2011年9月6日火曜日

敏感期について考える:なぞり書きとハサミ

この夏休み、英語以外のところで大きな伸びがあった。

一番めざましいのはハサミの使い方で、それまでも一応使えることは使えたのだが、どうもハサミを持つ角度が一定しなかった。

大きな転機となったのはこの夏、こちらで紹介した、「スキャーリーの絵であそぼう―あそびかたいろいろ1000とおり」だと思う。

これは最初こそ一緒にやっていたのだが、途中からはいつも本棚にしまってあるのを本人が出してきては、勝手に好きなところで遊んでいた。

工作といっても、一人でできるのは切り取るぐらいなのだが、これをチマチマと根気よくやっていた。塗り絵のページもたくさんあるのだが、こっちには興味がないらしく、片っ端から切り取っていく。

切り取って立てて街にしたり、ひもでつなげてモビールにしたり、お面にしたり。

夏中勝手に遊ばせていたら、いつのまにかずいぶんと上手にハサミを使うようになっていてびっくり。



これも勝手に作ってママのところに持ってきたのだが、縁のカットが見事(親ばかw)。そして、やはり愛されているのはママ…。

幼稚園が始まって、モンテッソーリのお仕事でもハサミ細工をやっているらしく、先生がずいぶん上手になった、と驚いて報告してくれたそうだ。難易度で分類されているのだが、今まで挑戦できなかったランクにも挑戦し、本人も誇らしげ。

もう一つのブレイクスルーはなぞり書き。

先日の記事では、一冊丸ごとワークブックをやるなんてすごい、とお褒めの言葉をいただいたが、紹介したDot-to-Dotなどは32ページしかない。

それでも、追加で渡しておいたアルファベットの大文字のなぞり書き、昨日見たらZまで終わらせてあった。なぞり書きで5つほど書いた後は、本当は自分でさらに5つほど書かなくてはいけないのだが、そこは空白のままで手つかずなのが自由人。

ちょうど今、なぞり書きのブームが来ているようなので、"Tag Learn to Write and Draw"付属のワークブック、3冊目、4冊目も出してしまおうと思う。

ワークに関しては、以前書いたとき舌っ足らずだったが、本当に知識やスキルを伸ばしてくれそうな難しめのワークはいやがってやらず、それはもうやらなくてもいいんじゃ?と思わせるものを一人でどんどんやってしまうので、これからの進め方に悩んでいたのだった。

だが、今の敏感期に適した素材さえ渡しておけば、ハサミがすばらしく上達したように、ワークで鍛える知識・技術も自然と上達していってくれるのではないか、という期待が持てるので、このまま自由にさせる、ということで当座の方針を決定した。

最後はこちら。この前、マジックスクールバスで恐竜の回を見たからか、妙に恐竜に興味を示していたので、半年前にアメリカに出張に行ったときのおみやげのこのシール絵本を再度出してみた。買ってきた当初も見せたのだが、今ひとつ乗り気ではなく(もともとシール系に興味を示さない)、そのまま本棚に放置されていたのだ。

Dinosaurs Super Sticker BookDinosaurs Super Sticker Book



今回はこれがジャストミート!

このシールブック、実は幼児向けにしては説明がちょっと詳しく、たとえば、こんな感じ。

"The tiny Compsognathus ate insects, small lizards, and primitive mammals."


他にも、恐竜の生態や特徴がいっぱい。小学生の鑑賞にも堪えられる、というかメインターゲットは小学生ぐらいだと思う。半年前は無理だったが、今はこの文章も少し読んで多少なりとも理解できるらしい。

"Carnivores"、"Flying Creatures"、Herbivores"、"Sea Creatures"の4つのセクションに分かれていて、それぞれ16ページ、計64ページでかなりのボリュームだ。

かなり手抜きだが、シールのページを切り取ってやって渡しておくと、チマチマと当てはまるところを一人でペタペタ貼っていく。たまに文章もちらちら見ているようだ。



しかし、恐竜の名前は読めない!下の画像、クリックすると拡大するので興味がある人は見てほしいが、もう読めない名前が連発。"Nqwebasaurus"とかもうどうしろと…。

恐竜好きのお子さんにはお勧めのこのシール絵本、マーケットプレイスなら送料込みで新品916円。もう在庫がなくなったらそれまでだろう。

シールを貼り終わった後も、ちょっとした絵本として繰り返し読める。

***

結局のところ、モンテッソーリで言うところの敏感期がくるまで、環境を揃えつつも親はじっと待つ、というのも大切なんじゃないかな、と思い始めたところだ。

準備ができていないのに、無理に教え込んでもあまり得るところがないような気がする。

もちろん、知的好奇心にあふれてきちんとワークをこなせるようなら問題ないのだが、これはワーク1枚やるのに大騒ぎするようなうちの子の場合、そういうときは単に準備ができていないだけではないだろうか。

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4 件のコメント:

cotton さんのコメント...

わあ、ハートの切り抜き、うますぎます!
その後に書かれている切り抜きとは関係ないなおぱぱさんの切ない一言にウケてしまいました。やっぱりそこはTo Daddyであってほしいですね(笑)
ワークの話題はオンタイムで、実はわが家は新しいワークを買い足しました。BIG Preschool です。親的にはもう少し難しめのワークをやらせたい感もあるのですが、100wordsの前半以外はやっぱりちょっとまだ難しくて。年齢相応のワークを無理なくこなすというのが今は良いんだなあと思ってたところでした。

Cassis さんのコメント...

上手~~~!!!
そして、やっぱりのTo Mom(笑)
ところで、「上手」ではなく「見事」って(爆)
こういう親バカ自慢、大好きです~。
でも、ほんとに上手~、あ、いや、見事~!

敏感期・・・そういえば、本を読んだなあ。
うちの子、今は何の敏感期なんだろう~??
押し付けるのは性に合わないし、観察しなくては♪

苺ママ さんのコメント...

すごいハサミ技です!!!
大人より上手なんじゃないですか!?
なおままさんもこんなプレゼントを貰って、色んな意味で嬉しかったでしょうね〜

ママの下心で本が欲しくなりました♪
英語だったら絶対買うんですけどね〜
翻訳版もちょっとお高いんですね(^^;)

なおぱぱ さんのコメント...

>cottonさん

上手ですよね?(笑)ありがとうございます。
ちょっと簡単ぐらいなワークを、自分で説明を読みながらやるのもいいのかなあ、と最近考え始めたところです。

ちょっと難しいとすぐやる気なくなっちゃうので。

>Cassisさん

すいません、素でまじめに「見事」とほれぼれしてました(笑)

昔からずっと、年長になったらお勉強も、と言い続けてきたので、うちはそろそろタイムリミットがきました(^^;

>苺ママさん

なおままは、こういう愛のこもったプレゼントはもらいなれているんです。私にくれればとても感激するのに…。

高い本ですけど、そのままページをはがして切ったり塗ったり。厚めの紙を使っているので、高いのはしかたがないかな、という感じです。

5歳ぐらいだと勝手にやってくれるので、手間が省けるのがいいんです(^^)

親子英語やっていると、おなじみキャラを見つけて盛り上がれる、というのはありますね。