2017年6月11日日曜日

暗記術の話

中学受験関係の情報をネットでだらだらと漁っていて「見るだけ暗記法」なるページを発見した。「50個の漢字を20分で覚える」のが売りらしい。

この暗記法は、私も大学受験時代に英単語の記憶に使っていた。どこかの学習法指南で紹介されていた方法だ。

使っていた単語集は時代がばれるこちら(当時はCDはついていなかった)。

試験にでる英単語―耳から覚える (試験シリーズDX)試験にでる英単語―耳から覚える (試験シリーズDX)


要は、アウトプット、より正確には、記憶の中から答えを探そうとするプロセスが記憶の定着を促す、ということを踏まえて、短い時間で覚える時間と思い出す時間を繰り返すという手法だ。

英単語の場合はページを二つ折りにして、左側に単語の英単語だけ見ながら日本語の意味を思い出す。1ページごとに覚えていない単語にチェック。一気に100語分繰り返す。

忘れていたら日本語訳を確認して、再度チェック。基本的にすべての単語の意味を再度覚えているか確認する。

100%完璧に覚えるのが目標ではなく、90%ぐらい覚えられたらそれでいい。

1冊終わったら、今度は覚えられなかった単語だけ抜き出してノートを作り、それで同じ作業を行う。

さて、これを漢字の学習に使おう、ということだが…

まずこれは各学年の新出漢字には使えない。書き順や細かいトメハネなどを学ぶ必要があるし、綺麗に書く、というのもそれなりに大切。

また、漢字を書く、というのは子どもにもよると思うが時間がかかるので、短時間で覚えているかどうかの確認が難しい。不可能とはいわないが、あまり適してはいない。なんども思い出して書く、という作業をする必要があるが、これができる子は漢字の勉強をそもそも嫌がらず、苦手意識もないだろう。

使うとしたら、小学校で出てくる漢字をすべて学んだ後で、熟語の学習に使うぐらいか。

実のところ、今のなおが苦労しているのは、予習シリーズで出てくる少し漢字の用法だ。教科書に出てくるような熟語は問題ないのだが、中学受験で必要とされる水準はもっと上になる。

この暗記術は意味を学ぶプロセスをすっ飛ばしているので、言葉としてはすでに知っているのが前提。なおの場合、書けない熟語は知らないことが多いので、意味の理解から始めないといけないので、この技は使えない。

まあ、単なる暗記術なので、使えるとしたら受験が迫ってきてからだろうか。

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