2013年3月23日土曜日

街の英会話塾で海外の大学進学に必要な英語力が身につくのか

キャッチコピー、「やりたいことは、英語の先にある」が気になるcoco塾ジュニアが新しくできるということで、今までの英会話教室とどこが違うのか調べてみた。まあ、調べてみたといっても、HPでわかることだけだが。

4つセールスポイントがある。

「習熟度別コース」はすばらしいことだと思うが、高度なレベルの生徒だけでコースを作るだけの人数が集まるのだろうか、という疑問が。

「高い目標設定&一貫した英語学習」では、「幼児期に英語を学ぶ土台作りを徹底して行う」とか。これは親子英語家庭での作戦と共通する。上の習熟度別コースがうまくいって、同レベルの子どもがたくさん集まれば可能になりそうだ。

「オールイングリッシュの『世界基準』テキスト」は、何をさしているのだろう。外国語として英語を教える(TESOL)業界に詳しいわけではないが、たとえば"Let's Go"などは日本市場専用だから『世界標準』ではないのだろうか。テキストを変えて学習効果が大幅アップ、ということは期待できないように思う。

一方で、昨日紹介したようなネイティブ向けのワークを駆使して基礎をたたき込んでくれるのなら魅力的だ。

最後が、「英語圏の教育動画サイトを活用した立体的な英語学習」だが、これはおそらくBrainPOP!?

年長で入塾して高3で英検1級、TOEFL iBT100点を狙うという学年別の学習進度・到達目標を見ると、いろいろ見えてくる。

まず、年長では「えいごって、たのしい」レベル。これはまあ既存の英会話教室でも同じだろう。そして、6年生で英検3級。これも、おそらく優秀な子なら達成できるレベル。ここだけ見ると大して変わらないように見える。

中3で英検2級、高3で英検準1級とだんだん野心的になっていき、高3では最後英検1級、TOEFL iBT100点!

いや、英検準1級をとった同じ年に英検1級なんて無理ですから(笑) 中学校入学後に異様に学習カーブが急になっていく。

突っ込みどころはたくさんあるが、ほとんどの子どもが小6で止めて学習塾に移行することを考えると、最終目標をあり得ないほど高いところにおきつつも、通塾している子どもにとっては無理がないカリキュラムになりそうだ。

個人的には、この最終目標を達成するためには、年長の時点で「えいごって、たのしい」などと悠長なことを言っている場合ではなく、どっぷり英語漬けにしないといけないような気がするのだが…。

現在無料体験実施中なので、ぜひ道場破り、いやいや体験させてみたいところだが、大阪では一番近い教室でも電車に乗らないといけないので、あきらめた。



私がこうした塾を作るとしたら、とちょっと妄想してみた。基本的に英語学習は継続が大切、かつ難しいところなので、年齢を限定して幼児だけ受け入れるような塾では意味がない。

人数はなおを入れてせいぜい4,5人、年齢はなお±2歳程度対象だろうか。週に1回2時間程度の実教室ではゲームのプレイや宿題のワークの確認程度を行い、家庭でのリーディングやビデオ視聴についてきめ細かい指導を行う。

こう考えると難しいのが、実際に対面で行う指導の中身だ。できるかぎり会話の練習の機会を設けるべきで、さらに年齢に応じたレベルの発話を促さないといけない。私自身がネイティブではないので、実現は難しそうだ。

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3 件のコメント:

ものぐさハハ さんのコメント...

道場破り!ぜひ行って欲しいですっ!!と煽りコメントをしようとしたら、体験イベントは終了してるんですね。残念。。(笑
なおぱぱさんが塾を開くなら1番に入塾したいです。親向けの親子英語塾というのも・・すでにこのブログでされてますね。(笑
「親子英語の神は・・」シリーズ(?)も、とても参考になります。大量な情報をいつもわかり易くまとめてくださってありがとうございます―。娘がなおくんより1学年下なので付いて行きやすいというのもあります。付いて行きます―。

りゅうママ さんのコメント...

ものぐさハハさんのように、なおくんと同じもしくは少し下の方たちがうらやましい(笑)
私もついていきたい~^^;

たっくんはもう全く親の言うとおりにはしてくれないので、放置状態ですが^^;いつかハルくんの参考にさせてもらいたい・・・^^;;

大阪市も中3で準1級とか目標掲げてましたよね。
それも私的には、いやいやそれは無理やろ^^;と思ってました。
そっか~、でも一応掲げる目標は高いほうがいいのだろうか・・・

なおぱぱ さんのコメント...

>ものぐさハハさん

体験イベント、興味がないわけではないですが、あきらかに経験ゼロの子どもたちが対象なんですよね~。

小学校入学後の取り組みについては、私も含めてこれからのみなさんは不安もありつつ興味津々という感じです。

各家庭、おかれた状況が違うからそのまま適応はできませんけど、先輩方の取り組みは本当に役に立ちます。

>りゅうママさん

りゅうママさんにはむしろうちがついて行く立場ですよ~。りゅうちんみたいに、すんなり英検が受かるといいんですけど。

りゅうママさんの場合、意識的に取り組みをしていないだけで、英語が完全に生活の一部になっていて自然に「放置」のような気がするだけだと思いますよ。