2011年11月16日水曜日

モンテッソーリの幼稚園、我が家の感想

この前、幼稚園の参観に行ってきたのだが、そのまま感想をアップせずにいた。モンテッソーリの幼稚園なので、「普通」の幼稚園とは違うところがあり、そのあたりに興味津々の方も多いのではないかと思う。

実のところ、教室の様子は、去年の参観の感想そのまま。

あれから1年、我が家ではモンテッソーリに「能力開発」を求めていないと改めて思う。

もちろん、教室では「お仕事」と称して算数や国語の基礎能力の訓練なども行うし、「できる」子どもはかけ算なども卒園までにかけ算などもできるようになるらしい。モンテッソーリ式の訓練は、算数であれば単に表面的に計算のルールを教えて形だけできるようにするものではなく、すべて意味を掴ませて行う。だから、猿に芸を教えました的な実質を伴わないものではなく、とても意義があるものだと思う。

なぜ私が自分の子どもの能力開発には期待していないか、というと、まずはモンテッソーリではどのお仕事をするかは自分の意思で選ぶ、ということが一つ。興味がない子は算数系のお仕事にまったく触れないで卒園してしまうことも多々あるという。逆に算数に興味を持ってくれるのであれば、お仕事に頼らずとも、それなりに自分で先に理解をしてくれるような気がする。

もうひとつは、幼児期の多少の先取りは後で簡単に追いつかれてしまう、ということが理由だ。もちろん、初期のリードを生かしてそのまま高度な学習へとつなげることも可能なケースはあるのだが、どんな子にでも可能なわけではない。

ただ、去年書いたように、自分でやりたいことを選ぶ、というこの一点で私はモンテッソーリが気に入っている。やりたいことさえ自分で見つけられれば、後は自分で道を進んでいけるだろうからだ。

ちなみに、今は世界地図のお仕事をしているらしい。モンテはヨーロッパ発ということもあって、世界地図の大陸などを学んだ後はいきなりヨーロッパの諸国の名前と場所、形へと進んでいる。それで教材は終わりなのかな。このあたり、もう少し日本中心に教材を変えて欲しいものだ。

世界地図やヨーロッパの国々の学習は、ちょうど我が家でやっている世界地理関係の取り組みと重なっていて、相乗効果がある。そういう意味では、モンテッソーリでもうまく幼稚園での「お仕事」と家での取り組みを重ねていけたらいいのかもしれない。

***

ビデオ視聴はいつものとおり。"How Stuff Works"は長い上に大人向けで退屈なので、前と同じように見ながら寝ていた(^^; 英語の勉強になっているかどうかは謎。「できたできたできた」は最近見始めているのだが、これを見てちょっと刺激を受けたのか、以前ちょっとやった公文のワークを思い出して1ページほどやっていた。なおなりに小学校に備えたいということらしい。

朝:The Magic Key (15分)
夕:How Stuff Works: Rubber (40分)
夜:NHK できたできたできた (15分)

オックスフォードリーディングツリーの絵本は、我が家ではふだん子どもの手の届くところにおいていない。そろそろ新鮮な気分で楽しめるか、と思って夕方にStage 5 Storiesを6冊出してみたら、一部を音読しながら読んでいて、ときどきクスクス笑っていた。年齢的にちょうど良いステージなのだろう。

Detective Dinosaur Lost and Found (I Can Read Book 2)Detective Dinosaur Lost and Found (I Can Read Book 2)



この前ちょっと喜んで見ていた"Detective Dinosaur"のシリーズもので、正直、ちょっと退屈だったような。一応、最後まで読み聞かせは聞いていたが、それだけ、という感じだ。

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4 件のコメント:

masyaまま さんのコメント...

>幼児期の多少の先取りは後で簡単に追いつかれてしまう

アイタタタ(-_-;)耳が痛いです。

スイミングで子供に無理させてる身なので。
まぁ。masyaはどんだけ練習させても普通クラスの子供と同レベル(悲)なので。先取りしているとは言えないのですが(涙)

一応、コーチからは
「子供はいつ化けるかわからないから先が読めない。今できないから、これから先もできないとは限らない(慰めてくれてるらしいです。)」

きっと、逆も言えますよね。

今通っているスイミングスクールではホンマもんの選手コースに在籍している子達は練習量が半端ないので後から始めた子に抜かれることはあまりないみたいですが。(選手コースにいない子はそんなに練習しませんから(^_-))

ゆうく さんのコメント...

タイムリーな話題なのでお邪魔いたします^^
先日、モンテ幼稚園で保護者向けの勉強会がありました。ちょうど「文化」、主に地理・歴史についての説明を受けました。
地図は確かに世界を学んでから日本に入ると思いますが、子供の通う園では大陸のあとはまずアジアでした。それからヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ・・と次男は進んでいます。もし卒園制作で日本地図を選べば、みっちり日本の事を学ぶと思います★ 地図には国旗、首都などのお仕事もありましたし、子供が民族衣装や特産物に興味を持てば、また新たに作る・・・ということをしているようで膨大な量のお仕事が紹介されました。対象地形(島⇔湖、湾⇔半島)のカードや、明かりの歴史・・・等、どれも魅力的なのでもう1年、留年させたいくらいですけど(笑) 
なおぱぱさんがおっしゃる様に、肝心なのは子供が集中できるものを見つけ、心ゆくまで続ける事らしいので、うちは数のお仕事はそこそこに…(汗)ひたすら「かぎ編み」に没頭しています。今も「お父さんにマフラーを編む!」と張り切ってます。
なおくんはお仕事をとおして地図への関心をもっと深めることができるといいですね。
長文でゴメンナサイ!

ゆうく さんのコメント...

すみませ~ん。
「対象地形」→「対照地形」でした。
訂正致します(汗)

なおぱぱ さんのコメント...

>masyaままさん

「今」、出来る限りのことをしてがんばっていることから生まれる効果ってあると思います。

たとえば、部活をしていた高校生が引退して受験勉強をしてからぐっと伸びるように、スポーツで鍛えられる集中力と精神力ってありますよね。

後、能力が同じなら早く始めた方が有利というのはあると思います。大成するには体格なども必要になりますし。

masyaくんの場合は、コーチもおっしゃるようにまだまだ先が読めないのでしょうね。

小さいときはぱっとしなくても、後から大きく伸びるパターンもいくらでもありますよ。

>ゆうくさん

ゆうくさんのお子さんたちもモンテでしたね!

モンテの幼稚園も結構個性があって、いろいろなのだと思います。園独自の教材をどれだけ準備しているか、というのもありますよね。

うちの園もそれなりにがんばっているらしいんですけど…(^^;

うちは相変わらずハサミ細工ばかりやってきます。そういえば編み物もありますね。そのうちやり始めるのかな。