別に命に関わるようなことではないのだけれど、一応小さいときに手術をしておいた方が良いことがあって、タイミングとしては体が大きくなってきて、かつ海外滞在前の今しかないだろう、ということで、この夏休みを使って手術をしてきた。
しばらく前から言いきかせておいたこともあってなおは割と平静を保っていた。ふだんは週末しか使えないiPadを、入院中は毎日使っていいよ、と言ったら、"I love NYUIN!"とおどけていたほど。
だが、さすがに手術室に行く直前は怖いを連発。こうなるとなおままの出番だった。とはいえ、手を握ってやるぐらいしかできない。
手術室に入ってからは逆に落ち着いたのか、いろいろなものが物珍しいらしく、看護師さんにあれはなんだ、これはなんだ、と質問を繰り返していたらしい。
手術は簡単なもので、待っている間親は緊張したが、つつがなく終了。連絡があってから迎えに手術室の前まで行ってみると、中から弱々しい泣き声が。
あれはうちの子か?いや、泣くにしてもあんな弱々しくしくしく泣かないだろう、と不思議に思っていたら、やはりなおだった…。全身麻酔なので、切れた後の不快感と傷跡が痛いのとが相まって、最悪の気分だったらしい。
その後しばらくは、なおままの独壇場で、痛み止めを入れてもらって寝付いたら、一安心。
痛みはその日で終わったらしく、次の日からはほとんど痛みを訴えることはなかった。とはいえ、手術後しばらくは抗生物質をいれる点滴の管がついていたし、本人もなかなか元気が出ない様子。
その後、点滴がとれ、だんだんと元気になっていった。2日目からは笑顔も見られた。
入院中は、小児科のイベント(入院患者向け)でもらった謎のトレーディングカード(もう数年前のもの)を使ってオリジナルカードゲームをやったり、ポケモンカードゲームをやったり、この前買ったロンポスをやったり、とインドア派の我が家ならでは、さほど退屈せずに過ごしたようだ。
元気になってきた4日目ぐらいから学校の宿題をやって看護師さんに褒められたり、日英のワークを持っていってなおにブーイングを受けたり(^^;
手術前夜も含めて最初の三晩はなおままが夜付き添ったが、その後、3回ほど私も付き添いを経験した。最初の晩は仕方ないなあ、という感じだったが、試してみたら、寝る直前まで、そして起きてからすぐに遊べるので、なおままより私の方が良かったようで、その後ずっとリクエストがかかった。もちろん私の方が甘いというのは言うまでもない(^^;
なおにとっては怖かったり痛かったり、と大変なイベントだったのだけれど、同時に今まで自分の知らなかった世界を見て、学ぶことも多い経験だったのではないかと思う。親にとっても、何よりも我が子が健康で笑顔でいることの大切さを再確認することができた。
退院して、おかげさまで現在はすっかり元通り。
*
また、看護師さんたちとのやりとりで気がついたことがある。私といるときにちょっと英語を話して看護師さんたちに「すごいねえ~」などと言われても、自慢をしなくなっていた。以前は、ぼく英語しゃべれるねん!的なことを嬉しそうに言っていたと思うのだが、今回はちょっと恥ずかしそうな顔を見せただけだった。少しは遠慮というか社会性が身についてきたということだろうか。
私としては、英語が話せること、読めることを誇りに思うのは決して悪いことではないと思う。ちょっとしたことでも、それが自分に対する信頼と自信へとつながってくれたらよい。
もちろん、うんざりするような自慢は誰も聞きたくない。そのあたりが成長とともに少しずつわかっていってくれたら、と思っている。
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9 件のコメント:
無事退院され元気に快復されているようでなによりです。
なおくんにとっては辛い経験もあったでしょうが、なおくんならすべての経験が今後のプラスになるような気がします。
わが子の当たり前の毎日が当たり前に迎えられることがどんなに幸せなことか普段忘れがちですが、私も何かあるたびに再確認させられます。
なおパパさんの日記から本当になおくんへの愛が伝わってきました。
手術なんて、大人でも怖いのに、小さいのによく頑張りましたね。読んでいる私の方が泣きそうでした。
無事に終わって良かった良かった。家族が健康であることのありがたみを感じますね。健康が1番。
パパさん、ママさんもお疲れ様でした。
お疲れさまでした~。なおくんも頑張りましたね。今はすっかり元気とのことでよかったです。
タロウが入院した時のことをちょっと思い出しました。
無事に手術も終わって退院されて安心しました(^^)
なおくん、本当によく頑張りましたね!きっと心も一段と強くなったことでしょう!
