2012年12月7日金曜日

なおにどんな子どもになってほしいか

Blue Hillsさんにいただいたこの質問だが、なかなかに奥が深い。

親としては、とにかく子どもの幸せを願っている。

だから、楽しい小学生時代を送って欲しい、というのがまずひとつ。

一方で、子ども時代というのは、将来一人前になって人生を切り開いていくための準備期間でもあり、この期間に必要な能力を鍛えないと、長い目で見た上で幸福な人生を歩めないだろう。

自立して生きていく力を身につけていく、という意味で、私が重視しているのは英語力。というのも、2年前のこの記事でも書いたが、科学技術・情報通信技術の発達のため、現代は社会情勢に大きな変化が生じる時代で、20年後、30年後には現在の常識が通じなくなっていくことが容易に想像できる。

そうなると大切なのは、変化を見極めて、時代に適応していく能力なのは間違いない。

ますます高齢化・少子化していく日本社会の今後を考えると、将来、海外でも仕事ができます、という人間になるのは生存戦略として不可欠で、そのために英語をやっている、というのがふたつめ。

うちのなおを見た場合(親から引き継いだ遺伝子を考えても)、運動や芸術ではあまり勝負ができそうにないので、そうなるとやはり学力を鍛えておいた方がいい。大学入試科目としての英語にも役立つだろう、ということで英語に力をいれている。

ちょっと話がずれてしまったが、どんな「子ども」になってほしいか、という質問であれば、もっと近い将来、どんな小学生に、ということも多少は考えている。

ちょっとありきたりになってしまうが、自分に自信をもって、好奇心を持ち、いろいろなことを自ら知りたいと願い、行動する子どもになってほしいというのが一番だろうか。

だから、現時点では私は褒めまくっている(なおが"I am smart, right?"とか聞いてくるので、若干アメリカナイズしすぎたか、とも思うが)。

本当は他人との比較ではなく、自分自身の能力なり技術なりに自信を持ち、満足して欲しいが、今はどうしても友達との比較で考えてしまうようだ。褒めるときは、他人との比較ではなく、本人の努力、達成を褒めてやりたい。

***

昨日は気がついたらもう二日後になっていた次のサタデースクールに間に合わせるべく、宿題をした。名詞(Nouns), 動詞(Verbs), 形容詞(Adjectives)といった品詞を借りてきた絵本から抜き出すワークシートで、NounsとVerbsは大丈夫だが、Adjectivesが怪しい。まあ、なんとなく、6歳にはまだ難しめの課題だと思われるので、適当に。

課題は比較的簡単だが、単語を書くのに時間がかかるので、20分ぐらいかかってしまって、他のワークが進まず。

一応、なんとか「こどもちゃれんじ」だけはやることができた。12月号についてきたカルタが大ヒット!これは、普通のカルタとしても遊べるが、読み札にあるイラストの描写を説明をゆっくり聞いて、合うものを探す、「さいごまでしっかりきくカルタ」なる遊びもできて、これが素晴らしい。

たどたどしくはあるが、読み札を読むのも楽しいようなので、しばらくはこれで日本語の読みを強化したい。



Robert Crowther's Pop-Up House of Inventions: Hundreds of Fabulous Facts About Your HomeRobert Crowther's Pop-Up House of Inventions: Hundreds of Fabulous Facts About Your Home


読み聞かせ、というか二人で眺めた絵本はこちら。飛び出す絵本だが、中に書いてある説明が簡素で、おそらく対象は8,9歳~。発明された年代が紀元前、とか書いてあってもおそらくなおにはまったくピンと来ないはず。だが、いろいろとめくるだけで楽しいようなので、まあいいか。

長い間じっくり眺めるようなものではないが、さまざまなモノの名前を知るのには役立つ。

↓ブログ更新と親子英語のやる気のもと!クリックお願いします。
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

4 件のコメント:

ぴゅえる さんのコメント...

今回の記事と前回の記事、ほんとに納得です。

どんなに子どもの頃勉強ができても、自己肯定感がなく自立できる心の強さがなければきっと将来どこかでぶつかる壁を乗り越えてたくましく生きていくことは難しいんじゃないかなあと思います。

私は英語育児のことでは情報に揺られてグラグラを楽しんでますが、もっと大切な部分はいつも変わらない気がします。極端な話ですが、うちは勉強よりも『生きていく力』と『自信』がついてくれている方が大切だと思っています。

矢野祥さんのお父さんのことは初めて知りましたが、私も考え方だけは似ている気がします。(うちは天才とは程遠い野生の山猿ですが、なおくんは私には天才に見えます~)

我が家はほんとに親子でやりたいことしかやらなすぎで人間としても問題だらけですが、子どもは自分がやりたいことの中集中力も吸収力を発揮して、やりたいことの世界から新しい世界をどんどん広げていくんじゃないかなあと思います。

なおパパさんは親子英語だけでなく育児も素敵ですね。







Blue Hills さんのコメント...

漠然と質問してすみません(^^)
2年前の記事も拝見しました。時代の大きな流れがあり、心配でもありますけど、英語が力になるといいですよね。
あの動画に、同じような人間が、中国には1,000人いるってありましたか?(汗)面白いですね。1,000人もね…。

なおぱぱさんが紹介してらした、『Star Wars: The Clone Wars: Incredible Vehicles』が届きました(喜)図鑑のようなかっこいい本です。ありがとうございます!
なおぱぱ家のように、しばらく隠します(爆)

なおぱぱ さんのコメント...

>ぴゅえるさん

お褒めの言葉、ありがとうございます。いや、立派なことを書いているようですが、現実はただ甘やかす父親のような気がしてなりません(^^;

ぴゅえるさんの娘さんの山猿ぶり(失礼)、実は私は大好きです。自然に伸び伸び、それでいて様々な知的なことに関心を持っているし、すばらしいと思います。

>Blue Hillsさん

これからの時代の変化、まったく読めませんよね。100万人に一人しかいないような珍しい人でも、中国には1000人いる、というような話です。

後、衝撃なのは中国のトップ25%(たとえば知能指数)の人数がアメリカの人口を超えるとか(日本の場合だと10%ぐらいかも!)。

スターウォーズの本、喜んでいただけて何よりです!あのシリーズはどれも良さそうです。

うちでは、こうしたcoolな本はしばらく新しい本を出してなかったり、なんか退屈していたり、といったときに出します。

ぼさん さんのコメント...

ちょうど「大前家のこそだて」を読んでいるときに、なおぱぱさんのこの記事をよみ、「そう、そう」とうなずいてしまいました。

「学歴」はあっても邪魔にはならないけれど、今後は学歴だけじゃ生きていけない社会になると思うんです。
子供に身につけてほしい能力を、どうやって身につけさせてあげるか、親として悩ましいけれど楽しいテーマだと思います。