が、まだ言語に対して柔軟な時期に第2外国語を教え始めたら、どれぐらい吸収してくれるのだろう、という純粋な好奇心から、なおにも触らせている。またなお自身も私がやっているとやりたがる(邪魔をしてきてウザい)。
我が家でのフランス語は、完全に言語の確立した小学生から始めて、さらに親である自分がまったく喋れない、という条件の下で、非常に苦しい。
この条件だと、子どもに外国語を教えるのは難しいというのを本当に痛感している。
そもそも、子どもは大人ほど抽象的思考力があるわけではなく、大人のように「やらなくては」という動機付けも乏しい。
親子英語では英文法を教えるのではなく、大量のインプット(最初は主に耳から)をすることによって、自然と文法の回路が形成されるのを待つ(母国語方式とも言われる)。だから、抽象的思考力も動機付けも要らない。
だが、一般的なやりかたで外国語を学ぼう、という場合、つまり単語や文法をレッスンを通じて学んでいくと、なかなかに辛い。
まず、文法が壁だ。
女性動詞と男性動詞の違いとか、フランス語にはややこしい話がたくさんある。ロゼッタストーンではこれらは文法として説明されるのではなく、パターンを何度も見せられてそれで推測していかないといけない。
こうなるとなおには厳しい。
期待していた発音も、リピートするのがかなり下手くそだ。長くて複雑な単語が長い間正確に言えなかったのを思い出してしまう。どう考えても、私の方が発音がうまい…。
もちろん、私は11月末に開始してからもう2ヶ月半続けているのだし、大昔にちょっと取った杵柄もある。なおが始めたのは一ヶ月ほど前で、本当にたま~に思い出したときに私からパソコンを奪って5分ぐらいやるだけなので、圧倒的に時間が足りないというのもある。
が、なおに語学のセンスはない。将来、親子英語をやっておいて本当によかったと感じるときが来るかもしれない。
本当は、こんな風に大人が学ぶように学ぶのではなく、フランス語も親子英語方式で、語りかけ+かけながし+絵本でいきたいところだが、親子英語方式は負担は少ないが、時間がかかる。さすがに小学生になった現在、第2外国語につかう時間はほとんどない。
とりあえず、なおには「外国語」を学ぶには何が必要なのか、というあたりを感じとってほしい。
*
そう考えると、小学校で英語を始めて週に1回の英会話教室で英語を学びましょう、というのは本当に大変だなと思う。
6年生までやって、英語に慣れ親しんで終わってしまった、というだけ、というケースをときどき聞くが、それもうなづける敷居の高さだ。
できれば、raz-kids.comやstarfall.comみたいにオンラインで多くのフランス語絵本が見られるサービスがあればいいのだが。いや、あるのだろうが、私自身がフランス語がほとんどできないので、見つけられない。
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7 件のコメント:
初めまして、トラノオと申します。
Blogいつも参考にさせていただいてます。
携帯からなので改行がおかしくて、すみません。
私は小学校~高校まで、学校で仏語を勉強しました。
(日本の学校です)
中学校は英語の授業数の方が多かったのですが、
高校では仏語を選択した(大学受験も仏語)ので、
9対1くらいで仏語漬けでした。
で、どうなったか。
英語は全然ダメで、仏語はそこそこという感じです^^;
英語選択者の友人は、仏語が残念な感じです。
やはり語学は継続と学習時間が肝なのかもしれませんね。
男性形と女性形に関しては、小学生の頃は、
あまり意識していませんでしたよ。
冠詞ごと、丸ごと一つの単語として覚え、
男性形と女性形について詳しい説明を受けたのは、
中学生になってからです。
今でも仏語は好きですし、主人の仕事を通して
フランスとは多少の繋がりはありますが、
自分の子どもに仏語は教えていません。
親子で英語を勉強中です。
今後も参考にさせてください。
長々と自分語り、すみませんでした^^;
>トラノオさん
コメントありがとうございます。
外国語を2つとなると、やはり両方は難しいのですね。経験者の方の言葉は重い!
