2013年2月7日木曜日

5歳からでは遅すぎる?親子英語をどう進めるか

5歳からでは親子英語は遅すぎるだろうか。メールでこんな質問をいただいた。日本語が達者なためだと思うが、英語のビデオや絵本をいやがるという。

ただ、この娘さんの場合、英会話教室に通っていて、そちらは喜んでいるということなので、まったく英語に素地がないわけではない。

日本語がしっかり確立すること自体は素晴らしいことだが、そうすると、「意味のわからない」英語のビデオ・絵本を拒否する(またはまったく関心を示さない)というのは他でも聞いたことがある。

子どもにもよるが、4~6歳ぐらいでこの壁がやってくる。以前話題になった「4歳の壁」とも少し違うこの障壁は親子英語を始める際に確かに存在する。

この時点から親子英語を始めるなら、確かにちょっと工夫が必要となるだろうと思う。

大前提としては、とにかく英語を使うことが「楽しい」と感じさせるような日々の取り組みになるべきで、いやがること・関心のないことはしない。

この状態からの教材・取り組みについて考えてみた。

1.歌って踊るビデオ系

歌と踊りが好きなら(女の子に多い印象がある)、意味がわからなくてもポップで楽しいダンス番組がよさそう。Hi-5は、「ゼロから始める英語育児1」で紹介したコンプリートセットがお得だが、5歳からだととても全部は見られないので、歌と踊りが凝縮されたこちらで。

Hi-5 Hits 7 [DVD] [Import]Hi-5 Hits 7 [DVD] [Import]


注意としては、親も一緒に見ること。そして、できれば一緒に踊り、歌うこと。発音は下手でも良い。必要であれば、予習する(^^;

ダンスシーン以外が退屈ならダンスシーンだけ繰り返してもよい。

2.ESL絵本

オールイングリッシュの素材がそのままでは難しい場合は、アプリコット出版が出している、子ども英語用のCD付絵本が良い。基本的な学習事項を抑えた構成で、しかも録音が楽しく、歌まである。たしかに割高に感じるのだが、効果抜群だと思う。

Our Sweet Home (ナレーション・巻末ソングCD付)アプリコットPicture Bookシリーズ 5Our Sweet Home (ナレーション・巻末ソングCD付)アプリコットPicture Bookシリーズ 5


Who Stole the Cookies? (ナレーション・巻末ソングCD付) アプリコットPicture Bookシリーズ 8Who Stole the Cookies? (ナレーション・巻末ソングCD付) アプリコットPicture Bookシリーズ 8


我が家にあるのはこの2つ。

こちらのリストから、気に入ったものをお子さんに選んでもらって一ヶ月に1冊ぐらいのペースで買ってみると良い。日本人の子ども向けに作られたシリーズで、日本語の解説があるのもうれしい。

付属のCDは歌部分だけでもかけ流しに使うと効果的。

3.Oxford Reading Tree

これは多少敷居が高いので、ある程度軌道に載ってから。

英会話教室に通っているのなら、多少は読める可能性があるが、年齢相応とまではいかないはず。やはり割高だが、Oxford Reading Treeに頼る必要がでてくる。私が買った頃と商品構成が変わったが、今最初に買うのは「Oxford Reading Tree Special Pack ORT トランクパック A」だろう。定価18,900円で、通販サイトenglishbooks.jpなら15%引き。アマゾンでは定価(^^;

Oxford Reading Tree Special Packs ORT Trunk Pack A (Stage 1 More First Words, Stage 1+ First Sentences, Stage 2, 3, 4 Stories Packs) 5 CD packsOxford Reading Tree Special Packs ORT Trunk Pack A (Stage 1 More First Words, Stage 1+ First Sentences, Stage 2, 3, 4 Stories Packs) 5 CD packs


高すぎる、という場合は、それぞれの個別のパックを少しずつ買って買い足していくことになる。ORTにどう反応してくれるかわからないので、こちらの方が安心かもしれない。本のみのパックもあるのでややこしいが、CD付きを買うこと!書店もしくはenglishbooks.jpさんで買える。たとえば、Stage 1+はこちら

そしておそらく一番重要なのは、親が1日30分でも英語のために時間を割いて、一緒に英語で「遊ぶ」こと。ビデオを一緒に見て踊るのでもよいし、絵本を見て、一緒に歌うのでも良い。オールイングリッシュにするということではなく、英語の何かを使って一緒に遊ぶ。

私がほとんど「英語ゼロ」の状態から進めるとしたら、子どもには「パパもこれから英語をやろう!」と宣言し、その30分は一緒に学ぶことから始めるだろう。

↓ブログ更新と親子英語のやる気のもと!クリックお願いします。
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ

2 件のコメント:

りゅうママ さんのコメント...

すごいですね~なおぱぱさんの分析。
私もたまに聞かれますが、遅すぎる?ではなく、「早く始めたほうがいいかな?」という感じで聞かれます。
すでに5,6歳になってると、答え方に困ります・・・。

早いほうが耳がいいって言うから・・といわれますが、そういう意味での「早い」はおそらく2,3歳までじゃないかな~と思うし・・。
かといって遅すぎるかと聞かれるときっとそうじゃないんだろうし・・。

自分の子供のパターンしか知らないので、アドバイスが難しいです。
大きくなってからでもコミュニケーション取れるぐらい英語力がついている子供もいれば、小さいときからやってても、単語レベルから抜けないお子さんもいますもんね。

なおぱぱ さんのコメント...

>りゅうママさん

こうした理屈っぽいことを考えるのが好きなので(^^;

5,6歳って英語学習の必要性はわからないし、かといって外国語として学ばないと身につかないし、と微妙な年齢ですよね。

耳の良さという意味ではまだまだ十分早いと思いますが、日本語を介さないで教えるのは難しいでしょうね。