ドラゼミを始めて1年ほど経ったので、ここら辺で簡単な感想をまとめておこう。
通信教育の教材というのは月謝が結構するので、別に問題集を使えばいいじゃないか、という意見もあると思う。月3,000円もあれば、問題集がいくらでも買えてしまう。
ただ、何冊も問題集を選んで買うのは大変だし、きちんと体系的&網羅的にその学年の学習内容を押さえられるか、というところが、通信教育をするかどうかのひとつの分かれ道だ。
また、報奨システムのような、動機付けのための仕組みが結構あるので、勉強させるのに苦労している家庭には助かる。
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我が家では、何よりもなおがドラえもん信者であること(まあそれを言ったら両親ともそうだが)、そして1年生4月号の教材が良かったことからドラゼミにして、一年無事続けられた。
朝、学校に行く前の15分ぐらいをドラゼミの時間にしているのだが、最初の頃は特に取りかかるまでに渋ってしかたなかった。
結局、この時間になったらドラゼミを始める、という時間をはっきりさせ、一ヶ月ドラゼミをやることによるご褒美を設定し(ドラえもんコミック1冊)、と細かい工夫を重ね、さらになおも成長してきたことにより、ようやく割とスムーズに勉強できるようになった。
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我が家では、ドラゼミも含めた家庭学習は、学習習慣をつけるのが一番の目的なので、ひとつひとつの問題に正解を出せるようにする、というトレーニングを行わない。
もちろん、間違いは指摘する。だいたいは自分で直そうとするし(こちらが正しい答えを言うと怒る)、自分でわからなければ答えを教えてやっておしまい。
字も汚いし、間違えても綺麗に消さないが、そのあたりは大目に見る。
自分で「できる」という感覚をもってもらいたい。
漢字にせよ計算にせよ、学校の授業中、そして宿題で繰り返し練習をすることになるので、それは学校に任せてある。
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国語・算数も、英語も、基本的には親が教えるのを拒否し、自分で解けるというのにこだわる。間違いを指摘しても怒るので非常にやりづらいのだが、決められた時間に与えられた課題をやる分には、好きなようにやらせてやろうと思う。
そうすると難しいのが、学校で学んでいないことがでてきた場合。
一年生のうちは、漢字がそう。
もちろん学年で習う漢字は全部一緒だけれど、その順番が違うため、学校で習っていないのにドラゼミででてくる。
すると、対して練習しないのでいきなり書けるようになるはずがない(そんなに才能のある方じゃない)。そういうときは、漢字の本を自由に見させて、ワークをさせる。さらには、漢字の本を拡大コピーしてリビングの壁に貼ってみた。
我が家で愛用しているのはこちらのシリーズ。かわいらしいイラストが楽しいようだ。
漢字の本 小学2年生 (下村式 となえておぼえる 漢字の本 新版)
算数の方は、一年生のうちはあまり新しいことを学ばないため、漢字のような問題は起こらなかった。中~高学年になったらそうはいかないかもしれない。
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なおにとって、今のところドラゼミがぎりぎり教わらないでできるレベルで、そういう意味ではちょうど良かったと思う。
私自身が受験生だった頃も、できる問題が中心の問題集しか解かず、悩まないと解けないような難問は放置していたので、やはりこれは血かもしれない。
勉強は成功体験の積み重ねであるべきだ、と思うので、我が家ではこの路線で行こう。
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2 件のコメント:
ちょっと難しい(あとちょっとでできる)問題を繰り返して練習することによって学力をあげていくのかと思い込んでいましたが、できる問題を繰り返しすることでも力はついていくんですね!なんだか目からうろことでもいいますか…まったく考えなかった方法です。(え?今さら?ww)
「勉強が嫌い」と言う子の話を聞くたび、その多くは勉強における成功体験が極端に少ない子たちだなという印象を受けるので、『勉強は成功体験の積み重ねであるべき』というのはものすごく納得できる考え方です。
>ユメさん
四年生ぐらいになったらまたやり方を変えるかも、とは思いますが、とりあえず今はのんびり行こうと思います。
我が家は、10問あったら1問は「ちょっと難しい」問題で、後9問は「(たぶん)できる」問題でいいんじゃないかな、というスタンスです。
国語・英語の場合、新しい文章に触れて解答を考えるだけで良いと思っています。
算数の場合も、出来る問題を繰り返すことによって、訓練になるし、理解も深まるのかな、と。
ただ、計算を繰り返したりさせると、退屈でいやがるので、日々試行錯誤しています(^^;
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