2011年4月11日月曜日

語りかけのコツは日本語も英語も一緒

最近、家でめっきり日本語がでなくなってきたなおにしびれを切らして、なおままが日本語シフトをひいている。ただ、やりかたに問題があると思うので、ちょっとここにメモ(同じことは本人にもう伝えてあるので、このメモはブログを読んでくれているみなさんに公開するため)。

日本語でも英語でもそうだと思うのだが、子どもが英語(日本語)しか話さなくて困るときに、「日本語(英語)で話しなさい!」といきなり叱りつけるのは逆効果だと思う。

叱られたことに萎縮して言葉がでなくなってしまうし、親に話しかけようという気持ちが萎えてしまう。

幼児における言葉のトレーニングというのは、動物の訓練とほとんど一緒だ。まだ、言語を学ぶということの意義がわからないし、自主的に意識して練習するには幼すぎる。

そこで、動物に芸を仕込むときと同じ方法をとるのが一番スムーズにいくと思う。

やらせたいことがあれば、その行動をとったときにご褒美をあげる(褒めてやる)、基本的にこの繰り返ししかない。直接、すぐに目標となる行動を取ることができないときは、少しでも目標の行動に近い行動がとれたら、それで褒める・ご褒美をあげる、を繰り返す。

子どもに対してのご褒美はお菓子などでなく、親が微笑む、笑う、なででやる、それぐらいで充分。

目標は常に今できることよりも少し上に設定する。いきなり高くすると目標に向かってどう行動していいのか、子どもにはわからない。

一気に成果を求めず、これを地道に繰り返し、繰り返し続けてやると、だんだん最終目標に近くなっていく。言葉の場合は、すぐにペラペラと日本語(英語)で話せなくても、言いたいことを単語だけでも言えたら良い、として、その上で、目標(正しい文章での表現)をこちらから繰り返してやる。

また、目標をいきなり高くおかないこと。今言えることが単語だけなら、それより少し付け加えた表現を次の目標にし、それが達成できたら、少しずつ目標を高めていく。

会話で心がけることは先月の「効果的に会話力を育てる語りかけ」という記事に書いた。

一番重要なことは、子どもが親と話していて「楽しい」と思わせること。それがなければ、子どもは簡単に口を閉ざしてしまう。四六時中、子どもの相手をするのは大変だが、一日30分でも、子どもと向き合う時間を取り、その時間では子どものペースですべてを進めること。



なおと買い物にでかけたとき、お友達がいたので一緒に遊ぶのを見ていたのだが、お友達に近づくとすっと日本語に切り替わっていたし、日本語もスムーズにでるようだ。今まで英語だけで良かったおうちで日本語を出そう、とすると難しいのかもしれない。

***

「きんきゅうしゅつどう隊OSO」、引き続きブームで日曜日は次のエピソードを繰り返し繰り返し何度も見た。ドーラやミッキーマウスクラブハウスよりもちょっと対象年齢が上なので、微妙に私にも聞き取れないところがでてくる。そんなところに限って、なおがこれどういう意味?と聞いてくるのが辛い。

今見ている"For Your Nice Bunny"というエピソードでは、学校での"Show and Tell"に子どもたちがペットのうさぎを連れて行きたいとお母さんにお願いするシーンがある。そこでお母さんは、全部準備が自分たちでできたら連れて行っても良い、と返事をする。このペットの準備をするところでOSOが登場して手助けをするのだが、微妙に聞き取れないのは、お母さんが子どもたちに学校に行くまで時間がないから、"Don't XXX."というところ。このXXX、私には"toddle"に聞こえる。なおはこのトドって何?と聞いてくるのだが、これは"toddle"で「歩き回る(ぶらぶらする)」という意味でいいのだろうか。

よく分からないので、ごめん見てなかった、と誤魔化した(笑) 2度目に聞いてきたときも同じように(^^; そのうち、ごめんパパにもわからない、と認めないといけないときがくるだろう…。

***

お借りしているCTPレベル2のMathシリーズから"Lunch With Cat and Dog"を出してきて、CDの朗読を聞いた。ここでは、なにか食べ物が出てきて分けよう、となるたびに猫が"I want the most!"と叫ぶ。これがもうなおのふだんの行動そのまま。一人っ子なのでどうしてもそれで通ってしまうのだが、それに対して犬の対応が大人だ。ピザなら半分に切り分けて、片方をさらに半分切って、その2つを猫に渡す。すると猫は大喜び。



数は違うけれど、あわせると同じ大きさだというのが分かっていない。

これを読んだなおは"She is not fair!"と怒っている。良く聞いてみると、猫はずるいというのだ(笑) まだ、同じ大きさということに気がついておらず、猫がいつもたくさんもらってずるいという。

なおも同じことを言うでしょう、と追求してみると"please"を言わないからずるいのだという(笑)

なおももう5歳。そろそろ分かっていた方がいいんじゃないかと思うが、これを理解するのはいつ頃だっただろうか…。

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5 件のコメント:

cotton さんのコメント...

OSOのペットの回、いま見てみました。なおぱぱさんの記事読んでからだと、toddleにしか聞こえなかったです^^; ディズニーチャンネル、字幕がほしい〜

kao さんのコメント...

遅ればせながら、新居での生活はいかがでしょうか*
お引っ越し作業、落ち着きましたか?

今日からようやく新学期スタートです。

言葉の問題、1年前はやや心配もしましたが、今ではちょっと黙って〜と言うほどに。
日本語、英語の問題もあるけれど(我家は英語は必死にならないと心配もなさそうですが ^-^;)
親子の会話がたくさんある なおぱぱさんファミリーなので、ノープロブレム!だと思います。

小さなことにも笑顔でこたえる、褒めれる親でありたいですね*

なおぱぱ さんのコメント...

>cottonさん

でも、toddleだとちょっとピンとこないんですよね。今度、知り合いのアメリカ人にここだけMP3で送りつけて聞いてみようかな、とか思ってます。

>kaoさん

ありがとうございます。新居、満喫しています!

なおは一緒にいるときは常に話しかけてくるし、うるさいほど構って構ってなので、あまり心配はしてないんですけど、日本語と英語のバランスには気をつけていきたいと思います。

masyaまま さんのコメント...

こんにちは☆

幼児における言葉のトレーニングというのは、動物の訓練とほとんど一緒だ。

これ、言葉のみならず、しつけも含めて幼児全般に言える事だと思います。

スイミングのBaby&3歳児クラスは、見学していると教えているというより、調教しているってレベルです。

CTPはこのさんすう系が厄介ですよね。ウチも内容は全く理解してないなぁ(=_=)masyaは、量が同じってのには気付いて、切り分けられた数の多い少ないに気が付かず(^^ゞ

masyaは(量が同じだから)「どっちでもいいじゃん(-"-)」みたいな反応でしたぁ(笑)

なおぱぱ さんのコメント...

>masyaままさん

幼児の場合、その調教のコツをうまく掴んでいるコーチが成果を上げられるのかな、と思います。

masyaくん、量が一緒なことに気がついているんですね。うちの子が気がつくのはいつかなあ…。