織田信長と豊臣秀吉と徳川家康をごっちゃにするレベル、というとどれだけひどいか分かっていただけるだろうか。
長所を伸ばす、短所は気にしない、というのが我が家の教育方針だが、これでは中学校に入ってからちょっと苦労するかもしれない、と思って介入することにした。
何もないとやりづらいので、適当な教科書準拠のワークブックを購入。字を書くのは面倒くさがるし必要ないので、口頭で答えさせるスタイルをとる。
***
小学校では単元ごとにテストがあるのに、テストをいつやるかは予告がなく、テストに向けての勉強ができない、という不可解なシステムになっている(まあ、授業の進み具合から予測はできるが)。
ちなみに、アメリカの小学校では、ちゃんと「来週の火曜日にテストなのでこのリストを覚えてくるように」と指示があった。テストをやる目的のひとつが勉強させること、と考えるなら、こうしてきちんと指示をするほうが合理的だ。
日本の場合、小学校から中学校へ進学した際におきる小中接続問題、いわゆる中1プロブレムがあるが、定期試験に対応できない子どもが出るのは、小学校と中学校でテストそのものへの考え方が違う、という構造的な問題ではないだろうか。
***
テストをいつやるかはわからないが、とりあえずは現在進行中の章をしっかり理解させることにした。
歴史の学習で大切なのは、大きな流れの中で各史実の意味を捉えること。
ちょうど10月にやっていたのは明治維新なので、歴史上の意味も重要性も分かりやすくて教えやすい。
ポイントとしてはこんな感じだろうか。
- 世襲制度からメリトクラシーへ
- 封建制度から民主主義へ
- 学校制度の整備
- 西洋の学問・思想の導入
- 産業革命
始めて3週間だが最初のころのような嫌そうな顔を見せなくなった。それなりに興味が持てているのではないかと思う。
さらに、なおに言わせると授業にも効果あり!今までは社会の授業がつまらなくて仕方がなかったそうだが、最近は少し興味が持てるようになったようだ。
ちょうどこの前、明治維新の章のテストが終わったそうなので、このまま引き続き続けよう。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