろありそうだ。
我が家の場合は、なおの発音は私よりネイティブに近いので、私が注意するチャンスはほとんどない。が、ときどき、日本語のカタカナ語に引きずられて英語でもカタカタ発音をすることがあるので、その時に直してやるぐらいだ。
これ以上どうするか、というと難しいが、幸いにして、というかなんというか小学2年生でアメリカにしばらく滞在する予定だ。この期間にできる限り矯正して、それを維持するのが効率が良いだろうか。
まあ、発音なんて気にするのは最後の最後で、それ以前に語彙、自然で豊かな表現、文法ミスをなくす、など課題はいくらでもある。
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7 件のコメント:
発音か~。最近、あらためて考える機会がありませんでした(^^;)
プリスクールに、全く親御さんは語りかけをしていないけれど、抜群に発音がいいお子さんがいて・・・なんで?なんで?と思い・・・
「持って生まれた耳の良さ?」なんて思って、深く考えないようにしていました。
同じようにネイティブの発音を日々聞いていても差が出るんですよね~(=_=)
知人に旦那さん日本人・奥さんアメリカ人というカップルがいるのですが、奥さんの日本語は典型的な外国人の日本語なんですが、奥さんとのおしゃべりの中で、旦那さんが、こう言った、ああ言ったという時の旦那さんの発言部分だけ、流暢な日本人の日本語なんですよね。(多分、旦那様のモノマネ具合が完璧なのだと思います)
あれが未だに不思議です。
普段はわざと、カタコト日本語なのかしら?
すいません。
すっごい無駄なコメントです(-_-;)
発音はそれ程拘っていないつもりなのですが、正直気になることもあります。
うちのプリスクールでも、まるでカタカナ英語の子が多いのでいつもどうしてなのかなぁと感じていました。R太郎も、年齢を追うに連れどんどん発音が日本語っぽくなり、ごく最近は「大丈夫?」ってくらいカタカナ発音も使っていました。
ひとつには、リーディングに偏り過ぎたのかとも思いましたが、他のプリの子達はそれほど本を読まないみたいだし。
それで思ったのは、先生はネイティブなんだけど、結局は同世代の発音に引きずられるのかな?と。うちのプリは、子供達同士の日本語はOKだったので、だんだんカタカナ英語が蔓延したのかな?と(^^;)
今度環境が変わったら、どんな風に発音が変化するのか楽しみでもあります。
コメント欄で長々と書いてごめんなさいっっ!
発音はある程度意識して自分が上達しよう
という気持ちがあれば小学生からでも間に合う!
これは非常に期待したいところです。
うちなんてほんと発音なんて気にしてる場合じゃなく
それ以上の課題が山積みなので
気になりつつも後回ししてきました。
もちろん出来ることはしてきたいけど
そればかりを気にして話す意欲を遮っては
なんにもなりませんもんね。
マンツーマンの発音指導、小学生くらいから
始めていってもいいのかもしれませんね。
>Cassisさん
発音は、実は持って生まれた才能というか個性も大きいんじゃないかと思います。
ただ、幼いうちはそれを矯正する力を誰でも持っているはずなので、それを引き出してあげたいですよね。
>masyaままさん
そのアメリカ人の方、音として再生するだけなら流ちょうになるけれど、言葉として話すとなまってしまうのですね。面白いです。たぶん、言語ってそんなものなのだと思います。
>苺ママさん
そうそう、毎日プリスクールに通っている子でもたいして発音が良くなかったりするんですよね(^^; 友達に影響される面は大きいと思います。ネイティブですら、日本に長くいると日本人の発音にひきずられるそうですから。
これから、そのうち多少なりともお勉強として英語をやらなければ、と思うと、壁にぶちあたりそうな気配がひしひしと(笑)
>Carriexxxさん
語りかけをやっていて、子どもがまだ幼い家庭の場合は、まずは親の発音からですね!
よく考えたら、遊び場の集まりなどで、親同士で情報交換をするのも良いかも?先生を呼んでレッスン、となると大事になってしまうので。
下書きして置いている記事と内容がかぶっていて驚きました。
りゅうちん、4歳後半ぐらいから急に日本語英語みたいな発音になって直らないと思ってましたが、おもしろいことにたっくんの発音に影響を受けたのか、ほんの少し改善しました。
小学校の英語で誉められたのもうれしかったのか、俺の発音上手?とかもたまに言ったり、自分から発音に興味を持ったり。
確かに大きくなればこういうこともあると思います。
>りゅうママさん
自分で「もっとナチュラルに!」と目的が持てれば、ぐんぐん上達するのかな、と思います。
これから、3兄弟、お互いに良い影響を与え合ってくれるような気がします(^^)
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