携帯電話とナビの話

私はWindows Mobileの頃からスマホを使っていたほどガジェット好きなので、iPhone 3GからiPhoneに乗り換え、ずっと使ってきたが、日本ではiPhone 5に切り替わったところでiPhoneの新機種を買うのを止めた。

理由は、高騰するパケット代！

3GのiPhoneではデータ通信をオフにしてパケットの使用量を抑えれば、パケット定額が最低の1,024円で済んだ。データ通信をオフにするのは、WiMaxのモバイル回線を別に使っていたからこその荒技だ。

だが、4Gからは2,048円と倍額になったし、iPhone6世代からは二段階制が廃止される予定らしい（ユーザーの反発があって受付が延期になったようだが）。

現在の一般的な月額使用料は7千円というところらしい。そもそも通話すらほとんどしないライトユーザーの私の場合、ガラケーだと毎月千円程度しか払っていなかったので、差額は2年間にすると14万円超！

本来６～８万円するiPhoneの新機種を手に入れて、かつどこでもインターネットが使えるのだから決して高くない、という見方もあるのかもしれないが、個人的な感想としてはiPhoneの最新機種をもっていることにそれだけの価値を見いだせない。

ということで、今はdocomoの通話のみの契約にし、データ回線は別に契約している（モバイルルータを利用）。

ここで一般的に問題となるのが携帯メールの存在だ。

ガラケーからスマホに切り替えてもいわゆる携帯メール（キャリアメール）を使っている人がほとんどだと思うが、この携帯メールはデータ回線をオフにしていると使うことができない。

そこで、私は思いきって携帯メールを使うのを止め、家族・友人に告知した。代わりに使うのは、SMS、つまり電話番号だけで送るメッセージだ。昔は別のキャリアを使っている人にはこのSMSを送ることができなかったのだが、3年ほど前から可能になった。

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アメリカでは短期間ということもあって、安価なスマホもどきのプリペイド携帯を使ってきた。ライフラインとして、使う使わないではなく、もっていることに意義がある回線で、携帯を触って何かするということはない。必要があればネット経由でメールを送れば良い。

ところが、あることがきっかけで、どこのキャリアでも使える、いわゆるSIMフリー携帯を新しく購入することになった。

きっけは、レンタカーの契約更新。

最初は、やはり必要だろうということでナビ（こちらではGPSと呼ばれる）付きにしてみた。すると、ナビがついている車になるのではなく、ナビは外付け。

そして、こちらで生活し始めてみると、そもそも安い外付けナビだったら、電器屋で100ドル＋アルファぐらいで売っていることを知った。レンタルで借りるより安い。

さらに！私は日本では車を運転しないのだけれど、知人の車に乗ったとき、iPhoneとGoogle Mapで見事にナビの代わりとして使っているのを見たのを思い出した。

どうせなら、ナビ専用機を買うよりはスマホではどうだろうか、と考えてリサーチした結果、Amazonでこれを購入した。2年ほど前に発売された型落ちのスマホで、画面サイズが４インチ。日本だと売れ残りで1円携帯となるグレードだろうか（実際にはパケット定額の費用が大きいが）。SIMフリーなので、別のキャリアと契約して、そちらのSIMを差しても使える。



購入したのはたった一ヶ月前だけれど、今はちょっと画面が大きめ、かつより新しいものがほぼ同じ値段で買える。


Google Mapのナビ機能はそれなりだけれど、ネットに繋いでいないと使えない。こちらではモバイルデータ回線をもっていないし、結構広い距離を走り回るので電波が届かないところなどもあり（山間部とか）、ネットに頼るのは怖い。

そのため、マップデータをダウンロードしておいてオフラインでもナビとして使えるアプリを購入。いくつかあるが、私が購入したアプリはSygicというもの。

さらにダッシュボードに固定するホルダーやらシガレットソケットから給電するケーブルやらを購入して色々と高くついたが、それでも専用機をレンタルするよりは安い。

実際に使い始めてみると、さすがに専用機に比べると精度が落ちるが、実用上ほぼ問題ないレベルだ。

アプリは、今はKindleだけ入れて、移動中の待ち時間になおに電子書籍を読ませている。

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