2010年4月21日水曜日

話題の記事「早期教育効果は小学生で消える」を読んで

早期教育に関する雑誌「アエラ」の記事がオンラインで公開されているということで、読んでみた。

そういえば、以前似たような記事がやはりオンライン記事であったなあ、と思い出した。もう記事そのものは消えてしまったが、そのときの感想がこれだ。こっちは週刊朝日で、同じ朝日新聞系。

実は、似たような話は何度も聞いたことがある。現在、市場に出回っているほぼありとあらゆる種類の「早期教育」法は、すべて中期・長期的な検証をすると、効果がでない。その筆頭がドッツで有名なドーマン法だ。欧米の研究でも、早期教育を受けた子どもたちと受けていない子どもたちを比べると、ある一定の年齢で受けていない子たちの能力が追いついてしまう。

そういう意味では、記事の内容は別に驚きではなかった。教育投資額だけを見て議論しているので、ちまたの様々な教材・教室をすべてごっちゃにして分析しているのだろうが、長い目で見て「効果がある」と証明できた教材も教室もこの世にまだ存在しないので、現時点で幼児教育はほぼどれも効果がないと考えても良いだろう。

ただし、記事にもあるように、「養育態度」は効いてくる。このなかには、毎日ドリルをやらせることによって身につく学習態度とか、家庭における勉強の重要性かも含まれているはずだ。

***

今回の記事は、早期「英語」教育そのものとは直接関係ないものの、我が家の教育方針とは深く関係している。幼児期(幼稚園時代)は、遊びを通じて、子どもが想像力・創造性など様々な学力の基礎を身につける時代で、この時期にはとにかく子どもが自主的にやりたいことを重視してやりたいと思っている。親の仕事というのは、いろいろな「楽しいこと」があるということ、そしてその楽しいことを子どもが自分で発見していけるように誘導してやることだと思う。

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3 件のコメント:

sa-chi21 さんのコメント...

あちらこちらで話題になってますね。
なおぱぱさんの注目されている「養育態度」がわたしも一番目をひいた記事でした。
それ以外は若干極端な例でまあ、記事として興味をひくように書かないといけないからそんな極端な例なのかなーと思いながら読んでました。

感想としては親がどんな長期的視野をもって子育てにのぞんでいるかで教育産業に振り回される人、そうでない人にふりわけらるのかなと。

なんで、今それをやっているのか、やろうとしているのか、それは「反応」してはじめたことなのか、「目的をもって」はじめたことなのか、、いつもいつも考えます。

考えすぎると途中でワケがわからなくなります(爆)そこにうまく教材DMがつけいります(←ダメ親の典型?)

masyaまま さんのコメント...

なおぱぱさんのブログを拝見して、記事も目を通させて頂きました。

先日も別の話題でコメントさせてもらいましたが、結局は何事も「バランス」というか匙加減ですよねぇ~。と自身は思っています。

それにしても、「ドッツ」は中・長期的には効果が無い筆頭とは知りませんでした(@_@;)ショック!

実は、方法はドーマン法で推奨しているやり方ではありませんが、「ドッツカード」は自作してmasyaに試してます。

ということで、中・長期的に効果があるかどうかはこの目でmasyaで確認してみることにします(爆)

そのうちブログネタにもしようと思うのでよろしければご覧になって下さい☆彡

なおぱぱ さんのコメント...

>sa-chi21さん

幼児期のドリルは、学習習慣をつけて、そして親が「勉強は大事だよ」という姿勢を持っていることを示すために有効だと思います。

長期的視野も必要だと思います。特に、英語育児には、大切かも。

sa-chi21さんの「考える」姿勢、すごいなと思います。ご意見、いつも参考にさせていただいてます!

>masyaままさん

実は、masyaままさんのブログでドッツがでてきたときにちょっとコメントしようかと思って、止めたのがこの話でした。

ドーマン法の、子育てに関する哲学というか、姿勢は本当にその通りだと思います。

ドッツのご報告、楽しみにしていますね。