2013年10月11日金曜日

どちらの表現が正しいかわからないとき

今回のTIPSは以前紹介したポッドキャストのGrammar Girlこちらに載っていたものだ。

ネイティブではない我々が英語を使っているとどうしても「あれ、どっちが正しいのかな」と感じる表現がちょくちょくでてくる。

前置詞についての回なのだが、前置詞というのはネイティブにとってもなかなかにやっかいなものらしい。アメリカとイギリスで違っていたり(アメリカでは"standing in line"だがイギリスでは"standing on line")、世代で違っていたり(若い世代は"on accident"を使うことがあるが古い世代は"by accident")。完全に使い分けられているわけでもなくて、「どちらかというと」という頻度の差だったりするので、こうした微妙なフィーリングの世界になってくると、正直我々にはお手上げだ。

ではどうするか。米語か英語かという親子英語で昔からよくある議論に戻すと、家庭での主流を決めておく方がぶれなくて良いだろう、ということになる。

が、我が家ではこれについては最近かなりいい加減になりつつある。元々米語中心で来ていたのだが、どっぷり浸かっているHorrible HistoriesはBBC制作の完全ブリティッシュだし、印刷媒体も別にこだわらずになおが喜びそうなものは何でも買っている。

結局、根本的なところはもっと深いところにあるので、気にしなくても、と思ってしまうからだ。この前書いたグロービッシュの話と通じる話だが、苺ママさんが最近の記事で書かれているとおり、日本に生活して、自然と多様な英語に触れていけば、なるようにしかならない。

話を戻すと、なんとなくどちらの表現でもいけるような気がしてしまう場合、どうするか。

たとえば、ポッドキャストでは"on the restaurant"と"at the restaurant"の例が挙げられていたが、こんなときに使えるのがGoogle Ngram Viewerだ。

これはごく簡単に言うと、ある単語なり表現なりを入力して検索すると、グーグルが今までスキャンした出版物を調べて、年代ごとにどれぐらい頻繁にその表現が出てくるかを検索してくれるものだ。

これで調べると、"on the restaurant"は2000年頃で0.000005%、"at the restaurant"が0.00004%、とatの方が10倍近く頻繁に使われていることがわかる。

この検索では文脈とか使い方なんかはまったく考慮してくれないのだが、それでも参考になるだろう。

最近気になったのが、なおが作文で使った"at high speed"。

これって、"at a high speed"じゃないのか、とふと気になったが、なおは直そうとしない。Ngram Viewerで調べてみると冠詞はいらず、"at high speed"でOKのようだ。

もちろん、身近にネイティブがいれば聞くのが一番だが、そうもいかない我が家の場合では、とても役に立つ。

***

昨日の夜は残業もなく普通に帰宅できたので、急いで色々と済ませて、夜は「ドラえもんゲーム」をプレイすることができた。これで少しは日本地理が頭に入っているのかさっぱりわからないが、お気に入りのゲームであることは間違いない。

このところ時間があればゲームをすることが多く、選ばれるのはこのドラえもんやカタン・ジュニアなど。

ボードゲームをプレイするのは、これで能力開発しようとかいうことではなく(日本地理には親しんでくれると良いと思うが)、家族で楽しい時間を過ごすためだ。我が家にとっての英語も似たようなものかもしれないな、と思う。

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3 件のコメント:

りゅうママ さんのコメント...

難しいですよね~。
日本語も助詞を正しく使うのが難しいのと同じでしょうね(;A´▽`A

うちはりゅうちんと英語で話すことが最近あまりないけど、言えることが増えてる分だけ、間違いもそこそこあるんだろうなと思います(^^;)(;^^)
でもとにかく話せて通じればいいかな…文法や発音は、大きくなれば自分で勉強することもできるし。と思ってるんですが(;A´▽`A

ものぐさハハ さんのコメント...

面白いツールがあるものですね。私は、Google本体に、“on accident”と“by accident”をクオーテーション・マーク付きでそれぞれ検索して、検索結果が多いほうが勝ち!としていました。でも、このNgram Viewerなら「勝ち!」の理由も見えてきそうですね。

なおぱぱ さんのコメント...

>りゅうママさん

そうですね!自覚が芽生えてからしっかり自分で勉強するのが一番の早道だと思います。

ただ、自分が間違えているところは当然子どもも間違えるので、そのあたりの責任は感じます(^^;

>ものぐさハハさん

google検索でも同じようなことができますよね。違いは、対象が本なのでよりフォーマルな表現で正しいものがどちらかを探せるのと、年代による変化が見られることでしょうか。

アメリカ英語、イギリス英語でわけて検索もできますね。

まあそこまでこだわる人は少ないかもしれませんが(^^;