2015年12月3日木曜日

多読への道 Part 1: Leveled Readerを使う

前回までは、3歳ぐらいまでは読み聞かせを基本に、アルファベットを覚えて、アブクド読みと呼ばれるフォニックスの基本をDVDなどを通じて、緩やかに覚えていこう、という話だった。

今回は過去記事「我が家での読みの取り組みその2」を参考に、読み聞かせを毎日の取り組みの中心に据えつつ、読みに繋がる方略について考えていこう。

まず、英語の絵本の場合、幼稚園児を対象としたほとんどの絵本は自力読みではなく、読み聞かせを想定して作られている、というのが盲点。

フォニックスとサイトワードを組み合わせていく必要がある英語は、ひらがなが読めれば絵本が読めてしまう日本語よりも導入が難しいからかもしれない。

我が家で良く買っていた8インチ四方の判型のキャラクター絵本がその典型で、文字が小さめだし、語彙も多めだ。子どもが知らないような単語は使われていないが、知っているのと読めるのは別。

子どもが自分で読むことを考えて作られている絵本は"Leveled Reader"と呼ばれて、たいてい分かるように名前がついている。"Ready-To-Read"、"I CAN READ"、"STEP INTO READING"、Disney Reading Adventures"、"World of Reading"、"Brand-New-Readers"などなど。

こうしたシリーズはレベル分けがしてある。Disney Reading Adventureの場合、レベル1とプレ・レベル1がある。

どれも16ページのペラペラの本が10冊入っていて、お得なお値段だ。我が家では似たような感じのドーラやスパイダーマンのセットを使った。

こうしたセット本は、たいてい1冊1冊はしょーもない感じなのだが(値段的にもそんなもの)、毎日のように新しいものを出したい、というときに助かる。

Reading Adventures Cars level 1 Boxed SetReading Adventures Cars level 1 Boxed Set


Reading Adventures Sofia the First Level Pre-1 Boxed SetReading Adventures Sofia the First Level Pre-1 Boxed Set


Adventures in Reading Disney Princess Level 1 Boxed Set (Reading Adventures)Adventures in Reading Disney Princess Level 1 Boxed Set (Reading Adventures)


自力読みを想定した絵本でも、我が家では必ず最初は読み聞かせていた。

我が家でのヒットは、"Piggy and Dad Play"。キャッキャと喜ぶなおに読み聞かせたのが良い思い出だ。

また、読めるかどうかのテストのようなことは一切しなかった。絵本の読み聞かせは、あくまでも子どもと自分が楽しむため。

なおの場合は、4歳ぐらいになってきたら、読み聞かせた後ひとりで絵本を開きながらぶつぶつ言っていることがあったり、初見の絵本を自力で読もう、と挑戦したりすることもあった。とはいえ、いつもではなかったし、全部読めた、ということではない。

自力読み向けの絵本は、簡単な単語、表現、短い文章になっているので、あまり面白くないことが多いし、表現として学べることは少ないのだが、自分で!と挑戦しやすいのがよい。

親子英語の超定番、Oxford Reading Treeも自力読みを想定した絵本だと考えるとわかりやすい。我が家では、他の絵本と同様、最初は読み聞かせ(+CDのかけ流し)で使った。

読み聞かせをするとき、声に出している単語を親が指で指しながら読んであげる、というやり方もある。我が家でもたまにやっていたと思う。子どもが嫌がらないなら悪くないと思う。

繰り返し読み聞かせたり、音源をかけ流したりすると、子どもが覚えてしまって、文字を読むのではなく暗唱になってしまうこともある。それはそれでかまわない。



ここでの目標は、ゆっくりとサイトワードに慣れること。

自力読み向けの絵本と読み聞かせ向けの絵本は、それぞれに良さがあるのでどちらかだけではなく、両方揃えたい。

にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

0 件のコメント: