2010年9月27日月曜日

英語育児での親の英語、必要?それとも不要?

いわゆる「語りかけ」をするかどうかとも関係するが、英語育児をする際に、親も自分の英語を鍛えるべきなのか、それとも親の英語力なんて無関係ないのだろうか。

よく言われる「子どもにサッカーを習わせるのに親がサッカーができる必要はない」というたとえから考えると、親は環境整備に全力を注ぐべきで、自分自身が英語に堪能な必要はない、といえる。

でも、そんなたとえをだすなら、親が小さい頃から子どもにスポーツ・芸術を日常的に教えることで、大成したケースも少なくない。

私は、正直、どちらのケースでも問題ないと思う。

親が子どもと一緒に楽しく英語を学べるなら、親子での会話を通じて、子どもの英語の習得はとても効率が良くなる。ある程度高度になってきたら(たとえば小学校入学)、語りかけをフェードアウトさせるしても、親が簡単な英語で語りかけ、それに子どもからポンポンと英語で返事が返ってくるのは楽しいし、日々の活動の原動力になる。

一方で、英語プリスクールやプライベートレッスンなどを通じて発話の機会を十分に設けてあげられるのであれば、親からの語りかけは必要ではない。別に気恥ずかしい思いをしてまで親子で英語を話す必要はない、という人もいるだろう。むしろ、教材選びに注力した方がいいとも考えられる。

諸先輩方のブログを見ても、両方のパターンでの成功例がある(失敗例はたいてい報告されないので、成功率まではわからない)。

私は、英語育児は幼児から始めたらすくなくとも中学入学まで、10年かかる一大プロジェクトだ、ということを考えて、少しでも興味がある人なら、子どもの発達にあわせて英語を学ぶことをおすすめしたい。

自分も英語に興味を持ち、子ども用の教材を調べ、理解することによって、評価もできるし、日々取り組みを続けていく原動力にもつながるだろう。

親の英語力をどう伸ばすか、ということに関しては、話す・聞く・読む・書くのバランスを考えると、子どもの幼児期に欲しいのは話す・聞く能力で、小学生以降は聞く・読む能力があれば十分。幼児期にはそれなりに語りかけをしたいし、小学生以降は子どもに与える本・ビデオを一緒に楽しめれば、親子の楽しみが増えるからだ。一方、小学生以降は親以外と英語で会話をする機会がどうしても必要になる。

読む力は一番鍛えやすい。多読が始めやすいし、自分のために買った本類が子どもにも使える。図書館をうまく使えば、自分の子どものために借りる本の下調べにもなる。子どもの発達にあわせてゆっくりステップアップしていけば、さほど焦らないですむ。親子英語ブログでも、ご自分で多読に取り組んでおられる方が結構いて参考になる。

聞く力も基本は子ども用教材を一緒に楽しむところから始める(人によっては退屈で仕方ないというかもしれないが)。ORTやRaz-kids.comのように音源がついている絵本なら、親のヒヤリング力養成にも使える。ドーラやリトル・アインシュタインなんかでも完全には聞き取れないという人も多いだろうし、私もライオンたちとイングリッシュともなると100%ではない。

難しいのは話す力の方だ。私自身は実践あるのみ、という感じで、なおへの日々の語りかけを通じて、発音と文法を少しずつ矯正している最中だ。子ども用アニメを見て、表現を学ぶことも多い。まあ、様々な英語育児用語りかけ本がCD付で出ているので、そういった本を買ってはCDにあわせてリピートし、文章を暗記する、という方法が王道だと思う(うちにもヘンリーおじさんのQ&A本がある)。

そういった本をすでに(複数)持っていてそれなりに使いこなしている上で、それでもまだ物足りなさを感じるなら、後は英語学習の王道しかない。今は無料または廉価な教材があふれている。NHKのチャロなんかは、とても評判が良く、楽しく英語が学べそうだ。

ワールドワイドキッズを受講している人は、親の英語力のアップにも役立つはず。30枚のDVDを通して見るうちにヒヤリング力もアップが期待できるのは当然のこと。エモーショナルトイを使った遊びでは、語りかけの例文の音声がCD-ROMやHPにあるので、正しい発音を聞いて、自分でリピートする、という練習をして発音を向上させたい。英語で遊ぶ活動をサポートしてくれるのは、ワールドワイドキッズだけ!なので、是非活用したい。

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4 件のコメント:

Nory さんのコメント...

私も親が英語を学ぶことに賛成です!
もちろんそうでなくてもいいとは思うのですが、自分がこれまでやってきて本当によかったと思うから今から始める人には是非挑戦して欲しいと思います。

これまで何度と無く3日坊主で終わってきた英語学習が、子どもの為に私がやらなくては!っというモチベーションでかれこれ6年続いています。

私がその中で自分にとってよかったと思う教材は、英語圏のペアレンティングの本です。
どういう風にほめるとか、どういう風にしつけするとか、よくある親子の自然なやり取りが書かれてあるので、育児の方法とそのとき使う会話を同時に学べてお得でした。

失敗したな~と思うのは、ケチって音源の無い本ばかり購入したことです。
きっと間違った発音やイントネーションで子どもたちに読み聞かせちゃってるだろうなと反省してます。

後もう一つ親が英語を学ぶといいなと思う利点は、将来子どもと一緒に色んな国の人と交流できるってことです。
子どもだけ外国人と話してて自分は置いてけぼりっていうのが嫌なのでそうならないようにこれからも頑張るつもりです。

なおぱぱ さんのコメント...

6年間続けられた、というのは説得力がありますね!

私も、子どもと一緒に日々続けていくというのは、モチベーションもアップするし、英語を学ぶ目的にもなるし、いうことないと思います。

ペアレンティングの本、どこかでどなたかが紹介されていて、私も気になったんですが、そのままスルーしていました。また今度見てみよう、と思います。

音源があると、最初親が発音・リズム・イントネーションを学んでから読み聞かせできる、という利点がありますよね。どっちにしろ完璧にはならないので、あまり厳密に考える必要はないとは思いますが。

子どもの世界を広げるための英語育児、広がったあとに親がおいてけぼりをくうのはつまらないので、そこそこの英語力はあってもいいんじゃないかな、と思います。

りゅうママ さんのコメント...

私も最近、自分の英語も、ちょっとやり直してみようかな~って考えてたところです!!

今のところ家で英語を話すりゅうちんなので、それを続けていこうと思えばどうしても、自分の英語では限界が近い気がして^^;

発音の矯正もも~出来ない・・^^;;
それは教材とかWebレッスンとかで、ぜひぜひやりたい項目です・・。

始めたら10年以上のプロジェクト。本当ですよね~~、えらいこと始めてしもた~・・・って感じです(笑)

なおぱぱ さんのコメント...

語りかけの効果を身にしみて感じると、親の英語も頑張れば頑張るほど、効果があるんだろうな、って思いますよね。

うちは中学まで後8年、長いようで短い、かな(笑)