2012年10月10日水曜日

幼児への科学の教育-知識の詰め込みは役に立つのか

なおは、科学の知識という意味では(幼稚園児としては)とびぬけていると思う。それは、特に何か特別な教育をした、ということではなく、科学関係のDVDと絵本、図鑑のたぐいを大量にそろえている、というだけだ。

どんなものを揃えているのか、ということに関しては日々のブログ記事で報告しているから今更だが、特に影響の大きなものは、ビデオでは、Magic School BusPopular Mechanics for Kidsだろう。Magic School Busは、最近届いたコンプリートセット(全52話収録のもの)はまだすべては見ていないが、最初の方のエピソードはもう何度見たかわからないほどだ。

この前の「ほうかごEnglish」さんのレッスンでは、宇宙をテーマにいろいろと話をしていただいたのだが、たとえば、太陽はなぜ熱いのか、燃えている気体は何か、といった話にまで発展していた様子。"hydrogen"などは大人でも知らない人がいるだろう。

このあたりの知識はMSBの第1話、太陽系の回で学んだのだと思う。このエピソードはおそらく10回以上は見ているからだ。

また、Popular Mechanics for Kidsは購入してから一年以上経つが、繰り返し見るという意味ではMSB以上だ。

ただ、別にこれはサイエンスの早期英才教育としてやっているのではない。

幼児期に学んだ知識なんてしょせんは単なる丸暗記で、本来の科学的知識のように体系だって身につけた知識ではないから、ふとした拍子ですべて忘れてしまうだろう。

では何のためにわざわざ科学系の知識を扱う映像や絵本を多く見せているかというと、なおが喜んで見る、というのが一番の理由だ。喜んで見るうえに「教育的」なので、こちらとしても異存がない。

さらに、知識そのものは別に将来役に立つわけではないだろうが、暗記をする、というプロセスは役に立つ。別にそれはポケモンでも電車でも車でもなんでも良いのだが、多くの情報を整理して頭に入れ、常に使える状態にしておく、という訓練の一環になるのでは、と思っている。

本当の科学の早期教育をするなら、それはやはり実験や自然観察などを通じて、体験しながら科学の基礎を身につけるのが絶対だろう。

***

おととい読み聞かせを始めた"Franny K. Stein"は二日で読み聞かせを終えた。短い絵本の読み聞かせを中心にしつつも、たまにチャプターブックで長い読み聞かせを混ぜるのが良いかもしれない。

ビデオはまた"Grandpa in My Pocket"を見ている。これはイギリス産の低学年向けコメデイドラマ。


子どもも楽しめる大人向けのコメディと違って、恋愛だのなんだのの要素がなく、ストーリー展開も子ども向きなのがうれしい。こんな感じのコメディがアメリカ英語であればいいのだが。

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4 件のコメント:

ものぐさハハ さんのコメント...

先日、プラネタリウムを見に行きましたが、なおくんほど知識があれば、存分に楽しめますね!
Magic School Bus、、買っちゃう〜?と思いましたが、過去記事でディスカバリーチャンネルとアニマルプラネットでキッズゾーンがあることを教えていただきました。英才教育、頑張りますっ!(笑

マンゴー さんのコメント...

理科好きになると、楽しいですよね!
なおくんは博識で素晴らしい~。

うちは丸暗記は苦手なタイプなのですが、それでも理科好きになってくれて良かったな~と思うことがあります。何を見ても何を聞いても、「これは何からできてるんだろう?」「なぜそうなんだろう?」などと考える癖がついたこと。それから、本やテレビから仕入れた知識を、"I know! I know!"と自分の言葉でも説明(Retell)したがるようになったこと。逆に、どんどん質問をするようにもなったこと。

とくに語学をするうえで、科学という普遍的テーマって素晴らしい素材だなぁ、とつくづく感じるようになりました。

苺ママ さんのコメント...

うちも科学に興味があるので、なおぱぱさんのご紹介も含め今まで沢山の英語教材を投入してきましたね〜(笑)

小さい頃天才かと思う程覚えていた電車やトーマスの登場人物の名前も、今じゃ主要キャラも怪しい程なので(^^;;;)、幼児の知識とはそんなものだし、私も今から定着させることもないと思っています。

だけど興味のあるものに関して追求し、覚えた事を周りの人に話す、またそれについてもっと詳しい人との出会いがあったり、またそれが英語話者だったりすると、ああこれは何も与えていなかったら味わえない経験だなと思います。

その対象として科学は、マンゴーさんのおっしゃるように普遍的なテーマであり、年齢を越えて話せるところも良いですよね(^^)

なおぱぱ さんのコメント...

>ものぐさハハさん

実はプラネタリウムは、4歳ぐらいの時に一度見せたきりです。そのときは反応はいまひとつでしたが、今はどうでしょうね。

All About Animalsは非常におすすめです!これ以外は、キッズゾーンでも実はキッズ向けじゃなかったり(^^;

英才教育といえるほどじゃないですが、科学館は頻繁に連れて行ってます。ちょっとは効果があるかな?

>マンゴーさん

娘さんみたいに、身近な不思議を科学(理科)に関連付けて考えるようになってくれるといいな、と思っています。

英語で学んだ知識は日本語でも使えるし、その逆もしかり。文化の影響がないし、たしかに、語学向きのテーマですね!

>苺ママさん

教材に関しては、お互い油を注ぎ合うというかなんというか(笑)

たしかに、その時点で知識があるからこそ、様々な体験を通じてさらに興味・関心が増す、ということはありますね。