2012年6月2日土曜日

3年半の親子英語を振り返る(3) 早期英語教育が子どもの日本語を壊すか

ネタがないときの頼みのつな、「親子英語を振り返る」シリーズ第3弾は、我が家の鬼門、「バイリンガル教育の神話?真実?その3 早期英語教育が子どもの日本語を壊す!?」という2年前の記事を振り返ってみようと思う。

この件に関しては様々な立場の人が様々な証拠を元に様々な議論を行っており、今さら素人の私がここで理論的に何やら言っても意味がないので、あくまで3年間の早期英語教育の結果、うちの子の日本語がどうなったか、ということに絞って話をしよう。

すると、当初の予想と違って、結構否定的な結果になったことは認めざるを得ない。

今まで、時折触れてきたことだが、破壊されている、というのは言い過ぎにしても、なおの日本語が影響を受けているのは確かだ。

日本語しかわからない相手に英語が出てしまったり、英語では言えるけれど日本語では言えない表現があったり、日本語で話しているときに英語が混じってしまったり、カタカナ言葉を話すときに、妙に英単語の発音に引きずられたり、そもそも日本語の発音自体が英語に引きずられたり。

ただ、ここで書いたことの多くは、成長するに従って、消えてしまったり、収まってきたりしている。2つめの言語をやっている悪影響は、特に幼いときに大きく、成長するに従って、だんだん減ってくると言える。それは、第1言語としての日本語が確立していく過程とも一致しているのだろう。

今のなおの場合、外で日本語しかわからない相手(それがいとこや祖父母でも)には、英語を使うことはなくなった。日本語にあるカタカナ言葉をしっかりと日本語として発音している(多少、まだ英語に引きずられることがあるが)。まだ日本語よりも英語の方がスムーズに言える表現も多少残っているが、これは少しずつ解消されていっている印象を受ける。

むしろ、おそらくこれからは英語の発音が日本語チックになったり、日本語では言えることが英語ではうまく表現できない、といった問題が生じてくるのではないかと思う。

ちょうど、小学校に上がる、来年の4月ぐらいには少なくとも学校生活において日本語が問題となることはなくなる程度になっているはずだ(根拠のない自信だが)。



読みに関しては、英語は単語はかなり読めるが、文章を読むのはスラスラとはできない状態。面白いことに、日本語も同様で、ひらがなはすべて分かるのだが、文章になったものを読むのは大変なようだ。

もちろん早い子はすらすらと読んでしまうのだろうが、この辺りはガンガン時間を使って練習すればするほど、早く読めるようになる、というものでもないので、もう少しは読み聞かせを中心に様子を見ようと思う。

読むことに興味は持っており、今読んでいるStinkの3巻も、読み聞かせをしていないときに時折ページを開いている(イラストや漫画を見ているだけかもしれないが)。



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4 件のコメント:

りゅうママ さんのコメント...

うちもなおくんぐらいの時はすらすらなんて全く読めませんでした(^o^;)
なおくんのほうが早く読み始めてるし、きっと気づいたら普通に読んでるんでしょうね~(*^^*)

日本語が変になる?という現象はうちは結局全くありませんでしたが、確かに発音は日本語のカタカナにつられて日本語っぽくなりました(;^_^A

なおくんが来年小学校、っていうことにビックリ。
もうそんななんですねぇ~☆

なおぱぱ さんのコメント...

>りゅうママさん

りゅうちんは、時期が来たらあっという間に読めるようになった印象がありますよね。前例があるので、うちも焦らずにいこうと思います。

日本語に関しては、日本語にはっきりと分かるような問題が出たのって、ほんと親子英語ブログ界ではうちだけですよね。

よその子はほんと早く発達しますよね(^^)

マンゴー さんのコメント...

なおくん、入学する頃には日本語も大丈夫そうですね。きっと幼稚園での活動や、ご家庭でのなおままさんの取り組みが活きているのだと思います。バランス良く、ってなかなか難しいですよね。

うちは小2の現在でもまだ日本語が不安ですが、やはり年を追う毎に徐々に良くなってきているとは感じます。日本の学校に入れている限りは、矯正されることはあってもおかしくなることはない、と信じて^^;

読みは、うちも本人のやる気が出たとき(小1秋)に一気に進みました。それまでは3-letter wordも読めなかったので、なおくんはまったく焦る必要なしです!学校で国語の教科書の音読が上手に読めるようになってくると、英語の音読も格段に良くなってきました(ちゃんと意味ごとの塊で区切って読めるように)。日本語の音読と英語の音読には相関性があるのでしょうかね?

これからも、なおくんの成長を楽しみにしております(^^)

なおぱぱ さんのコメント...

>マンゴーさん

ありがとうございます。独り言なんかも、日本語がでてくるようになってきているので、4月までにはかなり日本語優位になっていくと思います。

その後の取り組みは、ちょっと気合いを入れないといけませんが(^^;

日本の学校で、日本人の友達に囲まれていたら、まあ、日本語がおかしくなることはないでしょう。

読みのきっかけや時期は人それぞれなのですね。一年生の秋でもOKと聞いて安心しました。

日本語と英語、喋りも読みも、強く関係していると思います。日本語で喋れなければ英語もそうだし、読みも一緒ですよね。脳の同じ部分を使って処理しているので、十分に発達をしていなければ、まだ準備ができていない、ということだと思います。

ワーキング・パパに出来る範囲で、これからもまったり進めていきます(^^)