2009年12月16日水曜日

英語というのはすぐ忘れてしまうからこそ、活性化が重要

今回は、実体験に基づいた記録というよりは、思想というか、私の親子英語の方針のようなものになる。

幼児期に高額英語教材を購入して、しばらくは頑張って使ってみたものの、その後お蔵入りというパターンは、教材の販売会社が数字を公表できないぐらいに多いに違いない。

そして、言葉というのはすぐ忘れる。ちょっと親子英語でかじったぐらいなら、半年も放置すれば、ゼロになるだろう。「幼児期に身につけた発音や耳は中学生になって英語を勉強しはじめれば戻ってくる」という願望めいた信念も一部にあるようだけれど、そんな証拠、どこにもない(たぶん)。

それでも、親子英語をやるというなら、それなりの覚悟がないといけない。まず、少なくとも中学校に入ってまともに英語を学び始めるまで続ける覚悟。まあ、中学生ともなると(小学校高学年から?)親のやらせたいことをやってくれなくなるだろうが、それぐらいまでは続けないと、今まで費やした苦労もお金も時間も水の泡だと思う。

では、特に小学校に入学した後、限られた時間で効率良く英語を伸ばす、ないし維持するにはどうしたら良いのだろう。それは1にも2にも英語に触れること(できれば使うこと)しかない。言葉というのは、知っている単語なら耳から入ってくるだけでそれをほぼ自動的に認識する(してしまう)から、一定量の英語に触れることで語彙や文法がリフレッシュされる。

英語への接触による英語力の維持は様々なところで言われているけれど、あまり注意が払われていないかな、と思うのは接触する英語の幅の広さ。ある英単語を聞いて、脳の英語回路なるものが活性化されるにしても、それはあくまで聞いた・見た単語とその周辺だけ。できるだけまんべんなく活性化するには、いつも同じものを聞いたり見たりするのではなく、なるべく多くのソースに触れる必要がある。

すると、小学生レベルではどうしても、読書(本)・視聴(テレビ番組)になる。確かに、小学生まで続けて親子英語をされている数少ない成功例の家庭では、この両方を実践している(というと、結局、先輩の記録を読んでそのまま真似すればいい、ということになるが)。

まだまだなおは3歳で、この後どこまで続くか分からないけれど、できるだけ多種多様な英語に触れさせる、という方針が我が家の根底にある。

だから、ワールドワイドキッズも、本来は2年かけて受講するところを1年弱で終わらせるのだし、テレビ放映されているものも含めて様々な子ども用テレビ番組を見せ、図書館も活用しながら、数多くの絵本も読み聞かせを行っている。Raz-kids.comを始めたのも、そのため。

年齢相応のものを楽しめる程度の英語力、というのは相当難しいのだけれど、なんとか達成できれば、ネットと物流の発達した現代、楽しみながら英語を維持することが可能になるのではないかな、と期待したい。

***

日々の英語活動は相変わらず。夜、時間があればちょっとRaz-kids.comで新しい絵本を3,4冊眺め、今お気に入りのLunch boxごっこをWKEステージ4のトイを使って遊んだり。

1日にビデオを見る総時間数は増えてないはずだが、最近どうもビデオを好みすぎる。見せすぎなのだろうか。絵本の読み聞かせを好んだり、好まなかったりするのは単なる気まぐれ?

文字が読めるようになってきたので、"What's this?"と単語の意味を聞きながら、Sight Word Readersでstory timeをしていたら、"No Quiz!"と怒られた。あまり先を急がない方が良いようだ。とにかく、楽しんでいこう。

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3 件のコメント:

sa-chi21 さんのコメント...

>なんとか達成できれば、ネットと物流の発達した現代、楽しみながら英語を維持することが可能になるのではないかな

わが家もこれに大いに期待しています。なかなか、5歳ともなると理解できる英語年齢と実際の年齢の開きが顕著でなおぱぱさんがおっしゃるように、さあ、どうやって中学入学まではしりつづけられるか・・・と考える毎日です。なにか、こう、続ける仕組みのようなものは常にほしいなと。

ビデオ派絵本派・・これはその子の性格によるものが大きいように思います。絵本のなかでも、さらに図鑑派・物語派になおくんを分類するとなると、どちらかというと物語派では??そして、刺激を好むタイプですよね。

苺ママ さんのコメント...

帰国子女が帰国した後の英語維持の分かれ目は、本を読めるようになっているか否かだと時々聞きます。

小学生でも英語を維持しているお子さん達をブログで拝見すると、この説には頷けますよね。

やはり周りに英語環境が少なく、他にやるべきことの多い日本に住む小学生には読書や映像などで維持していくのが一番の方法のように感じています。

何歳まで、、、と急ぐのもどうかとは思いますが、やはり小学校低学年までには英語での読書の習慣をつけさせてあげたいなと思うこの頃です。

なおぱぱ さんのコメント...

>sa-chi21さん

ビデオ派・絵本派は、生まれながらの性分もありますが、ビデオをどれだけ見せるか、ってのもありますよね。うちはちょっと見せすぎた…(^^;

図鑑派・物語派も確かにある!両親が完全に物語派なんで、遺伝で引き継いでます。刺激を好む・好まない、も確かに個性かも。恐がりなんだけど、幽霊とか怪獣とか大好きです。

>苺ママさん

簡単なものでも、洋書が楽しめるとだいぶ維持が楽になりますよね。本が読めても、読まないタイプだとたぶん維持できない。

それと、英語で読む習慣は日本語で読む習慣とも連動しているのではないかと思います。

だいたい、世間一般のレベルにあわせて、3~5歳:アルファベットが読める、6歳:文字の読み書きを始める、というのが、日本語でも英語でもクリアしておきたい水準でしょうか。つい焦って先に進みたくなりますけどね(^^;