ユーモアのセンスでしょう!英語なんて中学生になって始めても大丈夫,という話は良く聞くが,大人になってから突然笑いのセンスが身についた人なんて聞いたことがない.
国際的な会議でのスピーチ,欧米人はジョークで始めるが,日本人は謝罪から始める,というのが定説になっている.まあ,謝罪といっても「私の英語が聞き取りづらくてすいません」とかその程度のものだが,必ずと言っていいほど冗談で場を沸かす欧米人とは,スピーチのトーンがまるで異なる.
別に欧米文化にあわせろということではないが,笑いというのは万国共通,人類普遍の共通言語,いつでも使えるようにしておいた方がいいのは間違いない.
ここでは,真の国際人に必要な笑いのセンスをいかに鍛えるかということについて考えようと思う.
私のブログをふだん読んでおられる方は感じてらっしゃると思うが,私自身ジョークのたぐいを思いつくのが苦手で,あまり面白い話をできるわけではない.英語の場合とは異なり,ユーモアの場合,「親はできないが,いかに子どもを鍛えるか」という観点からのアプローチになる.
まず,日本でもユーモアのセンスは地域によって異なり,関西はどちらかというと日常生活での会話に笑いを重視する地域だ.関西に生まれている,というのはそれだけで有利であり,今後,発達過程で環境から笑いのセンスを吸収・発達することが期待できる.
難しいのは,外国文化のユーモアだ.特に国際舞台で主流になりやすいアメリカとイギリスの笑いについて,子どもにその神髄をいかに体得させるか,が成功の鍵だと思う.
まずはアメリカの笑いで,こちらは敷居が低い.
絶対に欠かせないのが"Knock Knock Joke"と言われるもの.すべてのアメリカ人がある時点でこれを学び,自分のものとして使いこなせるようになる.が,大人の日本人が聞いても何が面白いのかわからない.
"Knock Knock Joke"は,駄洒落を中心とした子ども向けのジョークだ.このあたりに大量に例がある.
たとえば,こんなもの.
Knock Knock!
Who’s there?
Wendy!
Wendy Who?
Wendy the last time you took a bath?
日本でいえば,「このへいかっこいいね」みたいなものだ.
ある時期,このKnock Knock Jokeになおがはまったことがあった.Knock Knock!に始まるやりとりを私としたがる.はまった,と言ってもまだ駄洒落がうまく使えないので,意味もない文章を適当に繋げてはキャッキャと笑う.これを延々とやられて,こちらの気が変になりそうだった.
まずい,これは,早急に手を打たねば,ということで,今回,早期教育を施すべく購入したのはこちらの絵本.
Knock Knock Who's There: My First Book Of Knock Knock Jokes
22ページの絵本で,見開きに一つずつジョークが書いてあり,パンチライン(オチ)はフリップでめくって見るようになっている.
本人,興味深そうに読み聞かせを聞いていたが,何が面白いのかはわからない様子(^^; やはり効果音の笑い音声がないと駄目らしい.それでも,後で自分で必死に読んでいたので,読みの練習になった.
この絵本を買う前に似たような系列のジョークでちょっと予習もさせておいた.この前紹介したMightybook.comにはジョークも充実している."Ring Ling"ジョークもそのひとつ.
もうひとつ,本棚で暖めているのは以前購入して紹介したこちら.
The Dumb Bunnies Collection
2ヶ月ほど前にだしたときは,今ひとつ面白みが分かっていないようだったので,回収してなかったことにして,寝かせてある.5歳ぐらいでもう一度出してみようと思う.
***
アメリカのジョークは,さすが多文化からの出身者の寄せ集め文化,わかりやすいのが特徴だ.もっと難易度が高いのがイギリスのジョーク.
昔アメリカでイギリスで作られたコメディドラマを見ることができたのだが,何が面白いのかさっぱり分からなかった.
教養高い国際人になるための少し高いハードル,それがブリティッシュなユーモアのセンスだろう.
以前,オーストラリアの書店で見かけて気になっているのはこちら.
Don't Do That!
表紙には天使のコスチュームを着て,鼻くそをほじっている女の子が3人.どうして"Don't Do That!"なのかは,本文を読んでからのお楽しみ.
著者のTony Rossはこうした子ども向けのおかしな絵本を色々出している.
有名な作家なので日本語にも多く訳されている.この前図書館で借りてきたのはこちらで,これもなおに大受けだった.
はらぺこおおかみと7ひきのこやぎ (世界の絵本コレクション)
映像部門では,今はちょうどBBCを自宅で見られる環境が整ったので,少しずつ情報集めをしているところだ.とにかく,何が面白いのかすらまったく分からないので,どのようにして教えていったらいいのか検討もつかない.
子ども用コメディ番組として見つけたのがこちらだが,まだなおに見せてはいない.
面白いだろうか?私には正直微妙だ.が,早期教育の効果で,この面白さを分かる幼児になるかどうか,実験してみたい.
アメリカ・イギリスの笑いをマスターしたら,そのうち世界の諸地域の独特の笑いについてもっとリサーチを広げたいのだが,笑いのど素人にはハードルが高い.小学生以降でもいいかな,と思っている.
***
最後,こんな注釈をつける必要はないかもしれないが,この記事,ネタで書いているので,あまり本気にとらないで欲しい.私にユーモアのセンスがないのは事実なので,この記事が面白くもなんともないのは,勘弁してください.
なお自体が笑える絵本・ビデオが好きなので,できるかぎり笑いを取り入れた親子英語をやっていきたいと思っているのも事実だ.なおがキャラキャラ笑いながら絵本・ビデオを見ているときが,一番吸収率が高いように思う.
