2013年4月16日火曜日

ORTを3DSで!「キッパーのえいご教室」を買ってみた

あのオックスフォード・リーディング・ツリーがゲームソフトに!ということで、多くの人が注目しているであろう、「キッパーのえいご教室」を購入したので、詳しく紹介してみようと思う。

ちなみに、なおにはレベル的にもあわないので遊ばせるつもりはなく、姪っ子3人(小6、中2、高1)に渡してみるつもりだ(決して、ブログで紹介するためだけに買ったのではない)。

よむ・きく・かく キッパーのえいご教室 Floppy's Phonics 1よむ・きく・かく キッパーのえいご教室 Floppy's Phonics 1


姪っ子たちは英語にほとんど触れたことがなかったり、英語嫌いだったり(^^;、ということで、まずは「Floppy's Phonics 1」を購入した。

まず、買ってみてわかったのは、「言語」を選べるということ。設定で英語を選ぶと、オールイングリッシュ!これで親子英語的には購買意欲がぐっと増すのではないかと思う。

「Floppy's Phonics 1」ではステージ1、1+、2が収録されていて、計42冊収録、ということになっている。ここでORTの公式ページに行って確かめたのだが、実はFloppy's Phonicsのステージ1はないはず。と思ったら、"Floppy's Phonics Sounds and Letters Book"というのがあり、そちらが収録されていた。

ゲームの中ではステージ1は"Sounds and Letters"の6冊、"Let's sing"で6冊ある。ただ、この「冊」というのは、絵本というよりはゲームでいうところの「面」のようなもの。

ステージ1の"Sounds and Letters"に含まれる6冊は、"At the Farm"、"At Home"、"Fun at School"、"Out in Town"、"At the Park"、"At the Match"となっていて、それぞれのシーンで出てくるイラスト(おそらく後のステージででてくるものの切り抜き)をクリックするとたとえば牛なら「ムー」と鳴く。そう、ステージ1ではまだアルファベットは使わないので、英語ではなく鳴き声や音(笑)

"Let's Sing"では6種類の歌が聴ける。

ステージ1+ではとうとうアルファベットがでてくる。個別のアルファベットの音をそれぞれ学べる"Sounds and Letters"が6冊(といっても、絵本ではなく、文字と音の対応を学んで練習するゲーム)、さらに絵本として発売されている"Floppy's Phonics"のステージ1+の6冊が"Fiction"として収録されているほか、"Floppy's Phonics Non-Fiction"から6冊も。

ここでとうとう絵本が収録となる。"Fiction"の6冊ではスタイルとしては3DSの2画面のうち、上の画面にイラストが表示され、下画面に文章がスクロールする形で表れる。イラストは絵本そのままではなく、キャラの切り抜きだったりするので、絵本らしさはあまりないが、文章はそのまま収録されており、もちろん音声も読み上げてくれる。上画面のイラストには虫眼鏡アイコンがでてきて、どの部分について話しているのかがわかるようになっているのがゲームチック。

なんと、"Non-Fiction"の6冊は上画面に絵本がそのまま見開きで表示され、それをめくっていくだけで音声の収録はなし。

ステージ2もほぼ同様だった。

音声は収録されているものはすべてばりばりの英国風。おそらくCDに収録されているものだ。



結局のところ、ORTにとってのドル箱であるキッパーのシリーズはそのままの形で絵本のデジタル化はされていない。ノンフィクションのシリーズはそのまま収録されているが、音声なし(^^;

"Sounds and Letters"のゲームで、それぞれのアルファベットに対応する音がインタラクティブに学べるのはとても良いと思う。

全体として、BGMや効果音も楽しく、とても「ゲーム」チック。学んでいることは結構硬派なので、少しでも楽しく、ということなのだろう。

ということで、「デジタル絵本」として考えるのではなく、子どもが楽しみながら学べるフォニックス学習ソフトとして考えるべきで、そう考えると3,000円ちょっとというのは破格だ。同等のソフトが同じ価格でiPad用に出たら万人にお勧めできる。

プレイするのに使ったゲーム機は初代3DSで画面は小さめ。ステージ2ならまだ絵本をそのままデジタル化していても文字が読めたが、ステージ4や5ではどうなるのだろう。

すでに自宅に3DSがあって子どもがゲームをたまにやる家庭、さらにORTのステージ5まで完全にマスターしているとはいえないな、というご家庭にはお勧めだ。

また、ヘビーな親子英語家庭ではなく、小学生で英会話教室に行っている、といったライトな層の場合、1から3までマスターしたらそうとうな英語力の補強になるはず。中~高学年では3DSの普及率も高いだろうし、子どもがすでにゲーム機に触れているなら気軽に買って試せるだろう。

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5 件のコメント:

macha-_- さんのコメント...

なおぱぱさんの探究心には頭が下がる思いです。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
&わかりやすい解説で参考になりました。
ありがとうございました。

masyaまま さんのコメント...

こんにちは☆

購入されたんですね(笑)

以前の記事を拝見して、私もかなり気になってました。

特にPhonicsへの取組みはまだまだなので。

ただ、現状ゲーム機がないと使用できないというのがネック(・。・;ですよね

なおぱぱ さんのコメント...

>macha-_-さん

ありがとうございます。

おそらく皆さん興味があるのは2と3ですよね。ステージ1+や2と同じ構成ではないかと思いますが、私も気になります。ちゃんと姪たちがこれで英語を学んでくれるようなら買います!

>masyaままさん

ゲーム機を子どもに渡すのがOKであれば、かなりお買い得、かつ学習効果は高いと思います。

が、5,6歳ではゲーム機は正直買いたくないですよねえ。

156musik さんのコメント...

こんにちは、初めまして
大人のやり直し英語の一環として、前から興味のあったORTをキチンとやってみようと検討中です(一応Time ChriniclesのStage11を読んで、Magic Keyの流れからもStage4から始める予定です)

私自身は3DS LLを持っていて、なおかつフォニックスのソフトが出たと言うことで、注目しているのですが……

大人がフォニックスを伴った英語発音の学習ソフトとして使えるのか、またAmazon等で音量が小さ過ぎるとのレビューを読んで、実際どうなのか、と言う点も気になります

だけど、コレクター癖があるので、最終的には買いそうですけど……(汗)


実際の所はどうなんでしょうか?

なおぱぱ さんのコメント...

>156musikさん

初めまして。
実は、今このソフトは高校一年生の姪に貸し出しています。フォニックスに基づいて個別の音を発音する練習は日本の英語教育ではやらないので、かなり良いと思いますよ!

音量は、ヘッドフォンを使って試したということもあって、別に小さいとは感じませんでした。