親子英語ブログではあるけれど、実は読者の方々には中学受験を意識している・予定している方も結構いるようで、最近は中学受験絡みの記事の方が閲覧数が良かったりする(^^;
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私は一応、教える側に身を置いたこともある(個人指導の塾だったり、家庭教師だったり)が、そんなに多くのケースを見たわけでもなく、しかも昔の話で最近の事情はあまりわからない。
教えていたのは主に算数で、中学受験の算数の特殊性については理解している。
なおの算数を見ていて、現在のところは困っているわけではないが(模試などを受けて成績が出てくるわけではないから)、Kindle Unlimitedでなお向けの日本語の児童書を探していたときにこんな本が引っかかったので、読んでみた。
中学受験、算数の成績が上がらない理由 (impress QuickBooks)
これは元の出版社はインプレスだが、「クイックブックス」なる電子書籍向けのレーベルで、普通の本の数分の1の量しかない。普通の流通に乗るような本ではない。
作者は元大手塾の算数担当講師、現在は家庭教師派遣サービスを運営しているとのこと。
中学受験は小学校で学ぶ「算数」ではなく中学以降で学ぶ「数学」でもない特殊な学問である、というところから始まり、中学受験での算数の重要性についての説明から始まる。
全体を通して、目新しいことはないが、外れたこともなく、的を射ている。分量が少ないこともあり、軽く読んで、参考にする程度。
面白かったのは、伸びないパターンのひとつとして、字が汚く途中式を書かないという事例があったこと。これはなおに普段から口を酸っぱくして言っていることなので、ほらどうだ!と本を(実際にはiPadを)見せてやった。
「これパパが書いた本じゃないの?」などと憎まれ口を叩いていたが、こうして第3者の意見をはっきり見せられると、説得力がある。
親子の関係はどうしても甘えが生じるので、外からのアドバイスは役立つ。
ちなみにこの本、まともに買うと短いのに680円もするので、読み放題のついでに読むぐらいがちょうどいい。
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