Twitterで見ていると結構ポチッとしている人が多かった子育て雑誌eduの今月号、私も買ってみた。純粋にブログのネタに買って最初からツッコミ入れる気満々なので、そのつもりでこの記事をご覧いただきたい。
edu (エデュー) 2011年 04月号 [雑誌]まず、表紙の「わたしたちママ世代が、学校で英語が身につかなかったワケがわかりました!」と書いてあるのを見て、「そりゃ、あなたたちがしっかり勉強しなかったからじゃ…」と切り捨てそうになった(笑)
まあ、そこら辺にこだわっているとこの手の雑誌記事は読めないので、本文にいこう。
紹介されているホンモノの「英語脳」育成メソッドは3つ。
・ハーバード大がアジア人のために開発した英語メソッド、Graded Direct Method
・インターナショナルスクール
・くもん英語
さらに、最年少の小3で英検準1級合格のお子さんの家庭での取り組みが紹介されている。
まずは、Graded Direct Method、聞いたことがなかったが、1940年代に考案されたもので、そうとう古い。インパクトを強くするために記事を書いた人間が意図的にやっているのだろうが、ハーバード大「が」開発したわけではなく、ハーバード大「の」教授が考案したものだ。日本語に訳さないで直接理解させる、という直接法を「目からウロコ」とか書いてあるが、それこそECCの英語教室でもやっている。
GDMには、別の要素もある。一つは、850語に使う単語を制限したBASIC Englishというのを定め、とにかくこの850語以外を使わないようにして、様々な表現を可能にしよう、というものだ。そして、この850語に動詞は含まれず、動詞は"go, come, give get, take, put, make, keep, let, see, say, send, be, do, have, seem"だけを使うという。
ここで思い出したのが、有名なSF小説、「1984」に出てくるNewspeak(
Wikipeidaの記事)。ただし、こちらでは語数を減らす過程で「自由」「民主主義」といった、ある種の政治的概念を表す単語がすべて削除されており、人々がこうした概念についてそもそも考えることすらできないように、人々をコントロールする手段としての言語としての役割を果たしている。
別にGDMのBASIC Englishにそんな意図があろうはずはないが、4歳児であるなおですら、すでに認識できる単語はおそらく3,000語を超え、発話できる単語も1,000語を超えているのに、小学生が学ぶ単語を850語に納めることにどれだけの意味があるのだろう。このBASIC Englishをマスターしても、結局何の役にも立たない、ということにはならないのだろうか。
"Buy"の代わりに"Get Something"で良いというのだが、"Buy"に含まれるさまざまな意味(お金と商品を交換する、とか)が抜け落ちて、"Get Something"に含まれる他の様々な意味とごっちゃにしてしまったら、それこそ、「英語で考える」ために必要な概念が頭の中で充分に発達しないだろう。
いわゆる直接教授法のはしりなのだろうが、歴史に埋もれて現代では主流になっていないのにはやはり理由があるのだと思う。
GDMのまとめとして最後に4つのポイントが挙げられている。
1.必ず音声を聞きながら覚える
2.「先生はネイティブ」にこだわる必要はない
3.覚える単語の数より幅広く単語を使いこなす
4.日本語に訳さない。英語のまま頭に入れる
ここだけみると、確かに小・中学生ぐらいに英語を教えるには確かにそうだよねえ、という項目ばかり。ただ、これで、「英語が身につく」のなら、英会話教室に通っている小学生はみなペラペラだろうし、学校でこればっかりやっていたら、大学受験時の英語力は壊滅的になるだろう。
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次は、インターナショナルスクールの話。幼稚園から高校までインターに通えば、確かに「英語脳」(それがなんであれ)になるとは思うので、ここはスキップ。日本語脳をどうするのか、という問題、さらには学費、アイデンティティ、色々な問題が残るが、選択肢としては存在する。
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公文の英語に関しては、記事を読んでわかったのは、英語でもやはり、公文独特の、細かいステップで段階的に上達できるように設計されたプリントを大量にやる、ということだけだった。公文でも、ペンで教材をタッチしてくれると発音してくれる教材、イー・ペンシルなるものがあるらしい。
そんなにすばらしいなら、学校教育でも公文式にしてしまえば良いと思うのだが、まあ、そうはいかないのだろう。地域の子どもすべてを受け入れて、一定の教育効果を上げなくてはならない小学校と、高めの月謝をとってキメの細かいフォローができる、さらには入塾してくる時点である程度粒のそろっている子どもを相手にする塾では、方法論が異なって当たり前だ。
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最後に、「加藤さん親子の手作り英検チャレンジ」の記事がある。最年少の小3で英検準1級合格というのは純粋に驚きだ。4歳で児童英検ブロンズ〜ゴールド、さらに英検5級に合格だそうだ。
すごいな〜うちのなおは未だにひらがなも完全には読めないしな〜某R太郎君はひらがなももう書けるというのに〜そもそもアルファベットのワークを渡してもアルファベット書かないでぐちゃぐちゃいたずら書きするのは知能の問題じゃなくて性格の問題かな〜Raz-kids.comでも常にポイントをゴミのようなものにまで使い切る浪費癖が大人になっても直らなかったらどうしよう〜、と思考が二転三転、我が子と比べてやや鬱が入りかけた。
児童英検、実はこの前、ブロンズのお試しをしてみた。細かくは忘れてしまったが、画面にリンゴがでてきて、"This is a banana."とかいうのでつい笑ってしまった(○×で答える問題だったと思う)。なおと一緒に、ばからしいねえ、といいながらお試し。感触としては、たぶん、ブロンズは受かるだろう。ゴールドあたりになると、小学生の常識みたいなものが必要になるので、ちょっとわからない。
そして、英検となると、とても一人で座っていられないに違いない(爆) そもそも、レストランでも自分の食事が終わった後で飛び出すからなあ。
いや、うちの子はきっと小学校に入ったぐらいで伸びるんだ!という希望を持っていこう(小学校になったときには希望を中学校に繋ぐかもしれないが)。そして、別の記事の「ほかの子と比べない。そのままの君でOKと認める。」「よいところを探して、たくさんほめる」このあたりを自分に言い聞かせよう(^^;
記事の、日常で遊びを取り入れて英語を勉強を、というところでは、あまり新しい情報はなかった。親子英語ブログ村に1年以上いれば、この程度の工夫は見るな〜という程度(でも、手作りの英語カードの質は高そう)。英語版ドラえもんコミックも良く知られているし。
日常の働きかけをどこまでコンスタントに、着実にできるか、というあたりで、成果に大きな違いが表れるのかもしれない。
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