かけながすものは歌だったり、絵本やチャプターブック、小説の朗読CDだったり、ネットラジオだったり、テレビ番組の音声だけだったりするが、お手軽なのもあって、これをやっていない家庭はないほどだと思う。
この前の0歳児を対象にした研究結果を考えると、かけながしが効果をもつためには、聞いている側が聞いている言葉を理解している、という前提が必要だ思う。つまり、音楽でも朗読でも同じだが、何を言っているかわからず、単なる音として聞いている場合、それは言語のインプットにはならないだろう。
逆に、0歳児ではなく、もう少し大きな子が内容を理解して聞くなら、それは生きている人間相手ではなくても、立派な言語への接触=インプットとなる。
我が家の体験では、最初にORTのCDを使ったときに、絵本を読み聞かせしてからCDのかけ流しへと移った。そのとき、発音がものすごく良くなったのが一日でわかるほどだった。
ききながしで重要なのは単にBGMとしてかける受動的なものと、注意して聞いている能動的なもの(本を見ながら朗読を聞く「聴き読み」も含めて)の違いだ。
能動的なものが効果があるのは間違いない。受動的なものも、子どもが理解できるのであれば、注意して聞いているときほどではないが脳で言語としてある程度処理される。また、ふとした拍子に気になって聞いてしまうこともあるだろう。
さて、気になるのは0歳児、まったく理解できない子どもに英語のインプットをして効果があるか、ということだが、おそらく言語のインプットとしてはあまり期待できないのではないかと思う。
ただ、親が繰り返し聞くことにより英語のリズムに慣れ、またかけ流しをルーチン化することができる。
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我が家では、親子英語を始める前の0~2歳のときはくもん式の童謡カードで日本の童謡や英語の童謡をBGMとして流していた。親子英語をやるつもりはぜんぜんなかったので、あくまでBGMそして情操教育のつもりだった。このあたりはなおままのチョイスだ。まあ、英語の耳が育ってくれればいいなあ、という下心もあったと思う(^^;
他にも、おもにずっと一緒にいたなおままの趣味でいろいろかけていたようだ。そのうちの一つがこちら、Sharon, Lois & Bramというグループ。カナダで放映されていた子ども番組のホストらしい。
定番の子ども向けの童謡などが現代風に楽しくアレンジされており、大人がBGMとしてかけていても楽しめる内容になっている。
なおがこれを聞いていたのは0~2歳の頃のはずだ。途中でこうした英語の歌は嫌がるようになり、まったくかけなくなってしまっていた。
だが、つい先週、これをかけてみたところ、クスクス笑いながら喜んで聞いて、さらには一緒に口ずさんでいたという。どうやら、昔嫌がっていた頃は歌詞が理解できなかったのが、今は理解できるようになった、ということらしい。
こちらでちょっと試聴できる。
定番マザーグースも出ている。
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親子英語を始めてからは、ORTに加え、WKEのCD、ジャズチャンツ、見ているテレビ番組の音声のみ、絵本や本の朗読CDなど、本当にさまざまなものをかけながしてきた。
だが、割合としてはどうしてもテレビ番組ばかりになってしまう。朗読CDなどは高い確率で拒否される。本当はPodCastのラジオ番組など多彩なものを流したいと思っているのだが、これは成長を待つしかないだろうか。
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