あえて火中の栗を拾うのはどうか、という気もしないでもないが、小学校の家庭学習について意見の分かれる教育方式である、公文式とどんぐり教育について私の感想を書いておこうと思う。
公文式はあえて説明する必要はないだろうと思う。スモールステップでの達成と反復練習を積み重ねる教育スタイルだ。
どんぐり教育は、詳しくは公式(?)ホームページの説明を読んで欲しいが、「本当の学力」を育てるという信念の元、独特の文章題とそれに対する図解による解法の指導を行うところが特徴的だ。
公文式は反復練習がその基礎になるのに対し、どんぐり教育ではそれを「考えない学習」といって否定するところから始まる。以前のHPはもっとカオスで、もっとはっきり書いてあったのが、現在のHPでは多少トーンダウンしているような気がするが、方針自体は変わっていないはず。
私自身、なおが生まれる前は公文に惹かれていたし、幼稚園時代にはどんぐりに興味があって色々調べてみた。
まず、公文に関しては、自分自身の小学生時代を考えたときに反復練習が嫌いだったこと、また自分が体験した高校受験~大学受験を考えても、計算力が問われたことが一度もなかったことを考えると、なおには向いていないし、必要ないだろうと判断した。
小学校によっても違うのだろうが、毎日算数の宿題がでるのが現在の主流の指導方法のようだ。なおのクラスでも、算数のプリントが毎日出て、そこそこの量の計算問題をやらされる。現時点ではこれだけで反復練習は十分すぎるほど。
公文では本来の学年より上の学年の学習内容を先取りしていける、というのも魅力だと思うのだが、これも私的にはなおに特にやらせたい、と思うことではない。
お次はどんぐり。主張には一部同感するところもあるのだが、基本的には子どもの知的発達を定量的に理解した上で体系立ったカリキュラムが作られているわけではなく、個人の直感に頼っているという印象を受けた。
メイン教材である作図による算数の文章題の解き方は面白いとは思うが、その他の学習法について総合的に考えても別に革新的であるとは思わない。マーケティング戦略としてFUDを採用しているのが倫理的に受け入れられない、というのもある。
ということで、ある意味おもしろみはないが、「普通」に学校の宿題をさせ、通信教育をやり、市販の問題集で補っていく、という家庭学習のスタイルに落ち着いた。
おそらく、公文でもどんぐりでも、向いている、または効果的な子どもがいるのだと思うが、我が家では取り入れない、というだけの話だ。
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サタデースクールもなくなって、ひさびさにのんびりする土曜日の朝だった。
なおとは、ドラえもんの日本旅行ゲームをやったり、ポケモンカードゲームを広げながらあれこれ話したり、ベイブレードで遊んだり、最後はなおままも交えてカルカソンヌをプレイしたり、とゆっくり遊んだのも久しぶりのような気がする。
昨日紹介したMoshi Monstersのハンドブックも大当たりで、かなりの時間眺めている。買ったかいがあった。
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2 件のコメント:
いつも参考にさせて頂いています。
初めてのコメントです^^
長女が、どんぐり(絵で解く文章題のみ)、公文共にやっていました。
どちらかでは片手落ちな気がして、両方していたのですが、それぞれ、それなりに効果はあったように思います。
特にどんぐりの絵で解く文章題のおかげで、中学受験算数の基礎作りができたかなーと。
ただ、最近は市販教材(算数パズル)で秀悦なものがたくさん出ているので、そちらで代用できそうですが。
次女(年中)がときどき、幼稚園児用のどんぐり文章題を解いています。
まだ数式では理解できないことも絵を使えばイメージして解けるのは、下地作りとしては良さそうです。
>ミニーママさん
どちらも、というのはバランスがとれてよいような気がします。
どんぐりの文章題は、特に低学年ではふだんやらないタイプの問題に触れるという意味で良いのかなと思います。ただ、これだけで「学力」がつく、と言われても、と思いますが。
ユーザーとしては、使えるものはうまく自分の子にあわせて使う、という感じでしょうか。
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