以前書いた「学力が高い子が育つ家庭環境」という記事への関心が高かったようなので、同じ報告書から、今度は学力そのものではなく、学習意欲についての結果を拾ってみよう。
学習意欲を引き出すような家庭環境というのはどんなものだろうか。
学力そのものとは少し違う結果がでているのが面白い。
まず、読書に関連した活動は学力と同様に効果が高い。だから、絵本を読み聞かせたり、本を読むように薦めたり、本の感想を話し合ったり、図書館に一緒に行ったりすると勉強に前向きな子どもになりやすい。
さらに、きちんとした生活習慣も読書と同じぐらい重要。これは学力にはあまり関係なかったところだ。
朝ご飯をしっかり食べることから始まり、同じ時間に起床・就寝するとかが大切。
そして!何よりも、親子の信頼関係・コミュニケーションが大切という結果が。これも学習意欲ならでは。
ここに含まれるのは、学校での話を聞いたり、勉強のこと、将来のこと、友だちのこと、社会・ニュースのこと、心配事や悩み事のこと。
こうした親子での会話がしっかりできている家庭ほど、子どもが勉強に意欲的になりやすい。
一方で、学力のときと同様、「勉強しなさい」と叱るだけでは逆効果。本当にマイナスの効果がある。
個人的には、小6の段階で学力が高いのももちろん大切だけれど、その後の学校生活で、前向きに勉学に取り組んでいけるような素地はもっと大切だと思う。
親子の会話などは、低学年~中学年のうちはどこでもしっかりしていると思うのだけれど、高学年になるにしたがって、つい忙しさに紛れて、そして子どもの自立と反抗期もあって減っていってしまうような気がするので、気をつけておこう。
2 件のコメント:
前回の記事では、学力に影響の弱い部分しか自信を持ってやってますと言えない結果だったので
頭の中でチーンと音が聞こえた気がしたのですが、勉強に意欲的な子が育つ家庭環境にはちょっといけそうな気が!さっきタイミングよく娘から学校の話を聞くのはおもしろいなあと思ったところでした^^
ついつい、ガミガミ言っちゃうので反省しないとです^^;
親子の信頼関係大切に築いていきたいものです。
>cottonさん
すぐに育ってしまう子どもたち。親子英語関係で出会う保護者のみなさん、英語&教育を重視しながらも、一日一日を本当に大切にしながら過ごしておられるのを感じます。
子どもの生活に興味を持てば、自然とコミュニケーションは増えますよね。
親子英語がらみの保護者としては、「勉強しなさい」と唱えるだけでは駄目、というのが注意でしょうか(^^;
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