2012年5月12日土曜日

英々辞書の話

この前の一期の会 in Tokyoで話題になったので、ちょっと英々辞書についてまとめておく。

だいたい、英々辞書の必要性について感じ始めるのは、早い子で6歳、遅い子で8歳ぐらいではないかと思う。英単語の意味が分からないと言われ、説明するときに、せっかくだから日本語で説明するのではなく、英語のままで意味を掴んで欲しい、でも普通に手に入る英々辞書の説明では、ちょっと難しすぎる。

まず、最初に検討するべき候補はこちら。

Scholastic Children's Dictionary 2010Scholastic Children's Dictionary 2010










800ページもある、本格的な子ども向け辞書で収録語数は3万語ほど。これだけあれば、小学校低学年が日常的に出会う単語はたいてい収録されていると思う。1,500円ほどなので、比較的手軽だ。

オックスフォード現代英英辞典 第8版 DVD-ROM付オックスフォード現代英英辞典 第8版 DVD-ROM付











我が家で使っているのはこちら。略してOALD。もう20年以上使い続けている(年齢がばれる)。付属のDVD-ROMはパソコンにインストールして使うもの。ほぼすべての単語の音声が確認できる。古い版ではちょっとややこしい処理をすると、iPhoneにもっていくこともできたが、現在はもう利用できないのが残念。

この辞書は大人用だが、学習者向けで、定義に用いている語が簡単なので、ネイティブの一年生ぐらいの理解力・語彙力があれば、利用できる。収録語数は上の子ども用辞書よりも圧倒的に多いので、こちらを買うのも良いと思う。


iPhoneやiPad上では、Oxford Advanced Learner’s Dictionary, 8th editionというアプリが利用できる。これは2,500円もするが、上の書籍のデータがカラーイラストも込みですべて収録されており、もちろん音声も再生できる。紙の辞書を買うと2,500円では済まないし、iPhoneにいれておけば、常にどこでも使えるし、発音も確認できるのでお買い得と言えばお買い得。

電子辞書を購入する場合、このOALDが載っているものがお勧めだ。

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2 件のコメント:

マンゴー さんのコメント...

いつも興味深い記事をありがとうございます!

うちの子は普段はScholasticのを使っていますが、電子辞書も必要だなぁ、という場面が多いので、最後に紹介してくださったiPhoneアプリを購入しようと思います。

今回は英英辞書の話題ですが、英和・和英の場合はどうでしょうか?こちらもたまに「子ども自身が使えるものがあればなぁ」と思うのですが、普通の辞書は読めない漢字が多すぎてちょっと無理っぽいです(>_<)

なおぱぱ さんのコメント...

>マンゴーさん

何より発音を確認できるのが電子辞書の強みですよね。

英和・和英辞書は基本的に中学生以上が対象なので、ルビが振ってあるものってないですよね。小学生向けのものは極端に語数が少なくて役立ちませんし。すいません、ちょっと思いつきません(^^;