折りにつれ「何もしていない」ということを強調してきた我が家の読みの訓練だが、改めて考えると、私自身はたいして意識していないが、いろいろと働きかけている。
おそらく一番大きいのが、子どもが「読めた」ときの自然な喜びと驚きの感情だろう。特に読みが始まった初期(親子英語開始後1年経った4歳ちょうどぐらい?)には、今まで読めなかった文字が読めるようになっているのが親には驚きで、すごいすごいと素直に褒めそやした。
結構、ふだんは親の言うことなんか聞かず、親を喜ばせようなんて様子を見せない自由人のなおも、やはりママ・パパに誉められるのはうれしいので、これはなおの「読もう」という気持ちを加速させたはず。
次は、意図的に家中においてある英語で書かれたものの数々で、絵本を代表に、おもちゃなども英語のものを買ったりして、自然と英語が目につくようにしてある(日本語のものを排除しているわけではもちろんない)。
最後はもちろん、コンスタントな読み聞かせ。ときどき、本人の気分が乗らないのでスキップしてそのまま就寝、ということもあるにはあるが、今はなお自身が寝る前の読み聞かせの時間を楽しみにしている。
もちろん、親子英語を開始してからすぐ、こんな風に絵本の読み聞かせを喜んでくれるということはまったくなく、最初は試行錯誤の連続だった。4歳も過ぎ、同じ絵本の読み聞かせを何度もできなくなって、また苦労したが、二日に一度を目安に短いものでも新しい絵本を1冊出すように工夫をしてから、だいぶ習慣化するようになった。
今は、サイトワードはこの年齢にしては十分すぎるほど獲得し、短い絵本なら自分で読もうとするし、理解もするようだ。だが、長いものになるとだめ。これは、サイトワードの問題でもフォニックスの問題でもなく、読書体力(?)の問題。文字を追って理解するということを続けてやりすぎるとすぐに嫌になってしまうのだろう。
読み聞かせなら単純に耳から入って理解できるので(絵本を見ながら文字も目で追っているが)、より中身が楽しめる。文字ではなく音から理解する外国語学習ができるのは幼児の特権なので、しばらくは聴覚優位での取り組みを続けよう。
毎日の少しずつの自力読みの経験の積み重ねで、より長い文章を読めるようになるはず。
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昨日は、ちょっと反則的だが平日なのに映画「マダガスカル」を視聴した。これは、カートゥーン・ネットワークで録画したもので、以前、なおはママと一緒に見たことがある。この手のアニメ映画は、一度見るとなおは何度でも見たがるのだが、この「マダガスカル」は途中に怖いシーンがあったらしく、もう見ない!と強硬に言い張っていた。
それはもう1週間以上前なのだが、昨日突然、食事中にこの「マダガスカル」の中のシーンについて話し始めた。ずっとずっと心の中で温めておいて、それが突然脈絡もなく会話に出てくることが、なおには良くある。
そして、怖いところを飛ばしてこの映画を見たいと言う。かなり食事が早めに終わっていたので、今回は特別に許可して、親子で一緒に見ることにした。
実は、Leapfrog Tagで関連するTag絵本を購入済みだし、NHKで放映している「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」は録画中で、いつかそちらも見せたいと思っているので、できればキャラクターたちに親しんで欲しいのだ。
私は録画だけしてみたことがなかったので、一緒に視聴した。絶対ストーリーはわかっていないと思うのだが、頻繁に出てくるこっけいなシーンを見るだけで楽しいようだ。最後のクライマックスが怖いので、そこをすっ飛ばして視聴終了。
この映画でテンションがあがりまくっていたせいか、寝る前にこの絵本を読むときも大興奮!
