それは何かというと、ずばり、ビデオの内容と時間を制限すること。
我が家の基準は、少なくとも時間に関しては緩い方だが、一定の決まりを設けてきた。こんな感じで、まず1日に見られるビデオの時間を制限した。たいへんだったのはなおままで、家事をしている間にビデオを見てもらうことができず、特に幼いころは苦労したようだ。
1歳~3歳:20分
3歳~4歳:1時間
4歳~6歳:1時間半
もちろん、テレビ・ビデオを制限なく見せすぎてしまうと、子どもの発達に害があるという主張をする教育学者もいるので、そういった意味もあるのだが、どちらかというと、子どもの受ける刺激を制限するという意味合いの方が強い。
特にうちの子はビデオが大好きだったのだが、時間を制限することにより、見られるとなると、集中して見てくれた。ある意味、ビデオに飢餓状態だったので、スーパーに行くと宣伝の映像が大好きでかぶりつきになるほどだった。
さらに、英語のビデオを優先して見せることを3歳前から始めたこととの相乗効果もあったと思う。
それまでは、ブルーズクルーズやセサミストリートに加えて「いないいないばあ」なども見せていたのだが、ワールドワイドキッズを始めよう、というときに一度、日本語のテレビ・ビデオは見せないことにした。
幸いにして、なおはワールドワイドキッズのビデオが大好きだったし、他の英語のビデオ(ドーラなど)も喜んで見ていたので、特に不満などはなかった。
結局、日本語のビデオを解禁したのは5歳になってから(ぐらいだったと思う)。その後は、本人の見たい番組は、どの言語かというよりは、番組の内容によって決まってきた。科学ものや工場見学のようなノンフィクションは大好きで、アニメは苦手らしい(はまれば喜ぶのだが)。
親子英語を真剣に考え、特にビデオをインプットとしてとらえるなら、何を見せるか、どれだけ見せるか、ということを計画的に考えた方が良い。別に我が家のように英語のものしか見せないというのは多少やりすぎかもしれないが、私的には日本の番組を見せないことで失われるものと得られるものを天秤にかけた結果の判断だった。
私のお薦めは、日本語のものは番組を絞る(友達が見ているものやNHKのもの)こと。テレビは生で放映している時ではなく、必ず録画してワンクッションおくこと、だ。こうすることによって、親がしっかりコントロールできる。
***
"Bill Nye the Science Guy"という子ども向けテレビ番組をご存じだろうか。私がアメリカに滞在していた2000年頃、テレビで頻繁に繰り返し放映していたもので、対象はおそらく小学生(高学年もまあOK)の科学啓蒙番組だ。
1話20分程度、YouTubeでは現在、"Magnet"の回がすべて見られるようだ(3つのパートに分かれている)。
子ども向け科学番組という意味では、"Popular Mechanics for Kids"とコンセプトが似ているが、PMKに比べ、派手な画面効果や音楽が多く、注意力散漫な子どもでも楽しめるようにできている。一方で、出てくる科学用語・現象を理解するには小学校高学年の方が良いだろう、という今考えると多少アンバランスな代物だ。
こういった番組がテレビで延々と繰り返し放映されているのが、アメリカという国のすごいところだと思う。
残念ながら、安いDVDセットはほとんど見つからず、かろうじて6話セットで16$のディスクが販売されているのみ。他にもたくさん検索でかかるのだが、すべて"Classroom Edition"、学校の教室で見せるために販売されており、1話20分で25ドルもするから論外。
制作はディズニー、自分の知的財産(映像)からいかに絞り尽くすかに非常に注力する会社なので、商品価値があるうちは安売りはしないということなのだろう。
*
ゲームは"Apples to Apples"。このゲーム、2日にいっぺんぐらいのペースでやっている。同じ3人でや利続けていると戦略が難しく、意外性もないからちょっと飽きてきたかな。
寝る前の読み聞かせは、昨日と同じくもう一度"Puzzle Holiday"。
↓ブログ更新と親子英語のやる気のもと!クリックお願いします。
7 件のコメント:
うちはなかなかテレビ自体見る時間がないので、基本的に英語のDVDしか見せませね。
しかも、登園前の10分とか(笑)
休日はもう少し長く見せますが本人は映像に執着がないので、見なくても平気だし見たいとせがむこともありません。
私としてはもう少し見てほしいなぁとは思うのですが・・・。
あれ?コメントを何度入れても消えちゃいますー。コメントが長すぎるとダメなのでしょうか。。。
映像を制限するという話、わたしも同じことを感じていました。DVDなどは必要だしとても有効だけれど、見せれば見せるほど子供は吸収するのではなく、制限することでより感動を与えることができ、子供の頭にも残りやすくなる気がするんですよねー。
我が家はすでに1日2時間近くは見せてしまっていたので(2時間椅子に座ってジッと集中してみていますが。)今からでも制限する手法は効果があるのでしょうか?