ところで、「ぼく英語しゃべれるねん!」の一節で、なお君ってやっぱり関西弁を話すんだ〜と不思議な感じがしました。
なお君と会う時はいつもオールイングリッシュだし、なおぱぱさんも標準語なので、関西弁のなお君が想像出来ません(笑)
>ぴゅえるさん
ありがとうございます。さすが子どもだけあってめざましい回復でした~。
怖かったり痛かったりしたと思うのですが、それも含めて、自分が何かを成し遂げた、という自分への信頼につながって欲しいと思います。
予後が良いので、この経験はポジティブに捉えられると思います。
子どもが成人するぐらいまでは、自分も健康でいなければ、と最近つくづく思います。
>Marieさん
ありがとうございます。手術後、痛かったのは当日だけで、後は大丈夫だったようですが、管のついた姿は痛々しいものでした。
病院に閉じ込められた一週間(小児科は病棟から出られない、というのを始めて知りました)、家族の絆も強くなったような気がします。
>ものぐさハハさん
今は飛び跳ねてます(^^) 傷のこと、忘れているんじゃないかな(なおまま談)だそうです。
>苺ママさん
なおはいっそう甘えん坊に、パパはいっそう甘やかすようになったかもしれません(笑)
なおは一時トリリンガルだったのに、完全に標準語を忘れてしまいました(笑) 今度お会いするときに、耳を澄ましてみてください(^^)
退院おめでとうございます♪
入院って、さみしいんですよねー(><)
小5で盲腸で入院したとき、夜な夜な涙しましたもん(笑)
元気になってよかったです。
ますますLOVE LOVEですね(^^)
手術頑張ったご褒美~とかで、次の記事ではおもちゃの報告があるんじゃないかな~?と想像してます(笑)
初めまして。実は、かなり前にものぐさハハさんのブログ経由でおじゃまさせていただきました。
今ではすっかりバイブルに様に拝読しています。有難うございます。
なおくんが手術をされたということで、驚きました。
順調に回復されたようで一安心いたしました。本当に良かったです。
入院・手術を経験して、なおくんは「お医者さん」への興味が増大したのではないでしょうか?
私は小心者なので今までなかなかコメントできずにいましたし、きっと今後もそうですが、
これからも元気ななおくんのエピソードを楽しみにしています^^
まだ七歳なのに、麻酔、手術、入院と本当に頑張りましたね。
読んでて泣きそうになりました。(;_;)
無事に終わって良かったですね。
「私も大阪出身やから、大阪弁めっちゃ懐かしいわー!」と思いながら読みました。
>Cassisさん
ありがとうございます。まだ小1なので付き添いで夜も一緒にいることにしました。
お察しの通り、ずっと一緒に過ごしたので、ラブラブ度アップです!
実は、おもちゃは報告済み(爆丸)です(^^)
>Amyさん
初めまして。コメントありがとうございます。
お医者さんへの興味、あまり増えた感じではないですが、ちょっとは仕事内容への理解は増えてくれたかな、と思います。いろいろな仕事について知ってくれるとよいなと思います。
今は元気たっぷり、飛び跳ねてます。また楽しそうな様子をお伝えしていきたいと思います(^^)
>まじっこさん
私も書いてて少しもらい泣きが(^^; まあ大変だったのは手術直前と直後だけでした。
採血は最後まで嫌がっていましたが、痛いししかたないかな。
これは本人にとって良い武勇伝になると思います。
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