Big Max (I Can Read Book 2)
もともとコメディタッチでテンポの早い展開が楽しい名作だと思うが、なおの気分が盛り上がっていたので、当社比1.5倍の盛り上がりよう。
映画で微妙に寝室に行くのが遅くなったのに、なおのもう一回!コールがえげつなく、連続で再度読み聞かせすることになるほどだった。
これは図書館から借りたのだが、アマゾンで調べてみると続きがある。
Big Max and the Mystery of the Missing Giraffe (I Can Read Book 2)
こちらは図書館にはないようなので、そのうち購入してみよう。
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4 件のコメント:
昨日の目標の記事にも考えさせられましたが(うまく言葉にできず読み逃げですみません)、読みの訓練の話、うんうんと頷きながら拝見させていただきました。
なおぱぱさんの取り組み方をいつも見ていて「読みって特別なことをしなくても絵本の読み聞かせなどから習得するんじゃないかな。」と漠然と思っていたわたし。案の定、うちも何もしていないけれど絵本を読むということに興味を持ち始めました。ただ、親は何もしていないつもりだけれど、この絵本を毎日コンスタントに読み聞かせることっていうのが実は取り組みの1つになっているんですよね。親も子供も楽しみながらやっているから何もしていない気持ちになっているだけで。^^
なおぱぱさんの読み聞かせはすごく順調だと思っていたので試行錯誤されていたというところに驚きました。で、みんな同じか〜とちょっと安心。(笑)
あと、長い物になるとダメっていうのも良く分かります。うちの娘もひらがなに興味が出て来て読めるのだけれど”疲れちゃう””飽きちゃう”っていう理由で読みたがらない時あるんですよね。これはまさに「読書体力」の問題。
これはもう少し大きくなってから本人に頑張ってもらうしかないですね〜。自分から本を読む楽しみを見いだすことができたら簡単にクリアできることだと思っていますが。
なおくんはバランス良く伸びているなぁ~といつも感心しております。
親がいろいろ腐心してバランス良く取り組んでいるつもりでも、なかなか思うようには伸びていってくれないのが普通だと思いますが、なおくんの場合はきっと元々本人が持っているバランスが良いんでしょうね。
その子その子の性格や興味の方向によって、同じ取り組み方をしていても英語の伸び方やその後のアプローチ方法にだんだんと差が出てくるのが、いろんな方の取り組みを見聞きさせていただいているとよく分かります。これが外国語習得の面白いところでもあるんですよね~、と言いつつも、自分の子のことになるとそうも言ってられませんね^^; 年齢が上がるにつれ、どうしてもできない部分に目が行きがちになってきて、できるところを伸ばすよりもできないところをなくさなければ!と親が焦ってしまいます。
でもきっと、道のりやかかる時間は違っても終着点は皆似たようなところなのかな~と思ったり。
良い意味でマイペースに着々と進めていらっしゃる様子を伺って、いつも考えされることが多いです。ありがとうございます。
この「読書体力」私も、気づくのが遅くって、ゆうの時にずっと「読めるのに、なんで読みたがらないんだろう・・・」と思っていたのですが、最近になって気づいたんですよね~^^;(遅いのですが・・)
読んでもらうのと、自分で読むのと、子どもはイメージのしやすさ(楽しみやすさ)が全然ちがうんですってね~^^;
こんなことにも、しばらく気も付かず・・・。
少しかわいそうな事をしたかな~と、過去を振り返り・・・。
そういうところに気づくなおぱぱさん、すごいな~って思います。 なので、読んでもらうのが好きってこういう事なんでしょうね~。 私も色々調べてみたのですが、小学校3年生くらいまでは、読み聞かせもどんどんしてあげましょう。みたいな記事を読みまして^^; 字が読めるから「ハイ、もう自分で読めるでしょ!」では、まだまだいけないんだな~と改めて^^;
あ~、もっとこういうところに早く気づいてやれれば良かったな~と、反省することも多い日々です^^;
>シオママさん
本当に読み聞かせはずいぶんと苦労しました。今みたいに毎日決まって読み聞かせできるようになるまでに時間もかかりましたし。
幼いときは同じ絵本を何度も読むのが好きなのが、だんだんそれでは飽き足らなくなっていく、その成長の過程でかなりもがいていたように思います。
これから、チャプターブックへの読みへと繋げていくのが目標ですけど、その過程もなかなかにスムーズにいくとは限らないらしく…。まだまだ試行錯誤が続きそうです。
短いものを読むことを日々繰り返すのが読書体力をつける道かな、と思うので、読み聞かせをしつつ、自力読みもできるものも揃えつつ、という感じです。
>マンゴーさん
ありがとうございます。せっかく幼児から英語をやるのですから、できるだけ「自分の言葉」となるようにバランス良く英語を身につけさせたい、と思っています。
子どもの資質についてはほんとにその通りだと思います。うちの子は小さい時から本当に映像が好きで、映像を使うと本当にスムーズに英語に慣らすことができました。これも個性で、どの子もこうじゃないんですよね。
でも、読みが先行してもうまく会話レッスンを取り入れれば会話も発音も向上していくし、会話だけだと語彙を増やすのが難しいから読みも進めないといけないし、ということで、結局終着点は一緒ですね(^^)
まだ幼稚園児で、楽しいことしかしない(し、子どももやらない)というのが、我が家のマイペースなゆえんですね。
>まりやんさん
親子英語のための資料集めは、私の趣味なので、苦労を惜しみませんよ〜(笑)
でも、ゆうくんもサタデーでオール5をもらうくらいですし、読み書きはまったく遅れていないのでは?読みに関していえば、小学校に上がってから鍛え始めるのでも、ぜんぜん遅すぎないと思います。
ちまたの親子英語家庭が早すぎるんです(笑)
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