また、かけ流しにも同じ効果があると思いますか?わたしはかけ流しは「じっくり聴く」のも良いけれど「常に英語を耳にする」方が大事かなぁと感じています。
とても興味深い記事ありがとうございます!
初めまして。
いつも興味深く拝見して、色々と参考にさせて頂いております。
うちの子は3歳ですが、確かに朝夜食後30分のみに制限してるからか座って集中して見ていますね。
もっと見た方がインプットにはなるのかな、と思いつつ。
日本語番組に関しても方針が全く同じで、なおぱぱさんと同じだとなんだか心強いです(^^)
テレビと合わせてですが、なおくんはiPadは1日どれくらいの時間をさいていますか?
英単語のアプリや英語の本などあるので積極的にさせたい気持ちもあるのですが、視力も心配ですし、テレビのように制限したいのですが、どれくらいか加減が分からないのです。
以前記事にされていて見落としていたらごめんなさい!
なおぱぱ様
はじめまして。
joyと申します。
我が家にはテレビが存在しません。^^
PCで週末のみ、短めのDVDを見ても良いことになっており、子ども達はそれをとっても楽しみにしています。
さて、今日はRaz-Kidsのことでお邪魔させていただきました。
この度、「共同利用のお誘い」という記事を私のブログに書かせていただきました。
http://ameblo.jp/joywts/entry-11191332658.html
もしご興味のある方がいらっしゃれば、是非!
どうぞよろしくお願い致します。
>るきぽさん
映像が好きかどうか、というのは個人差もあるんですよね。
もう少し大きくなったら、また興味のでる分野のビデオも見つかるかもしれません。
>シオママさん
すいません、なぜかコメントがいくつかスパム認定されていました。内容が被るので、そちらは廃棄しておきますね(^^;
年齢的に毎日2時間はちょっと多いかな、という気もしますが、1日のうちに分散して見せているなら、それぐらいOKだと思います。
かけ流しの場合は、うちはとにかく量!でした。じっと聞く練習というのもそのうち必要かもしれませんが、今は、本人の気が向いたときに耳を傾ける、という感じです。こちらは特に時間を制限する必要は、私は感じません。
>こーにょさん
はじめまして!賛同者の方がいらっしゃると心強いです(^^)
iPadですが、我が家では週に1回程度、20分程度触らせています。まったく見せない週も結構ありますね。
紹介している絵本アプリなどは、一緒に見て、5分ほど遊んでそれで終わり、ということもあります。まあ、絵本でも一度読んで終わりということもあるので、そこらへんは投資だと割り切っています。
本人が喜んで触るのは、ナショジオの"Dinopedia"とかがメインです。
旅行のときには旅先のホテルなどで少し触らせたりもします。
>joyさん
テレビがないというのは、それはそれでありですね。うちも子どもがいなければテレビは買わなかったと思います。
今も子どもの番組以外は見ていなかったりします。
Raz-kids.comの共同利用、多くの方が希望されるといいですね。
確かにテレビを見せないと家事が大変とか言われますが…うちは…保育園児だったこともあって一日中一緒にいないからかもしれませんが…なきゃないで、一緒に家事をしてましたね。英語的にはそろそろ見せたほうが効果があるとは思ってますが…その短い時間も水戸黄門に取られてるのが腹立ちます。
>うららさん
テレビ・ビデオ、ないならないで、ちゃんと回せる家庭も多いので、ようはやり方次第だとは思います。
英語の番組に関しては、貴重なインプットの機会として、多少なりとも見ても良いのではないでしょうか。が、各家庭いろいろな事情があり難しいですね。
コメントを投稿