3巻目は基礎問題の重要性について。
誰でも「偏差値58」までは基礎問題を確実に解けるようになるだけで上がる、という話が出てくる。
ここでいう58という数値を厳密に考えなければ(話を聞いているクラスが受けている模試のモデルは、四谷大塚の合不合判定テスト)、特に算数の場合には、まさにその通りだと思う。
なおが受けた学校は、偏差値55~60の「断絶した崖道」の手前なので、どこも応用問題を解く必要がなかった。算数限定だが、過去問でも満点が可能なほど。
でも、実際には満点は取れない。かならずミスがある。どの学校の過去問も本番も、制限時間の半分~3/4の時間しか使わない。が、ミスがある。
テストの最初の計算問題も、最後の文章題も、すべて配点が同じ、というのが中学受験ではありがち。つまり、簡単な問題を落としてはいけない。
模試では、テストの点数はミスの数で簡単に15点ぐらい上下するし、すると偏差値も10変わってくる。
ちなみに、いわゆる「難関校」に行こうとすると、この「断絶した崖道」を超える必要がある。算数では応用問題が避けられず、国語であれば、小学校では学ばない常用漢字の問題が出る。
子どもの資質にもよるが、この「断絶した崖道」の手前が志望校であれば、通塾なしでのんびり中学受験が出来るのではないだろうか(両親の手間を考えると実際には難しいが)。
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