何の因果か、ドラゼミと進研ゼミのチャレンジを4月号、2つともとってしまった我が家。なんとかドラゼミの4月号の添削問題も終わらせたので、両方をやってみての感想も交えつつ、2つを徹底比較してみようと思う(前回の比較記事)。
まずは重要な受講費の話から。年間を通じての総額の比較で、最初の数字は1年生のとき、次の数字は6年生のとき。
ドラゼミ:35,520円、50,520円
進研ゼミ:31,560円、58,270円
Z会(参考):47,160円、63,140円
1年生のときはドラゼミの方が少し高いが、6年生になると逆転する。いずれにせよ、さほど大きな差ではない。
やはり重要なのは教材の質だろう。
ドラゼミの場合、基本毎月ワークブックが一冊届く、それだけ。国語、算数、どちらもだいたい15回分ぐらいの量があり、毎日両方やると半月で終わる(1年生の場合)。
進研ゼミの場合、ワークブックに加え、子ども向けの雑誌とたまに付録がくる。ワークの分量は同じようなものだが、毎月、追加のドリルがあり(基本料金に入っている)、これが算国それぞれ10回分ぐらい。雑誌は子ども向けの記事で学習要素あり。
ボリュームとお得感では圧倒的に進研ゼミの勝ち。購読者数の規模が違うためだろう。
付録の雑誌は幼児向けの「こどもちゃれんじ」からの延長で、出来は良い。カラー写真を多用し、少なくとも1回は子どもと一緒に楽しめるだろう。
肝心のワークブックの内容は、というとドラゼミはワークブック自体落ち着いたデザインで、ドラえもんのキャラが所々にでてくる。進研ゼミは賑やかなデザインで子どもの関心を惹く工夫が多い。細かいところでよく考えられているな、と親が感心するほど、「おもしろさ」を狙っている。
難易度はやはりドラゼミの方が少し上を狙っている感じで、やっていてちょっと新しいことを学んでいる感触がある(特に国語)。ただ現時点でそんなの(「とおい」とか)をやらなくても、後で学校で学ぶときで良いのでは、と思わないでもない。難易度については、学年が進むにつれまた変わってくるかもしれない。
「教科書準拠」云々はたいして気にする必要がないのもわかった。進研ゼミのいう教科書準拠というのは、教科書に出てくる学習項目の順番にワークブックの構成を並べている、という程度で、教科書の勉強を進研ゼミでしましょう、ということではない。また、ドラゼミが教科書準拠ではない、というのも、教科書で並ぶ順番を無視した年間のワーク構成になっています、というだけの話。あえていえば、学校で学ぶ算数が難しくなってくる高学年では、教科書準拠じゃないと辛いかもしれない。
ドラゼミでは、図形パズルや音読などの試みが独自といえば独自。もっとも、パズルの方は簡単すぎて拍子抜け。
付録について。特に1年生のうちは進研ゼミは受講費が安いのに付録がついてくる、というのは圧倒的なお得感がある。「学習支援教具」と称して漢字ポスターが届いたり、「体験支援教具」と称してミニひまわりセットやマジックセット、科学実験セットが届いたり、というのが魅力的。まあ、この手の付録は届いて2,3日で飽きてしまうものだけれど。
親向けの雑誌も、受講者数が多い進研ゼミでは学年別なのに対し、ドラゼミでは全学年共通のもの。ドラゼミの方はどうしても内容が薄くなってしまう。が、まあこのあたりはどうでもよい家庭も多いだろうか。
ということで、一ヶ月やってみた感じでは、問題は物足りないけれど進研ゼミの方が総合的に有利といったところか。正直な話、なおがドラゼミにする、と決めた経緯がなければ、我が家も進研ゼミで良かったと思う。というか、わざわざなおに聞かなければ良かった(^^;
特に1年生のうちは学校でやっている内容が易しいので、教育熱心なご家庭ではどちらにも満足できずにその他の教材(学習塾の通信教材の場合もある)に取り組むというのもよくわかる。
だが、我が家の場合、なおにワークをやらせる理由として「これはドラゼミ(または進研ゼミ)だから」というのが理由になり得る、というのが受講の大きな理由だ。また、通信添削を提出してもらえるシールを集めるともらえるオモチャをえさにできる、というのも大きい。
さらに、次から次へと新しいドリルなりワークなりを準備するのはそうとう骨が折れる(英語ですでにやっているし)。子どもにとっても親にとっても、毎日これだけを続けてやれば良い、と決められているのは楽だ。
ということで、しばらくは(最低一年間?)ドラゼミを続けつつ、随時様子を報告しようと思う。
***
月曜日は私が仕事関係の集まり、火曜日はなおが空手、水曜日は私が職場の宴会、と夜の取り組みの時間がまったくとれていない。実は明日も飲み会(^^; まあ今週はちょっと特別だ。
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8 件のコメント:
なるほど・・・
進研ゼミの方がこの分野には小慣れている?
