家庭や塾での先取り学習に対して否定的な人は、学校での授業が退屈になってしまうから、という理由を挙げることが多い。
実際、新学期が始まってなおが言い出したのがまさにそれ!
算数の授業はすべてもうやってしまっているから、つまらないとのことだった。そう、アメリカにいる間にすごく軽くだが、一通り済ませている。
ただ、実際に授業が始まっているわけではなく、あくまで想像で話をしているようだ。
これに対しての対策としては、まず自宅での予習はあくまで軽く勉強しているだけなので、学校で習う内容を100%カバーしているわけではないことを強調しておいた。
また、答えを出すのはできても、式で過程を表すのが苦手なので、そのあたりは授業を通じて一年間でマスターして欲しいことも。
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この問題についての私の考えは、確かに先取りは授業を退屈にする面もないではないが、そもそも私自身が小学生のとき、算数の授業というのは退屈なものだった。
ちょっと予習をしたぐらいでは、たいして変わらないのではないかと思っている。
また、授業で自分の知らないことを学んでいる感覚と、授業内容を自分が理解しているという感覚のどちらが重要かといえば、私は後者の方だと思う。
自分が考えていることを言葉で説明するといった練習も自宅ではしていないので、そこは授業に期待したい。
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デメリットもないではないが、自宅学習での予習は続けていく。教わるのが嫌いななおのために用意したのがこちら。
ひとりで学べる算数 小学4年生 (朝日小学生新聞の学習シリーズ)
けっこうお値段が張るが、その分充実している。1日1ページで300日ほどかかる予定だ。
文句があるとすれば、それは答えを記入する欄が小さいこと。A4サイズなので仕方ないのだけれど。
使い方の解説のすべてにルビが振ってあって、とにかくひとりで学べるようにという主義で作られているのは、あっぱれ。
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