途中、「脳科学」云々の話があり、これはすべてうさんくさいのでスルーするが、それでもなかなか勉強になった。
いくつかのポイントを箇条書きにすると、
- 5歳から始める
- 毎日1コマ(40分)の授業
- 音読を重視する:低学年では大きな声で
- 8歳から「速音読」:ネイティブのラジオニュース程度の速度を目指す
- 8~9歳から「シャドーイング」:1セット5分を休憩を入れながら最大3回
- 高学年からは「セルフ・インタープリティング」
あくまで国全体で授業として取り組む場合のやりかたでこれと同じことを日本の家庭でやれば良い、というわけではないが、参考になる。
音読を重視するのは、日本の小学校(国語の宿題)、インターナショナルスクール、そしてなおが通っているサタデースクールでも同じなので、それだけの根拠があるのだろう。
面白いのは、8歳ぐらいから取り組む速音読なる、ちょっと早めの音読だが、ラジオニュースは決して早口ではない。ラジオは映像の情報なしにすべてを音声で伝える必要があるため、アクセントが少なく、また話す速度も心持ちゆっくりになるものだ。もっとも、非ネイティブの児童が音読する速度としては十分早いといえる。
学習方法としてシャドーイングを行う、というのも面白い。まだなおには早いが、後2年ぐらいしたらできるようになるはずなので、いろいろリサーチしてみよう。Marinko先生のところで紹介されていた、アニメのアテレコなどができたらすばらしいのだろうなあ、と妄想してみる。
最後、大学卒業後の半年間に実際に英語圏に行くという話も、確かに、という感じだ。やはり、英語の勉強は継続して大学卒業まで続けるのだなあ、というのがひとつ。また、最終的には英語圏で実際に使いつつ、ネイティブと触れないといけないのだなあ、というのがもうひとつ。
この記事、載っているのは2012年12月号らしい。つい17日に出た最新号は2013年1月号なので、注意。この号はもう書店にはおいてないだろう。
プレジデント Family (ファミリー) 2012年 12月号 [雑誌]
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サタデースクールの宿題で出されている音読、昨日はこちら。
Amelia Bedelia Goes Camping (I Can Read Book 2)
みなさんおなじみのだじゃれリーダー、アメリア・ベデリアだ。アメリア・ベデリアは何冊か読んだが、これは初めて。なおがサタデースクールで選んで借りてきた。
一応、音読しながら話を楽しめるらしく、なおに読ませながら2人でアハハ。本当にしょーもない。音読の際は横にぴったりついて、ときどき絵を見てコメントを挟んだりするようにしている。逆読み聞かせだ。
後は、"100 Words"と宮本算数教室。読み聞かせはできず(^^;
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8 件のコメント:
オランダの事情だとわが家もまだ間に合う!と
自分を励ましてみます^^ 参考になりました。
逆読み聞かせっていいですね〜。
娘はまだまだ必死で音読してる感があるので^^;
音読しても話が楽しめるようになるといいですよね。
今後の取り組みにとても参考になる記事でした!
「脳科学云々の話はうさんくさい」というなおぱぱさんのコメントも参考になりましたー。(笑
色々な国の英語教育事情、おもしろいですね。
英語力をつけさせる教育を目指す大阪の教育委員会にも参考にしてもらいたいです。
息子はまだ間に合う年齢なので、参考にしてみます!
>cottonさん
5歳からでもOK、ってやつですね。余裕だと思います。早いほうが楽ですけどね~。正直、うちの場合、5歳からでは無理だったかも。自分のやりたいことしかやらないので(^^;
最初は、やはり音読しているとそれだけになってしまうと思います。これもやっぱり成長とともに変わってきます。
>ものぐさハハさん
私にとっては、シャドーイングをメインにする、というのは意外でした。その時期が来るまで後2、3年あるので情報収集に勤しみます~。
ものぐさハハさんのコメントに触発されて、一本記事書きました(^^)
昔、仕事で、オランダ人と接する機会があったのですが、この記事を読んで「なるほどなぁ」と思いました。
それにしても、なおぱぱさんのblogで紹介していただき、光栄です!
>桜でんぷ。さん
大阪市小中学校校長公募の話を聞いていると、あんまり良い感じがしないのですが、どうなるのでしょうね。
うちは大阪市民ではありませんが、少しでも良い方向に変わってくれれば、と思います。
>ぼさん
オランダに仕事で行ったことがありますが、確かにみな、流ちょうに英語をあやつりますよね。
ヨーロッパと日本で事情の違う面もあれば、すこしでも学校教育の現場で改革が浸透していってくれれば、と思います。
ブログ、これからも楽しみにしています(^^)
確かにオランダ人はヨーロッパの中でも特別流暢に話しますよね。公教育で、これくらいしっかりとした理論と手法を持って英語に取り組んでいるからなんですね(^^)
プレジデントファミリー系の雑誌は、我が家のビジョンとはズレているし、雑誌ぐるみで脳科学信仰を煽って何の記事でも脳科学に引っ張って行くところが好きになれませんが(笑)、学ぶ所は学びたいのでついつい立ち読みしちゃいます(^m^)
>苺ママさん
プレジデントファミリーもそうですけど、子どもを東大にいれよう!とか、お金持ちになろう!という雑誌の記事を書いている人たち自身は子育てにかかわってなかったり、お金持ちじゃなかったり。だからこそ、必死に東大生の親のインタビューとかするんでしょうけど。
何か参考になるかもしれない、程度がいいのかもしれませんね。
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