2014年11月5日水曜日

小学校のFund raisingの話

日本と違って、アメリカでは公立の小学校でも、保護者が寄付をすることにより学校の設備をどんどん新しくしていくといったことが普通に行われる。

そのため、地域によって公立でも教育の質に日本以上に大きな格差が生まれるのだが、今回はその話ではなく、お金を集めるための様々な工夫について。

もちろん、普通に寄付も受け付けている。ちょっと凄いのは、保護者が寄付をしたら、ある程度以上の金額(20ドル)の場合、PTAのホームページに名前が載ること!露骨だ。

他にもたくさんの工夫がある。

ある日突然、なおがチラシをもらってきて、何かと思ったら、提携している近くのダイナーでその晩、食事すると代金の15%がPTAに寄付されるとか。

提携している近くのピザ屋さんで持ち帰りのピザをオーダーできるクーポンが28ドルが20ドルで買えて、しかも一部がPTAに寄付されるとか。

また、PTAではなく、小学校そのものも結構資金集めに必死だ。

以前書いたスカラスティックのブックフェアもその一つ。ブックフェアのときに、本を購入して教室に本を寄付することもできる。

最近では、授業中に書いた絵をもとにオリジナルグッズ作成のチラシが来た。なおが描いた絵というか、パターンを元にマグネットを作って、買うなら6ドル、要らないならマグネットを返品してくれ、という。なかなかに強引だ。

値段はオリジナルグッズとはいえ、うは、とため息がでるようなお値段。

それでも、我が子の描いた絵のマグカップで毎朝コーヒーを飲むのは素敵かなあ…などとお花畑なことを考えて、ついマグも購入してしまった。まあ、これも寄付の一環。

ちなみに、ダイナーで夕食も、ピザのクーポン購入もしっかり参加した。

***

お金についての話は、アメリカではタブー視されることなく、子どもの頃からしっかり考えさせる傾向にある。小学校での寄付も、そうした教育におけるお金に対する態度を反映しているとも言える。

なおは、すでにというかなんというか、将来の夢が「お金持ち」だったりして身もふたもないのだが、逆にいうとあまりお金に関する教育をしてこなかった。

こちらに来て初めて知った、さすがアメリカ!と思ったのが、PBSのBiz Kidsという番組。日本でのNHKにあたる放送局が作成している、ずばりお金・職業がテーマの番組だ。

タイトルだけ見ても、"What is Money?"とか、"How Do You Get Money?"、"What Can You Do with Money?"などなど、今のなおに知っておいて欲しい内容がたくさん!

アメリカ国内だとHPで無料で見られるせいか、DVDの販売はなし。

まだ他に見せるべきものがたくさんあるのでまだ見せていないが、帰国までにはある程度見せたい番組のひとつだ。



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