2019年6月5日水曜日

英語、そして外国語学習の意味が変わりつつある

外国語の単語や文章があったら、スマホで写真を撮るだけで翻訳してくれるGoogle翻訳というアプリがある(ブラウザからも使えるが)。

機械翻訳というと昔は冗談のような精度で(別の会社のサービスだが、大阪の地下鉄の駅名が奇妙な英語にされていたのがこの前ニュースになった)、とても実用的ではなかったが、このアプリを手元のフランス語の資料で試してみたら、そこそこ文の意味が分かるぐらいには役に立った。

さらに、「音声文字変換」というアプリの存在も知った。これは、アクティブにすると、周りで喋っている言葉を文字に変換してくれるというもの。テープ起こしのサービスをAIでやるものだが、この精度がまたすごい。AIでダイナミックに会話の文脈を理解して、自動で訂正なども加えながら、聞き取ってくれる。

人が喋っている言葉を聞き取るというのは、かなり高度なプロセスなので、今まではAIでは難しかったのだが、この分野での技術革新はすさまじい。

もちろん、まだ完璧ではないのだが、文字変換されたテキストを翻訳アプリに放り込めば、その場で相手の言っていることがだいたい分かる。

これから、精度と利便性が上がっていくとすれば、海外旅行などはこれでまかなえてしまう時代がもうそこまで来ている。というか、インバウンドの観光客を相手にするレストランやカフェなどでは、すでに似たようなアプリで何とかしているという話も聞いた。

もちろん、正確性が問われる場面では機械翻訳では足りないのだが、単に世界の最新情報を手に入れる、という目的のためなら、英語を学ばなくても良い時代は意外と近いのかもしれない。

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