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13 件のコメント:
すみません,英語なんてしゃべれないくせに英語で人前に出て,すみません.
笑いが取れなくて,すみません.
でも,モンティ・パイソンは好きです,すみません,すみません.
はじめまして
いつもブログを読ませていただいてます。
この度、ようやくワールドワイドキッズを購入することになりまいて、是非なおパパさんんに友達紹介をお願いします。
メールを入れておりますのでよろしくお願いします。
アメリカンジョーク、、、本当にわかりません(笑)
でも実は、私も英語で自己紹介するときのつかみとして、ひとつ「マイ ジョーク」を持っています(恥)ドカーンと笑いを取れるものではないのですが、くだらないことを言うことで相手の構えた感じが崩せるというのはありますね^^
この早期教育は必要ですね!Knock Knock Who's There?欲しいものリストにいれさせていただきました☆
確かに、小2の息子もくだらないギャグ系のものへの食いつきは違います!
・・・
もちろん日本語ですが…
が、これを次なる英語の取り組みを促すアプローチとして利用したいと思います!!
私も果てしなきギャグワールドへ旅立ちますっ(>_<)
笑いも早期教育ですかぁ、確かに重要ですね!
私もアメリカのジョークは、そこそこ笑えるようになりましたが、イギリスのは、、まずアクセントに耳が慣れず、、聞き取れても、どうしても品よく聞こえてしまって、ジョークに聞こえず。。難しいです。
ちなみに私が留学していた当時は、"Yo Mama Jokes"が、流行っていました。下品ですね、すみません。^^;
昔、Aさん(憶えてますか?)も同様の内容の事を話されてました。
外国のジョークは正直私も全く理解できません。子供は今から鍛えれば(どうやって?)理解できるようになるのでしょうか?
紹介して頂いている商品。いずれ是非、試してみます♪
イタリアの子供も、だいたい1つは面白い話を持っていると聞きました。
学校で、皆の前で話したりするそうです。
日本は、そういうのないですね。(笑)
ひーひーひー!
笑いすぎてすみません。
Gigglebiz観て笑えた私も、GOZZさん同様、
モンティ・パイソン大すきです★
(フォルティ・タワーズやミスター・ビーンも必須!)
GigglebizはPart1だけでなく、
Part2まで子供と一緒に観てしまいました。
Part2のPirateが一番おもしろかったです。Eye,eye,Captain! Rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
番組の中にあったGiggle Boxのコーナーは面白かったのに、
Knock Knock Who's Thereのよさはよくわかりません。その違いは。。?!
真の英才教育を子供達に施すために、
Joke本を読み返しGiggleboxを再度観たいと思います。
アドバイスありがとうございました(^^)
>Gozzくん
モンティパイソンは私も好きだったなあ.さすがになおにはまだ早いが.
>くぅママさん
ありがとうございます!メールのお返事をしておきました.
>cottonさん
それはすばらしい!日本人だとなかなかできる人,いないんですよね.いつかお聞きしたい(笑)
My First Knock Knock Jokes,可愛い本ですよ(^^)
>sallyさん
ギャグもの,うまく英語や教養へと結びついたらいいですね!
きっと「わかってくれる」お母さんとして歓迎されますよ.
DumbBunniesは小2ぐらいならちょうどいいと思います.
>ものぐさハハさん
アメリカ滞在中は,シチュエーションコメディは大好きで見まくっていたんですが,イギリス産のものは駄目でした.おっしゃるとおり,アクセントのせいで理解できてないってのもありました.
あと,笑いはその文化を分かっていないと面白くないネタってのも多いですよね.
Yo Mama Jokes,調べてみました(笑)私が帰国した後にはやったのかな?たしかにしょーもない(^^;
>ゆうくさん
Gigglebiz,そうとう受けたみたいですね!そうか,ゆうくさんはブリティッシュ英語(とイギリス文化)の方がなじみがあるんですよね.
Knock Knockの方は,単なる駄洒落なので,ツボにはまらないと無理です.アメリカ人でも大人には無理かも.
是非,イギリスユーモアの英才教育を突き進んでください(^^)イギリス発のギャグ本もお願いします.アメリカのはどうしても下品系が多い(^^;
>masyaままさん
Aさん,かなりエリート志向の方でしたね….
ええと,ここの話はほとんど冗談です(私は真顔で冗談を言うなと良く怒られます).
やはり子どもは今から鍛えて,笑いのエリートに育てましょう!
鍛え方は,言葉と教養(歴史,文化に関する知識)の二本立てです.言葉だけわかっても(翻訳されても)わからないギャグなんかは,背景に関する知識がないせいだと思います.
普通に親子英語を続ければ,大丈夫ですよ(^^).
海外の笑い・・私も時々微妙なときはあります^^;
海外だけじゃなく日本国内でもたまに違う(--;と感じることもあるぐらいだから当然かな??
大阪で育ったら、笑いに関しては問題なさそうですね^^
同じ関西なので、うちでもりゅうちんもりゅうちんのお友達もいちいち突っ込みまくりです・・・
はじめまして!
アメリカ人の私は、子ども英語をテーマにしたブログでも、ついふざけてしまい、それが悩みです…^^;
こちらのブログのように真面目なことを書きたい!といつも思っています。
でも、どうしてもふざけてしまうアメリカンな自分…
>りゅうママさん
そうですね,関西はそういう意味では恵まれてます.
>miaさん
はじめまして.ブログ拝見しました,さすが,笑いたっぷりで羨ましいかぎりです(^^;
それぞれ得意分野で進むということで良いのではないでしょうか.
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