アメリカの小学校は自由だ、という印象があるせいか、渡米前はなおがアメリカの小学校が気に入って帰りたくないといいだしたらどうする、と聞かれたことがあった。
実際に5カ月ほど通ってみて、なおの感想はどうかというと、帰国を待ちきれないというほどではないが、少なくともアメリカの小学校よりは日本の小学校のほうがよいという。
理由を聞くと、休み時間が短いのがダメだという。休み時間は2回のみ、しかも15分と40分で40分休みは給食の時間も込み。
アメリカの小学校、自由な面というのは多々あって、おやつの時間があったり、何かといえばカップケーキだのなんだのが放課後配られたり(保護者が持ってくるらしい)、放課後、スムージーのスタンドが出たり、日本の小学校ではありえないことがたくさん。でも、なおにはあまり重要ではないらしい。
実際には、なかなか仲の良い友達ができないのがつらいのだろうと思う。割と積極的に絡んでいくようだが、空回りしていることが非常に多い。
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日本の小学校が良い、ということからもなんとなく類推できるが、今のなおのアイデンティティはビバ日本人!という感じ。少なくとも、アメリカ滞在を通じてアイデンティティがぶれる、ということは一切なかった。
アメリカの小学校にさほどなじめなかったのは残念だが、長い目で考えればアイデンティティが揺るがなかったのはよかった。
日本の小学校でばりばり適応していたわけではないのに、ちょっと不思議な気もするが、相対的には慣れた日本のほうがよい、ということなのだろう。
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