2011年5月7日土曜日

3種類のGraded Readersを読み比べ:ORT, CTP, Story Street

調子に乗ってStory Streetを図書館から借りまくっている。Step 1の18冊が終わったので、Step 2から9冊借りてきた。

Story StreetはStep 2でもまだ1ページに1行。繰り返しが多く、読みやすくなっている。たとえば、"Ben is lost"では、こんな感じ。ORTのStep 1+ぐらいのイメージだ。

They go into a big shop.
They look at shoes.
They look at bags.
They look at socks and pants.

1人でも読めるようだが、やはり一緒に読みながら(読み聞かせながら)挿絵の色々なところについて話をするのが楽しい。

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ORTはとうとうStage 5の最後の1冊を読み終わった。

Stage 5 More Stories Cの"The Adventure Park"では、イスラム圏でのセールスも考えて、バーベキューで料理する肉がソーセージからチキンに変えられた。ただ、私が1年前に買ったStage 3から5までのCD付パックでは絵本は改訂版のチキンになっているのに、付属CDは"sausage"のままで朗読されている、という困ったことになっている。CDの朗読を聞きながらページをめくっていて改めて思い出した。なおにも、これは変だと指摘される始末(^^; 一応チキン版の音声がダウンロードできたのだが(まだできるのかと調べてみたが、よく分からず)、3万円もするパッケージでこれはかなりだらしない。

我が家でのORTは、ちょっと駆け足気味に、次から次へと新しいものを出したので、あまり消化しているとはいえない。音読や暗唱をして1冊ずつきっちり仕上げて進めている家庭に比べると、1冊あたりから得ているものは全然比較にならないだろう。まあ、適当に進めるのが我が家のスタイルなので、これはこれで良いか。

次にステージ6・7を買うかどうかちょっと考えたが、ORTは"Read at Home"のレベル4と5がまだ残っているのを思い出したので、次はこっちを進めようと思う。

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お借りしているCTPはちょっとサボったりしているが、レベル2のMathとScienceを1パックずつ使い終わったので、次はSocial Studiesだろうか。我が家ではCTPは歌の絵本として使っており、ページをめくりながら、楽しく歌が聴ければそれでよい、という感じで流している。レベル2がレベル1よりも多少文の構造が複雑になっているが、どちらも基本1ページ1文だ。

また、レベル3もあるが、サンプルを見た感じではレベル2とほとんど変わらない。

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ピアソンからStory Streetが新パッケージで再販されているけれど、値段的にORTに対するメリットはないので、強くお勧めするほどではない(買えるところも少ないし)。こっちを買うならまずはORTで良いだろう、と思ってしまう。もっと多読の素材を増やしたくて困っている家庭、特にCD付の素材が欲しい家庭向けだろう。

うまくORTに子どもがはまってくれたら、CD付のRead At Homeとか(ここに一覧を用意した)、Floppy's Phonicsのシリーズなどで幅を広げていくのが王道だろうか。

Oxford Reading Tree: Stage 1+: Floppy's Phonics: Pack of 6 Books (1 of Each Title)Oxford Reading Tree: Stage 1+: Floppy's Phonics: Pack of 6 Books (1 of Each Title)



Oxford Reading Tree: Stage 2: Floppy's Phonics Fiction: Pack of 6Oxford Reading Tree: Stage 2: Floppy's Phonics Fiction: Pack of 6



ただし、コアシリーズとRead At Home以外はCD付のパックは用意されていないのか、うまく見つからない。

以前ちらっと紹介したRead At Home First Experiencesのシリーズもかなり良さそうだ。

ただし!我が家ではORTで素材を集めすぎるとイギリス英語に偏ってしまうので、ORT一直線ということはない(決して値段だけが理由では(^^;)。私自身がアメリカ英語メインだし、高校入試・大学入試でのヒヤリングはアメリカ英語なので(ついでにいうと、英検・TOEIC・TOEFLもそうだ)、メインをアメリカ英語にするのは譲れない。

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3 件のコメント:

maomao さんのコメント...

うんうん、確かにイギリス英語にばかり
慣れるととまどう場面に出くわしそうですね。
うちはORTもCTPも楽しく読めたのに
Story Streetがいまいちでした・・・
読み聞かせに積極的じゃないのもいけないかもなぁ。
RAHのFirst Experiencesシリーズ
何冊か持ってますがこれは良かったです☆

Cassis さんのコメント...

さすがなおぱぱさん!
こういう比較記事って、お得意ですね~!
そして、「こちらにまとめました」っていうリンクは、非常に助かります~~!

ORTのCDもアメリカ英語の方を聞かせているとおっしゃっていませんでしたっけ?
Read at homeは、米語版はないんでしょうか?

ワタシの母校(大学)は、2次試験のヒアリングの問題がイギリス英語で・・・ビックリしました。
今でも、何でイギリス英語だったのかよく分からないんですけれど。
過去のヒアリング問題を聞いたことなかった子は、当日相当ビックリしただろうと思います。
オーストラリア英語だったら・・・もっとビックリしたでしょうけれど(笑)

なおぱぱ さんのコメント...

>maomaoさん

Story Street、今一つだったんですね。図書館で借りる場合、外れてもあまり悲しくないのが良いですね。

うちはがんがん次から次へと出して、様子を見てみます。実は、ORTのときも最初は今一つの感触だったのが、後から火がついたんです。

あれからもう1年半、理解力も好みも変わったので、どうなるかわかりませんが。

First Experiences、書店でみた感じではとても良さそうです。あれで少しお安ければ(笑)

>Cassisさん

Read At HomeのCDはイギリス英語だけのようです。ORTも、ステージ6からイギリス英語だけの収録になるんですよね、たしか。

大学入試はセンター試験はアメリカ英語ですけど、個別の大学の2次はイギリス英語ってこともありますね。音声を録音する人の出身地(と出題者の専門分野)によるのでしょうね。

オーストラリア英語はびっくりしますね(笑)