という感じですね(笑)
ベネッセは子ども心を掴むという点は飛び抜けてるし。
これで内容を少し濃く、多く、ってのをすれば
もう少し違った層も取り込めるのになぁ^^
付録とか見た目の鮮やかさはもういらないから
しっかりしたものをっていうならドラゼミなのかな。
でも一年生にはやっぱり?
進研ゼミに軍配があがる家庭が多そうです^^
それにしても・・・良いお値段ですね。どれも(苦笑)
あら、Z会の受講費が参考として。。んもー、そんなに気になっているなら、おためし教材でも検証してくださいよーぅ。その結果で、我が家の来年の動向が決まるじゃないですかーぁ。
と、おふざけコメントはこのくらいにして。。^^;
教科書準拠かどうかって、そのくらいの差なんですね。参考になります。改めて考えてみれば、小1の学習内容じゃ、そんなに差をつけられないですよね。
以前一度コメントさせていただいた者です。
記事とは関係ない質問で申し訳ないのですが、ご使用されてるDVDレコーダーについてなんですが、レコーダーはリージョンフリーの物をお使いですか?DVDレコーダーを買い替えようと思うのですが、海外のDVDも再生可能なオススメ機種ありましたら教えていただきたいです。宜しくお願いします。
>Cariexxxさん
分量自体は進研ゼミの方が充実しています。ドラゼミはちょっと難易度が高いところもあるんだけど、4月号で先取りして何になるの?という気もしないでもないという(^^;
ということで、ベネッセが嫌いとかDMが多すぎてイライラする、とかいう理由がなければ進研ゼミできまりでしょうね。
物足りない層にはオプション教材も用意しています。結構なお値段がするけど(^^;
>ものぐさハハさん
Z会のおためし教材、取り寄せたんですけど、たいして参考になりませんでした~(笑)
小1の教材を見せていただいたことがあります。正直、ワークの中身は大して変わらないような(小1の春だし)。ただ、親と取り組む内容が充実しているのは年長向けと共通かな。そこに魅力を感じるならよさそうです。
うちは親子の関わりが多いんだし、Z会でも良かったんでしょうね。もう少し安ければなあ(笑)
>Ellysmumさん
レコーダーは普通の日本製のものです。テレビ放送(地上波デジタル)が日本独自のシステムなので、海外製品は存在しないようです。日本の大手メーカーが作っている製品しかないので、リージョンフリーも無理だと思います。
しかも、アメリカなどではDVDレコーダー・HDDレコーダーという製品ジャンルそのものが廃れてしまっています。映像ソフトが安いので、欲しいものがあったら買う、というスタイルみたいですね。
おお!なおぱぱさんお得意の比較記事!
進研ゼミは、あのベネッセですもんね~。
ところで、なおくんが空手を習っていたとは知りませんでした~!
ご返答ありがとうございます。そうなんですね。知りませんでした。では、アメリカやイギリスから購入されてるDVDはお持ちの日本製のレコーダーでは再生出来ないということですよね?みなさんその場合、リージョンフリーのプレイヤーを別で買って海外DVD用にしようしているのでしょうか?それともパソコンやプレステで見ているのでしょうか?なおぱぱさんは海外DVDは何で再生されていますか?無知ですみません。
おためし教材、すでに確認済みだったんですね。さすがです。
親子での関わり、取り組みが多いなおぱぱさん宅では、Z会は必要ないのだと思います。関わりが希薄な我が家では、いいきっかけになってます。
>Cassisさん
私自身、子どものころチャレメ(笑)だったので、ベネッセには好意的なんです。ドラゼミを選んだけど(^^;
>Ellysmumさん
アメリカ・イギリスから輸入しているDVDは日本のレコーダーでは再生できません(イギリスはリージョンは一緒だけど信号がPALなので再生できない)。
ですのでたいていの場合、リージョンフリーのプレイヤーを別に買っていると思います。
我が家ではテレビに繋いでいるパソコンで見ています。
>ものぐさハハさん
Z会のおためしは取り寄せ済み、後東京の会で4月号の実物を見せてもらいました。
いや、我が家でもZ会良いと思うんですけど、みんなZ会の印象があるので、ちょっと違うのを試して報告してみようかな、とか。
Z会、パパさんがやる気をだしてくれているのは嬉しいですね(^^)
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