2013年1月5日土曜日

親子英語、いくらかける必要があるか

ちょっと人目を引くタイトルにしてしまったが、親の英会話力、住んでいる地域、子どもに最終的に求める英語力(4技能別)によって必要な金額は千差万別、決して単純に年間いくら、という金額にはならない、と最初にいいわけしておく。

4技能別に考えていくと、まず不可欠なのが「聞く」で、一般的にはこれはCDを聞かせたり、英語のビデオを見せることによって鍛える。

やす~くあげるなら、やはりテレビの番組を録画することが始めるのが一番。今は地上デジタル放送では幼児向けの番組でちょうど良い二カ国語のものがないように思う。衛星放送が見られる家庭なら無料のDLifeチャンネルでリトル・アインシュタインその他がある。

ちょっとお金を払うなら、今のお勧めは衛星放送のスカパーでディズニージュニアだ。スカパーE2なら、NHKの衛星放送が受信できる環境ならアンテナを取り付けなくても見られるし、レコーダでそのまま録画できる可能性が高い。

ディズニー・ジュニアだけを受講するなら月1,000円で、2,3ヶ月録画し続ければ2,3年分、無料の16日間だけでも半年分ぐらい録画できる(実際には、子どもの好き嫌いがあるので、そう簡単にはいかないが)。


その次のリーズナブルな選択肢は近所のレンタルショップでのDVDレンタル。最近は100円キャンペーンが恒常的にやっているので、気軽にレンタルできる。一押しはドーラ。

こう考えると最低ラインは月数百円になる。

次は、「話す」。これは、英語を担当する親が英会話教室の先生だったりすれば、特に何もお金をかけなくても、日々の工夫で会話力を伸ばせるだろう。そうではない場合は、スカイプによるオンラインレッスンや、英会話教室やサタデースクールにお金を使う必要がでてくる。この場合の費用はピンからキリまで。

極端な話、「ネイティブのような」英語をマスターさせようと思い、お金に糸目をつけないなら、ネイティブのベビーシッター(家庭教師)を雇うこともできるし、日々の予約合戦に魂をすり減らしながら激安オンラインレッスンで良い先生をゲットすることもできる。

近所に英語が流ちょうな外国人家族がいて仲良くなって英語で遊ぶなら、レッスンなどかなり減らせるだろう。

親がたいして話せないのでオンラインに頼るなら、週3回で最低ラインは月2,000円といったところか。

「読み」に関しては、いかに安く絵本・本を供給するかが鍵になる。近所に洋書を大量に持っている図書館があれば、これもほぼ無料になるだろうし、図書館でまったく借りられず、親子英語をやっている家庭と貸し借りもできないなら、必要な本はすべて購入することになる。もっとも、本の購入も、古本屋やオークションを使えば多少安くあがるだろう。

また、図書館が近くにある家庭でも多少は絵本を購入していくことになるから、実際にはゼロということはない。

ある程度、予算を使えるなら、洋書の朗読CDも欲しいところだ。朗読CDを聞きながらページをめくる聞き読みをしたり、単にオーディオだけでストーリーを楽しんだり。朗読CDは決して安くないのだが、長く親子英語を続けている(=成功している)家庭では多少なりとも購入している家庭が多いように思う。

Raz-kids.comを利用でき、さらに子どもをやる気にさせられるなら、年間数百円でかなりの読書素材を手に入れられる。これは朗読機能もついているので、いうことなし。子どもが飽きなければ、の話だが。

「書き」に関しては、少なくとも就学前は1,000円ほどのワークブックがあれば一年間持つ。もっとも、学年が上がって、高度なライティング力をつけようとすると、これまたレッスンが必要となってくる(しかも、ネイティブの?)ので、お金がかかりそうだ。

こう考えていくと、とにかく使うお金には非常に幅がある。ものぐさハハさんが年間2万円以下でできた一方で、我が家で15万ほどかかってしまったのはこういうわけだ。

お金を使うか、時間と手間暇を使うか。4技能をそれぞれどこまで求めるか。自分のニーズと子どもの個性に合わせていくらでもフレキシブルにできるのが、親子英語のおもしろいところだと思う。

最後に、一番必要なのは、執拗なまでの親のモチベーション。これこそpricelessだ。

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7 件のコメント:

マンゴー さんのコメント...

やはり年齢が上がるごとに格段に掛かるようになってきますよね。うちの娘が幼児の頃は月1,000円も掛かっていなかったんじゃないかと思いますが(CATVのみ)、今では軽く10倍以上です。
親のモチベーションはPriceless。イイ言葉ですね~。ホント、親の根性が試されていると日々感じます。(お正月、ちょっとサボりすぎました^^;)

Yuzyママ さんのコメント...

はじめまして。親子英語歴1年弱の新米Yuzyママと申します。昨年はずっと読ませていただいてばかりだったのですが、今年は勇気を振り絞ってコメントさせていただいています^^

ついついお金さえかければ・・・と思ってしまいがちですが、決してそうではないんですよね。我が家は、娘がまだ2歳なのですが、完全に母の趣味であちこち手を出してしまっています^^;

いつも大変参考になる記事をありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。

なおぱぱ さんのコメント...

>マンゴーさん

そうですよね~。単なる英会話力だけならいいんですけど、英語で学ぶ力を、と考え始めると、有能な先生(できればネイティブ)のレッスンを受けさせたくなります。

基礎だけたたき込んで、後は高校生ぐらいから自分でやらせるのでもいいような気が最近してきました。

我が家は親の根性ぎりぎりのラインまでがんばります!(楽しみます?)

>Yuzyママさん

コメントありがとうございます!私もYuzyママさんのブログ、ときどき拝見しています。

先走って教材を買っているときが実は一番楽しい、という話もあります。実際に取り組み始めると、子どもの反応が一筋縄ではいかず(^^;

これからもよろしくお願いします。

マモ さんのコメント...

今回の記事を読みながら、息子が赤ちゃんだったときに某教材の音の出るものを中古で20万出して買ったことを思い出し、辛くなりました(笑)

今はいくらでも工夫できて、そういう工夫も親子英語の醍醐味だったりしますもんね^^


私のモチベーションはブログ村の親子英語カテ。以前になおぱぱさんが親子英語カテに非常に愛着があると書かれていたのにとても同感いたします。
今年も親子英語カテからたくさんの知恵ややる気をもらうぞ~!

引き続きよろしくお願いします^^

なおぱぱ さんのコメント...

>マモさん

辛くなる記憶は、親子英語の誰もが持っていると思います(笑)

このマモさんのコメントに触発されて、今日の記事を書きました!

親子英語ランキングもやる気の源ですね!逆説的ですが、ブログ記事を書くために新しい取り組みをいろいろと考えているという有様で(笑)

ブログを通じてマモさんや他のみなさんとお会いできたのは、大きな転機になりました。

こちらこそ、よろしくお願いします(^^)

ものぐさハハ さんのコメント...

リンクありがとうございます!
皆さんのコメントも合わせて見ると、使う金額は、年齢と共に上がっていきそうですね。
pricelessにたくさん費やせるよう頑張ります~。

なおぱぱ さんのコメント...

>ものぐさハハさん

年齢が上がると増える金額の多くはスクールとレッスン(ウェブ、教室)なので、ここが工夫のしどころかと思われます。

国際結婚家庭やネイティブ家庭のお子さんと友達になるのが、安上がりで効果抜群なんですけど、こればかりは住環境と親次第(^^;