母の日に、ということでなおが幼稚園からこんな絵を持って帰ってきた。色鉛筆なので薄くてちょっとわかりにくいが、描いてあるのはモンスターではなくて人の顔らしい。しかも、パパの顔(笑)。「さあ、みなさん、お母さんの顔を描きましょう」と言われて、パパの顔を描いてしまうあたりが、将来的にちょっと心配だ。
なおままが幼稚園に迎えに行っての帰り道、なおが突然「まま、おべんとうあらがとござます」と言ったそうだ。母の日なので先生に言えと言われたらしい(笑)。未だにありがとうが「あらがと」なのだが、そのまま「ございます」をつけているのが、どうにもかわいい(親ばか)。
完全給食なので、本当に大変らしい。
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CTPの話を以前、ちらりと書いたので、その取り組みについてちょっと紹介しようと思う。CTPというのは、英語絵本で英語育児界というものがあるとすれば、ORTと並んで人気がある教材で、アメリカのCreative Teaching Press社という会社から出ているものだ。
親子英語ブログ仲間で、CTPを使われている方は意外と少ないように思うけれど、かなり集中して取り組んでおられるのは、「楽しく親子で英語できるかな? ~WKE始めてみました~」のmasyaままさん。このあたりに、CTPを選んだ理由あたりが詳しく書かれている。
外大卒ママさんのところでは、ORTとCTPの特徴についてまとめてあり、とてもわかりやすい。
ORTは、ストーリー性が強く、キャラクターが共通していてシリーズものの強みがあり、限られた語彙に繰り返し触れることによって「読める」ことを意識して作られた教材。
CTPは、多彩なテーマとカラー写真、イラストで非常に多くの語彙・文法・リズムに触れる。音源も非常に工夫してあって、チャンツや音楽も交えて楽しめる教材。
という感じだろうか。
アマゾンでは、ほんの一部、取り扱いがある程度で、たとえばこんなセットが買える。このセットは、CTPの中ではオプション的な教材で、音源がないが、今ならマーケットプレイスで1,075円+送料340円。
Character Builders, Set 1: Doing Right and Trying Hard
私自身は使ったことはないが、定評があるのは、MUM'S ENGLISHさんで、ものすごく詳細なガイドもある。本来は、"MUM'S"というぐらいなので、イギリス製の教材の販売が最初中心だったのだろうか。CTPはカリフォルニアの会社ということなので完全にアメリカ英語だ。
レベル1,2、3とあり、CD付の6冊セットが2,500円~2,900円が8セットあって、各レベル48冊。48冊をまとめて買うと18,000円~22,000円。フルセットをそろえると(そろえる必要は別にないけれど)、144冊で62,000円。
結構なお値段だと感じるが、英語絵本をばらで買うと300円以下というのは古本でもない限り無理なので、薄くてぺらぺらの本でも、一冊250円~300円で音源付で買えるというのは魅力だ。
今お借りしているのはレベル1のほぼフルセット。ゆっくりと時間をとることのできたGWに、Fun & FantasyのAとB、12冊をCDをかけてなおと聞いてみた。
レベル1だけれども、決してなおに易しすぎるという印象は受けなかった。各ページほぼひとつの文章だが、単語、文法も様々な表現が使われている。基本的には主語+述語、という単純文だが、現在形も過去形もあるし、前置詞も代名詞も、"can"も、疑問文("where","how many","what"など)も一通り出てくる。何かターゲットとなる学習目標があって、それにそって1冊が構成されている。
たとえば、なおが大好きになった"Where do Monster Live?"という本では、"A green monster live in a green house. A red monster live in a red house."というように、色がカバーされ、さらに"striped", "spotted", "invisible"という表現を学ぶようになっている。
そして、確かに音源が楽しい!チャンツもあるし、効果音やBGMもある。単にネイティブが読みました、というだけではない楽しさがあるので、なおも音源を聞きながら本を読む、というのが自然に感じるようだ。他の絵本を読み聞かせているとき、"I want songs for this."と言われたのにはまいったが、それぐらい子どもにも魅力に感じるのだろう。
特にCDに沿ってリピートしてくれたり、暗唱してくれたりする子であれば、すごく使いやすいのではないだろうか。
ただし、多くの本に起承転結のようなものはないので、写真の魅力、音源の魅力を除いた部分では、やはりちょっとお勉強っぽくなってしまう。なおでいえば、12冊のうち気に入った2,3冊はなんども見るけれど、他にはあまり目を通してくれない。そういう意味で、Raz-kids.comのレベルA~Bあたりと近い。難易度もそれぐらい。
表現も多彩だし、使われている語彙の数もかなり多いので、ORTのように、「初めて見たけど読める!」というような、読みにつながる達成感を出すには向かない。CDを繰り返し聞いて、その上で嘘っこよみ(ページをめくりながら暗唱)をして、英語の様々な表現を身につけていくのが最適だろう。
別にストーリーはなくても、ある程度英語が「わかって」いて、サイトワードが増えていれば、絵・写真を見る、音源を聞く、書いてある単語を認識する、という一連の活動をそれなりに楽しく感じるはず。
そういう意味でも、WKEの終了後、教材探しに困っている方にはCTPはとても良い候補になるのではないかな、と感じた。まだ使ったことないかた、1セットお試しに買ってみる価値は十分にあると思う。お借りしているパック、他も順次試して報告する予定なので、乞うご期待。
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2 件のコメント:
はじめまして。先日は相互リンクを快諾いただき、ありがとうございました。
>そういう意味でも、WKEの終了後、教材探しに困っている方には
>CTPはとても良い候補になるのではないかな、と感じた。
WKEに限らず「この教材が終わったら何をすればいいのだろう?」と感じている人は多いようですね。
そのなかでもCTPは「イラストが多くてとっつきやすい」という理由で人気があると思います(ただ知名度的にはORTのほうが有名なので知らない人もまだまだ多そうですが…)
こんにちは。リンク、ありがとうございました。
とにかく「続ける」ために何か教材があった方が安心できますよね。
ストーリー重視ということで、私もすぐにORTに走りましたが、CTPもよくできた教材でした。それぞれ、違った特徴があっておもしろいですね。
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