今回はもう少し具体的な話を、と思ったのだが、同じWKEを使っているといっても、子どもの年齢や取り組み方など、状況がまったく違うことも考えられるので、「こうすればよいでしょう」といったマニュアルのようなものを提示するのは本当に難しい。
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我が家の場合は、4歳ジャストで修了後、だいたい一年間ほど、5歳になるぐらいまでは時折DVDを見ていたと思う。その後は、我が家での役目を終えたということで、本人からのリクエストもほとんどなくなった。5歳代では何度かワークショップに参加した。
その後は、時折オンラインレッスンにも挑戦したけれど、あまり落ち着いてレッスンを受けてくれなかったし、時間もとれないし、私との会話があればオンラインはまだいらないかな、ということでお試しだけで終わってしまった。
6歳の誕生日ぐらいまでは自宅のみで、私との会話に加え、日々の絵本の読み聞かせとDVDの視聴やかけ流しが取り組みのほぼすべて。そういう意味では典型的な「おうち英語」だと思う。
6歳になった後、年長さんの夏から土曜日の午前中にサタデースクール(要は英語教室)に行き始め、現在に至る。
それぞれの家庭の状況にもよるけれど、家だけではなくて、外の世界でも使われている英語に触れさせるために、ある時点で英会話教室なり、プライベートでレッスンなり、オンラインでレッスンなり、親以外に英語を教えてもらうことになる。
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WKEの修了時にそれなりの会話力を身につけたという前提で話をすると、次のステップではスクールなりウェブレッスンを始めるまでの間、充分なインプットとアウトプットを用意することだろう。
このとき、役に立つのが、Hidden Syllabusという考え方だ。これは、この前紹介した英語育児の指南書、「さあ、始めよう 親子の外国語レッスン―ミセス・ダンのバイリンガル教育」に載っていたもので、シラバス、すなわち教える内容を教師(親)が把握しておくが、実際のレッスンで直接的に教えるのではなく、あくまでも会話の中で使えているかどうかを常時チェックして、必要に応じて補強してやる、という指導法だ。
WKEをばりばり使っていたとき、私も似たようなことをやっていた。ステージの終わりごとにそれぞれのステージでマスターすべき内容を、できるだけ会話の中で使いながら、修得しているかどうか確認してやる作業だ。
正直、これは指導法という意味では高度で面倒くさく、誰でもどこでもできるわけではない。私も、自分の子どもとたっぷり時間を使いながら、自分のよく知っている言語である英語でなければできなかったと思う。
これをWKE終了後にするなら、日本人向けの英会話コース教材(オックスフォード出版局のLet's Goとか)を買って(レベル2と3あたり)、遊ぶような感覚で一緒に進めつつ、修得すべき文法事項がどの程度自在に使えるのか確認していくことになる。
気をつけなくてはいけないのは、ある種の間違い、たとえば不規則動詞にedをつけてしまったり、といったエラーはネイティブの幼児でもやるので、無理に早い時期に矯正しようとしないこと。
なんとなくの感覚で少しずつマスターしていくので、子どもが間違えていても修正する必要はほとんどない。ずっと放置していればよい、ということでもなく、このあたりは子どもの年齢との兼ね合いだろうか。
親が英語に自信がない、という場合はあまりこだわらず、信頼できるスクールなり先生なりを探すのが一番。その上で、家庭でのインプット・アウトプットに励めばよい。
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しばらく放置していたのだけれど、相互リンクを募集します!「なおろぐ」の考え方に共感してくださる方、是非よろしくお願いします~。
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10 件のコメント:
なおぱぱさん、こんばんは。
記事、興味深く拝見させて頂きました。
子供の気分に合わせながら、親がそれとなく裏工作していくのって本当に労力が要りますね。
いっそ、どこかの教室に放り込んでおしまいにしておけばラクだったろうな〜と思います。
でもそうしていたら、親子英語のイイトコである“子供と一緒に英語を楽しむ”って事ができなかっただろうし、自分にも成長の機会を貰っているので後悔はしてないんですけどね!
うちは別に高い目標があるわけではなく、ゆるく楽しくでやってるだけですが、よろしければ相互リンクさせて下さい^ ^
>きゅーぴーさん
こんにちは!
親子で英語は、ほんとにゆっくり、毎日ちょっとずつできるのがいいですよね。
後、教室に放り込んでも、必ずしも上達してくれなかったりするので(^^;
親の英語が上達する、というのも大きいと思います。日々英語に触れている効果というのはとても大きいですよね。
相互リンク、ありがとうございます~。
なおぱぱさん、はじめまして。
いつも楽しくブログを拝見させていただいております。
娘はまだ0歳で当然英語の反応は全くないのですがσ^_^;、なおぱぱさんの英語育児を参考にして今から勉強しています。英語育児について悩んだり不安に思った時、なおぱぱさんの記事を読んで励まされてます。
よろしければ相互リンクさせてください ^_^
>Suiママさん
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。
私のブログが少しでも役に立てば幸いです(^^) あまり読みやすい記事でもないですが、後から始める人の参考に少しでもなればと思います。ランキングの他の方のブログとあわせて読まれると、だいたいのコツなんかも見えてくると思います。
相互リンク、ありがとうございます!
なおぱぱさん、はじめまして!
いつも記事を楽しく拝見させて頂いてます。四才頃になおぱぱさんの記事と出会ってかららずっと、うちはもうWWKを始めるには遅すぎるかなと悩みつつ英語の読み聞かせやかけ流しをしたりしてたのですが、なぜかここに来てWWKへの未練で申込をしてしまいました!もう五才になるのでかなり遅いのですが(笑)
WWK!まだこれからですが、これからもWWKのその後の記事も楽しみにしています!
>ペリーヌさん
はじめまして&コメントありがとうございます。
昔、ステージ1のワークショップにいったとき、5、6歳ぐらいの子もいました!幼い子たちに混じってちょっと恥ずかしそうでしたが、でも凄く嬉しそうにお父さんの膝に乗っていました。
とても素敵な教材なので、是非親子で楽しんでください。
その後の記事…がんばります!
なおぱぱさんお久しぶりです!
この記事にきっかけをいただいて、私なりに考えてみました。ありがとうございます。
子供の文法をどの程度なおすのかは難しいですね。
改まってgoをwentに言い直させたら、What's the difference?と聞かれてしまいました。
うちはまだまだ色々な文に触れる時期なのかもしれません。いつか法則をうっすら感じることがくるんでしょうかね。。
>micoさん
ごぶさたしています。ブログ拝見しています。アメリカ生活、すごく刺激的ですね!
そして、記事での「なおろぐ」の紹介、ありがとうございます。
お子さんたち、まだまだ発話での文法ミスにはあまり神経質にならなくても良い段階だと思いますが、しっかりチェックした上で親が把握しておくと、安心感が違いますよね。
そういう意味でも、Hidden Syllabusは有効です!
こんにちは。ブログ参考にさせていただいています。ここ数か月、インプットがうまくできず娘のアウトプットもかなり落ちてしまい、最近しっかりやり直したいがどうしたら。。。と悩んでいました。ちゃんと子どもの英語を把握してフォローしてあげることが必要ですね。勉強になりました。あまりブログは最近更新できていませんでしたが、相互リンクどうぞよろしくおねがいします。
>koさん
ブログをお読みいただきありがとうございます。3歳の頃って、取り組みの反応がすぐ見られるからやりがいがあるし、大変な時期でもありますよね。
小学生になるともう、ふだんの日常の繰り返しで、あまりアップダウンがありません。
相互リンク、どうもありがとうございます!
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