2009年10月26日月曜日

「親子英語」を振り回す必要があるのか

うちでは、ワールドワイドキッズという(相対的には安めだけれど絶対的には高額の)幼児英語教材をとっていて、その他(父親の小遣いからではあるけれども)様々な英語絵本・DVDを買っているので、「親子英語」をやっているのだと思う(ブログのタイトルにもそうあるし)。

でも、それって、たとえばピアノやバレエ、水泳をやっている家庭とどこが違うのだろうか。

究極には、今英語育児に払っているお金は、今楽しむために使っている金額で、そういう意味では投資ではなくて娯楽だ。もちろん、「将来、英語がぺらぺらになるかも。うふふ。」という期待はなきにしもあらずで、宝くじを買うかのように、今は「期待がもてること」を楽しんでいる。

大上段に「親子英語」を振りかざさなくても、親子の楽しみの一つとして取り組みを続けている。

というようなことを考えたのは、ゆうくさんのブログ、「いつもORT♪~the key's glowing!~」で「【『英語育児』はいかがなものか!】を読んで」という記事を読んだから。紹介されているブログの記事はあえてリンクを貼らないけれど、「悲惨な話です・・・ こどもたちが苦しんでいるようです・・・」という文章で始まる。もともとは「くたばれ! 英語育児」というタイトルの記事だったらしい。

私は、「絵本原理主義」と呼んでいるのだけれど、絵本で情操教育、絵本で親子のスキンシップ、と絵本の絶対的効用を謳う人たちがいる。幼児の英語教育でもそんな考え方の人がいて、彼らにしてみれば、英語絵本をCDの朗読で聞くなんて、虐待にもほどがある、ということらしい(『苦しんで』いるわけだから)。

CDにはたしかにCDなりの欠点があって、一定のペースで進んでしまい、自由に戻れないのは確かに困る。でも、その代わりに音源がかかっていないときも、なおはゆっくりと自分の好みでページをめくったり戻したりして楽しんでいるから、それでよしとしよう。

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6 件のコメント:

ケイ さんのコメント...

「絵本原理主義」!!
噴いちゃいましたよーーー!!

「絵本の読み聞かせ」は親子にとって楽しい時間だけれど
CDを目の仇にすることないですよねぇ。
親しんでいる絵本の音源を聴くのは
子供にとっても楽しいと思います。

なおぱぱ さんのコメント...

好きな絵本の音源を聞いて子どもが楽しんでいる、というのは、見ていてわかりますよね!

いろいろな楽しみ方があるから、バランスをとるのが重要だと思います。

言葉の発達が遅かったら「絵本を読み聞かせてないんじゃない」とか、絵本を読み聞かせれば優しい子に育つ、とか、万能薬のように捉える人がいますが、単なる幻想だと思ってます。

sa-chi21 さんのコメント...

>宝くじを買うかのように、今は「期待がもてること」を楽しんでいる。

この表現が笑えます。

結局は極端さがマズいわけなんでしょうね。このメールの方も自己の成功体験だけが正しくて他は×といったある意味極端さがあると感じちゃいました。

そういえば絵本の読み聞かせも「極端」になるとこういうことがおこっているんじゃないかと仮説を唱える記事がありました

http://blog.goo.ne.jp/nijiirokyouiku3/e/55d5e8e40ad2493a700efed3c5e91625

目の前で起こっている現象を視覚的にまずはじっと観察すること。これが何をあらわしているのだろうか??と想像すること。

情報を本やネットで仕入れた場合はその文字になっていない背景の情報を想像しながら読むこと。(つまりよく言われる行間を読む技術)
ある特定の情報だけを鵜呑みにしないこと。多面的に物事を捉えること。


たぶん、極端なことをやってしまう親御さんは「目で見てわかる成果」を追い求めるあまりに、こういうことができないのかな??

なんでも○×で白黒はっきり判断しちゃうとこわいですよね。答はひとつじゃないのに・・・(;;)

なおぱぱ さんのコメント...

>sa-chi21さん

特にネットで仕入れた情報は体験談など、あまりあてにならないものが多いので(まあ、単行本や新聞記事でもひどいものはひどいけど)、自分なりに取捨選択しないと危ないですよね。

「答はひとつじゃない」、ほんとそう思います。

ゆうく さんのコメント...

今日、やっとアクセスできました!(^^;)(相変わらず主人のPCからデス)問題のメールの方に対して色々書くつもりはないのですが、あのブログ上では「絶対意見」のように取り上げられていたのが気にかかり・・・(苦笑)
極端な例は別として…。絵本CDは読み聞かせのサポート、または子供の楽しみとして容認してほしいと思います。これは一個人の願いです(涙)かけ流しが絵本読みを促す場合もありますし。(CD聞いて「どうしてこの絵本はうちにないの?読んでみたいのに」とか)
もちろん読み聞かせの大切さを十分承知の上での意見です。

なおぱぱ さんのコメント...

>ゆうくさん

うちのブログが見られない件では、毎度ご迷惑をおかけしています(^^;

私も、読み聞かせは大切だ、とか、英語のためではなく、楽しむために絵本を読むのだ、とか基本的なところはほぼ同感なのです。が、あくまで考え方の一つであり、やりかたのバリエーションは人それぞれではないかと思います。

紹介されていたブログの著者は有名な先生のようですが、幼児の英語教育の専門家ではないようですし、あまり意見に振り回される必要もないと思います。

専門家ですら、意見が分かれることは多々あるものです。