2010年6月20日日曜日

発話を引き出す親子英語

英語の発話、という意味では我が家の親子英語は非常に順調なためか、英語の発話がないのだけれどもどうしたらよいか、という質問をこの前受けた。英語育児を始めて1年間でそこそこ自由に文章を作る、というのは確かにそれなりに順調かもしれない。

私が四六時中英語を話す、というのもなおの発話が引き出された理由のひとつかもしれない。でも、一年前に始めてから、しばらくは英語で話してもなおにはまったく通じないので日本語が中心だった時期が長く続いた。そういう意味では、簡単な文章を話すようになるのに、親の英語力は大して必要ないような気もする。

そんなことを思っていたら、☆SUNNY BUNNY☆ for baby & mommyの覇織さんの「子どもが英語を発話する条件」という記事を見つけて、なんとなくもやもやっと考えていたことが書いてあってすっきり!

我が家の状況は決して理想の状況ではないけれど、発話という意味で効果的だった点をさらに私の視点から考えてみた。

思うに、子どもが英語を話すのは、楽しいからか、必要だから、どっちかしかないと思う。楽しい場合には、英語のビデオが楽しいとか、英語の絵本が楽しいのとはまた別の理由で、話すのが楽しくないといけない。

楽しいのにはいろいろな理由があって、親が喜んでくれるから楽しいというのもあれば、純粋に遊びの中で英語を使うのが楽しい、というのもあると思う。または、新しい言葉が単純に面白いというのもある(たとえば、ライム遊びとか)。

最初の発話は、肩車をしているときに言った"This way!"だった。満面の笑みを浮かべて肩車をしてもらって、さらにきゃっきゃと笑いながら、次に行く方向を"This way!"と叫ぶなおは本当に楽しそうだった。

我が家では、始めたときから、英語と言えば遊びだった。ワールドワイドキッズをやっているから当然だけれど。ステージ1から始まって、DVDやペアレンツガイドに入っているものも含めて、本当に様々な遊びをした。

我が家では、英語は「教えて」いるのではなく、なおに自分から「学んで」もらっている。だから、気をつけているのは、訂正しない、注意しないということ。何か文法的に間違った表現をしたら、正しい表現で反復するが、決して「こう言いなさい」とは指示しない。たとえば、"I want two apple!"となおが言ったら、"Oh, do you need two apples?"と言い直す。"Apple欲しい"と言っても同じ。何をどういう風に言うか、完全になおに任せる。

子どもが言語の違いを見分ける力というのは先天的なもので、日本語らしさ・英語らしさというのは直観的にわかるらしい。だから、可能なかぎり、子どもも英語は英語で、日本語は日本語でしゃべろうとする。語彙が足りなかったり、十分な表現力がない場合に、ルー語になってしまうのだと思う。

親の英語がたいしたことがないから、語りかけはいらないかも、と考える人もいると思うが、私はどんなレベルでも、親子の英語での時間は有意義なものだと思う。言葉というのは面と向かって気持ちを伝え合うためにあるので、直接的なやりとりが言語を身につける一番の早道だからだ。

それこそ挨拶だけでも、もしくは定型文だけでも、英語で語りかけられることによって、英語が言いたいことをいうためにあるのだ、と子どもが感じることができる。

親のレベルが低くても、十分な環境を用意すれば、ある時点で必ず子どもは親のレベルを超えてくれるのだから、あまり気にする必要はないと思う。

さいごに、ちょっと逆説的だけれど、親子英語では、発話が決して最優先されるものでもない。最終的に自分で英語が楽しいと思って、本、ビデオ、オーディオなどを通じて自ら積極的にインプットし、そしてアウトプットしてくれる、そういう状態に持って行くことこそが目標なので、その目標にたどり着く方法は、本当に人によってそれぞれだと思う。

色々な親子英語・英語育児のやり方があるし、子どももいろいろなら、親の英語力、家庭の経済力、親子英語の目標、子どもに求めるものもいろいろ。自分の目で子どもを見て、合うと思う方法でやっていくしかない。

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2 件のコメント:

masyaまま さんのコメント...

「教えてる」ではなく「学んで」もらっている。素晴らしいです。私は「教え」られるわけもなく。。一番しっくりくるのは、「試してみた」が一番かしら(+o+)

訂正しない・直さないってところはある意味ウチと一緒です。(うちは訂正できない・直せないですが)とりあえず、masyaが発語したら「そうなんだ~」で終了(-_-;)続かないのであります。英語では言葉のキャッチボールが成立しない状態。うちの環境ですと、masyaが自発的に発語するのは難しい環境ですね~(T_T)

我が家の目標は「英語好き&もっと話せるようになりたい!!」とmasyaに思ってもらうこと。中学生くらいになったらmasyaが自分から積極的に英語学習に取り組んでくれるようにならないかなぁと期待しつつ英語育児に励んでます☆彡

なおぱぱ さんのコメント...

「試してみた」でも良いと思います。試してみないと、始まりませんから!

語りかけの場面を増やすと大変なので、とりあえずはワールドワイドキッズの遊びの場面だけに絞れば、やりやすいのかな、と思います。

ある程度以降は、英会話教室などに頼らざるを得ないと思います。小学校に入ったあとがさらに大変そうなんですよねえ。