2013年9月6日金曜日

ワークブックの役割:我が家の場合

りゅうママさんの「ワークと英語力」という記事を読んで、ちょっと考えたことを書いておこうと思う。

我が家の場合、ワークを本格的に始めたのは、年長さんの後半、6歳半の頃だった。

それまではなんどか記事に書いているが、狂想曲という感じ(これとかこれ)で、すごく喜んでやってくれるものがあるかと思うと、まったく進まなくなったり、ととにかくムラがあった。

ちょうど一年ぐらい前から、なるべく習慣化しよう、と夜寝る前に英語のワークを1枚やらせている。

本人はこれが嫌で、歯磨きとお風呂が終わらない限り、絶対にやろうとしない。もっともワークのタイプによって差が大きくて、パズルチックなものや書く部分が少ないもの(ScholasticのReading Comprehensionとか)は気軽に取り組むが、書く部分が多いもの(SpectrumのWriting)はかなーり嫌がる。

ちなみに年長の後半の家庭学習はこの英語のワークだけだった。目的は、まずは学習習慣をつけるということ、そして運筆をしっかりさせることだ。

現在は、運筆はもう大丈夫だと思われるので、目的は「英語を書くことに慣れる」こと、そして「英語の質問に英語で答える」ことへと変わっている。

さて、肝心の英語力だが、ワークで英語力を鍛えることができた、といえるだろうか。

今までやってきた英語ワークは、散発的にやったものを除くと、SpectrumのPhonics G1(サタデーの宿題でとばしとばしで半分ほど)、Spectrum Language Arts G1 (Little Critter版)、Evan-Moor Grammar & Punctuation G1(とばしとばしで半分ほど)、 ScholasticのSuccess with Reading Comprehension(もう少し残っている)などだ。

フォニックスに関しては、G1レベルのフォニックスは今までいろいろな形でやってきたので、その復習という側面が強い。基本的に知らない知識はなかったはずだが、知識の定着という意味ではよかったと思う。

文法(Language ArtsとGrammar & Punctuation)は、どちらかというと1年生の段階で知っておかなくてはならない文法事項は何か、について親が知ることができたのが大きい。現段階では、句読点と大文字・小文字の使い分けの基礎だけやっておけばいいことがわかった。

マンゴーさんにアドバイスをいただいたが、このあたりは学年が上がってから始めれば一瞬でマスターできることを、低学年でやろうとすると大変だったりする。

読解力に関しては、G1の問題の場合、問いに対する答えがわからないことはほぼないので、ワークをやることによって読解力が増えた、という気はしない。

語彙力に関しても同様で、知っていても書けない単語が多いのだが、その後何度も書いて練習するということをさせていないので、特に語彙力が増した、ということはないだろう。

では、リーディングのワークは不要かというとそうでもなくて、文章を読んで問題に答えるスタイルのワークでは、質問文を読んでその意味を理解し、答えを探す、という一連のプロセスが良いインプットになる、ということがわかった。

これらはあくまで直接的な効果だが、ワークをやることによる間接的な効果もある。

親子英語では、親との限られた英語でのやりとりを補うためにも、ワークなどを通じて幅広い英語の文章に触れる必要がでてくる。スカイプのレッスンでも、時間と相手が限られているが故に同様のことが言える。

どんなワークをやるべきか、というのは子どもの年齢と個性、英語力の得意・不得意によるので、なんともいえない。

まず基本としてフォニックスは押さえておくべきだ。学年相当のものができていれば十分。先取りできる能力が子どもにあるなら、それも良いだろう。

その上で、語彙が少なかったり、読む力が不足している場合はリーディングのワークが役立つ。Scholasticのワークはかなり楽しくできる。英語の問いに英語で答える、というスタイルにも慣れることができる。

うちの子のように、大文字・小文字の使い分けからしてさっぱりできない状態ではLanguage Artsのワークが役立つはず。最終的に壁となって立ち塞がるライティングの対策を小さいときからやっておこう、という考えの人もいるだろう。

***

ちなみに、我が家ではSpectrum WritingとScholasticのReadingの残り少しを終わらせようとしているところだ。

どちらももうすぐ終わるので、秋からはG2相当ということで、G2のワークに移ろうと思う。

サタデーでもらってくるテキストがSpectrum Phonicsだろうと思うので、その宿題をこなしつつ、Language Arts、Writing、Readingといったあたりをまんべんなく進めていくつもりだ。基本は、アメリカの書店で買ってきたComplete Curriculumを使い、一部は別の教材で補おう。

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4 件のコメント:

Yuzyママ さんのコメント...

今回も興味深い記事、ありがとうございます。なおくんが、本格的にワークを始めたのは年長さんだったんですね。我が家もワークに対する位置付けを今後どのようにしていくか悩んでいるところでした。

やはり新たな知識を吸収というより、復習/確認といった位置付けで使用する方が効果的なのかもしれないですね。無理のない範囲で、その時期が来たら、我が家も本格的に投入してみようかと思います。

なおぱぱ さんのコメント...

>Yuzyママさん

年長さんまでは、あくまで運筆練習としての遊びで良いと思います。楽しいワークを渡したら三日で終わらせちゃった、みたいなこともありました(^^;

もちろん、語彙を増やすワークやサイエンス系のワークを使って知識を吸収という手もあります。各家庭のニーズに合わせて、という感じでしょうか。子どもによって必要とするものが違うので。

色々試すうちにペースがつかめてくると思います(^^)。

ぴゅえる さんのコメント...

タイムリーでとても興味深いお話でした。
どうしても英語を学ぶためのワークは娘が楽しそうではないのでどうしたものかと考えていました。

行き詰っていたLanguage Artsのことや、マンゴーさんのアドバイスとても参考になりました。

ゆっくりのんびり頑張ります。

いつも参考になるお話ありがとうございます。

なおぱぱ さんのコメント...

>ぴゅえるさん

ちょうどぴゅえるさんの記事もワークでしたね!

小学校1,2年生までは、あくまでレッスンや会話のペース作り、ネタ作りで使うぐらいでいいのかな、と思います。

ちょっと先に進んでおられるマンゴーさんのアドバイスもとても参考になりますよね。ありがたいかぎりです。