ストリーミングサービスは諸行無常

フランス産のアニメWakfuとアメリカ制作のアニメKaijudoでさんざんお世話になったNetflix、しばらく休止していたのだが、ポケモンBWのアニメを見るために契約を再開した。

すると！

なんとKaijudoが見られなくなっている。

Kaijudoは実はややこしい状況にある。同名のトレーディングカードゲームが存在していて、アニメはむしろおまけというか、販促のために作られたようなもの。我が家ではクリスマスプレゼントとして入手した。

テレビで放映されていたときも、メジャーな局ではなく、Hubというちょっとマイナーなケーブル局での放映だった。

そのトレーディングカードゲームは２年ほど前から発売されていたのだけれど、去年の夏に終了がアナウンスされた。

このあたり、トレーディングカードの世界は独特でよく分からないのだが、どうやら定期的に新しいカードを販売されるなか、強いカード（と戦略）を手に入れたプレイヤーがトーナメントなどで活躍することができ、そうすると集めたカードがそれなりの金銭的価値をもつようになり、しかもトーナメントなどでの賞品も手に入れることができて、という独特の経済が成り立っているようだ。

新作のカードを出すのを終了する、ということは（ついでに公式トーナメントもなくなる）、そのカードゲームで遊ぶ人がいなくなるということらしい。

発売元がカードゲームの「終了」をアナウンスしたのが我が家でKaijudoを見始める前の夏で、そんなことはまったく関係なくアニメを楽しんでいたのだが、12月に入ってから公式ページが閉鎖されてしまった。

そして、気がついたらNetflixでもアニメが配信終了…。もう販売促進の必要もなくなったということなのか。

DVDは、バラバラと発売されているだけ。

一応Amazonのインスタント・ビデオにあるようなので、もう二度と見られないということではないが値段を考えるとあまり現実的ではない。

ストリーミングビデオは、こんなふうに契約一つで配信が始まったり終わったりする。今まで見られていたのに、突然見られなくなった、なんてことは他にもありそうだ。

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