名詞は冠詞ごと丸ごと覚える方がよいのですね。形容詞や動詞の形まで変わっちゃう(発音も)ので、そこまで丸暗記させるには相当時間をかけないといけないのかな、と感じます。
フランス語は私の趣味として、無理せず遊びながらやっていこうと思います。
とても参考になりました。ありがとうございます。
なおくんがロゼッタストーンをやっているというのが、本当にすごいです! うちはやっぱりやりたがりませんね~^^;
ですが、音声を聞く分にはわりとしっかり聞いているし、私が教えると嬉しそうにリピートしたりロールプレイしたりするので、そこそこ会話は進んでいる感じです。自分の言いたいことで分からない単語はすべて英語に置き換えて、それでも会話を進めようとしたり。それがいいのか悪いのかは微妙なところですが^^; ただやっぱり「口から出したい」「話したい」という欲求が強いと進むのも早いな、と実感します。そういう意味では、ロゼッタストーンのように会話に重点を置いた学習方法は効果的ですね。
トラノオさんのアドバイス、私もとても参考になりました。ありがとうございます。(仏語ではないのですが)うちの子も、名詞の性はあえて教えずにいますが、冠詞ごと覚えてしまっています。それが覚えられるというその記憶力が、大人は羨ましくて仕方ありません!
なおぱぱさん、フランスで代表的な子ども番組や国民的キャラクター、そこら辺りから攻めると、いいものが見つかるかも! うちはそれで絵本やDVD, Podcastまでひとおおり揃いそうです~。Podcastなんて全然分からないんですが、見ていて楽しいのでそれだけで価値アリです^^
小学生に語学が難しい、って、私も自分が教室してたときよく思ってました。
ほんと、発音とか、聞いただけでどんどん吸収するには遅いし、かといって文法を説明してもいまいち????って感じで手応えなく(^^;)(;^^)
いっそ文法をしっかり理解できる歳に始めればいいのかなって思ったりもしました。
でも英語好きな子供には、なるかな?それが英語がいずれ得意になるかもしれないし、小学生から習うのが無意味とは思わなかったんですが、話すまでは絶対無理、とは保護者の方にも最初に伝えるようにしてました。
語りかけ、かけながし、絵本、とかも小学生から始めると小さい頃と同じような効果はないかもしれないですね(;A´▽`A
>マンゴーさん
単に私に負けたくないだけでやっている感じです(^^;
なおがやるときは2人羽織状態で、発音がどうしても認識されないときは私が言ってやったり、とサポートしまくっています。
片言でも英語混じりでも、ドイツ語での会話の練習に参加してくれるのはいいと思います!多少ブロークンでもどんどん話す、というのが上達への早道ではないかと。
名詞の性は他の品詞と組み合わせたときも「なぜだかわからないけどこうなる」と自然に感じられるぐらいにならないといけないのでしょうね。
フランスの子ども向けテレビ・キャラクター、何があるかな?「ちいさなおばけ」、「バーバパパ」あたりが思いつきますが、ちょっと古いな~。
ときどきフランス語ネタを書いて、情報提供を期待することにします。
>りゅうママさん
英会話教室に来るお子さんもいろいろですものね。
文法をしっかり理解して教科として勉強し始めることができるのはたぶん小学生高学年、でもそれじゃ英語が好きにならないでしょうしね。
語りかけ、かけながし、絵本・ビデオの親子英語3種の神器も、小学生にいきなりでは難しいですよね。
そういう意味では、小学生から始めてしっかり成果をあげておられる方はほんと凄いなと思います。
たまたまフランス人の友人と連絡をとる機会があったので starfall みたいなフランス語サイトがないか聞いてみました。
www.bonjourdefrance.com
www.francaisfacile.com
www.lepointdufle.net
見てみましたが私ではよくわかりません。。
よろしければどうぞ~。
>あきまささん
わざわざどうもありがとうございます!すごい貴重な情報です。
みんな試してみます~。
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