なおは現在、小学校で最高学年のGrade 5になる。
日本だと、高学年になると理科でも社会でも、覚えるべき事項が詰まった教科書をきっちり学ぶ。授業に加えて、理科なら観察したり実験したり。社会でも見学や校外学習があったりするかもしれない。グループワークや発表もあるかも。でも、最後はテストで知識の習得の確認がある。
アメリカでも、天気/気候、太陽系/月、地球/岩石といった今までの単元では、似たような感じで最後に到達度テストがあり、100点満点で点数をつけられて持って帰ってくる。ちなみに、こうしたテストの点数はすべて親向けのウェブサイトで1年分が確認できるのが日本との大きな違いだろうか。
ただ、今回はテーマが「発明」で少し違う。
まず最初の課題は自分で何かを発明すること。
これが結構難しくて、今まで発明されたことがあるものでは駄目。すでに存在するかどうか、自分で確認して報告しないといけない。
その後、パテント(実用新案)の申請書類を作り、実物を作って(もしくは模式図)プレゼンをしたり。
最後は、ポスター(3つ折りの自立するもの)にして、学校のサイエンス・発明フェアで展示するそうだ。
児童書でおなじみの小学校のサイエンスフェア、なおの小学校では5年生は発明品の展示になるらしい。
また、関連した課題として、発明家をひとり選んで、自分で調べてクラスで発表する、という宿題もあった。
面白いのは、発明家になりきって発表すること。コスプレ推奨ということで、なおも変なアイデアを色々出していた。
理科と社会を組み合わせたような授業だ。高学年でも、「理科」「社会」ときっちり時間割が分けられていないので、自由な取り組みができるのだろう。
日本の理科の授業よりも、とにかく独創性とコミュニケーションを重視する授業で、単なる知識の暗記に価値を置かない文化を反映している。
2 件のコメント:
すでに発明されているものはダメで、実用新案を書くとは、本格的ですね~!
面白そうだけど、大変そう(苦笑)あ、大変そうだけれどおもしろいのか!
コスプレ推奨っていうのも、日本ではやらないだろうな~(笑)
なおくんの発明はどんなものでしたか~?
うちの子は独創性とかないので,ダメダメでした(笑) なおの名誉のためにも,ここで公表しないことにします.
オリジナルのものを作るって難しいですよね.
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