「賢さ」とは何かと考え始めると、これはもう非常に深遠なテーマであって、そう簡単に答えがでるようなものではない。
そもそも学力という物差しで賢さを計るのか、それともそれ以外の賢さがあるのだろうか。
学力という点だけを考えたとしても、その賢さとは中学受験で計られる小学生の学力なのか、中学生か、それとも大学受験時の学力か。
ぱっと思いつく言葉に「思考力」というものがある。
このブログでも、過去には、「論理的思考力を鍛えるパズルゲーム」だとか、「パズルで算数の力がつくのか」といったテーマの記事を書いてきた。
このパズル問題で算数の力がつくのかどうか、ということに関しては私は割と否定的で、その理由は上の記事にも書いたとおり、どんな問題(数学に限らず)にでも対応できる、万能の「思考力」というのを鍛える方法が発見されていないからだ。
数学にせよ他の学問にせよ、さまざまな問題に取り組む過程を通じて、論理的思考力なり発想力なりを養っていかないといけない。だからこそ、義務教育で9年、その後大学まで入れると7年間の学校に通って、実生活には必ずしも直接は役立たないことを数多く学んでいくわけだ。
だが、世間一般的には、こういう面倒くさい答えは好まれない。
多くの人々は、自分の子どもが突然賢くなるような「魔法の弾丸」を求めてしまう。
逆説的だが、考えるのが苦手な人ほど「考える力を伸ばす魔法の方法」のようなものの存在を信じてしまう(多くの場合、その宣伝文句は非常に稚拙であるにも関わらず)。
実際には、賢さというのはそんな一次元的なものではない。我が家の場合はあまり賢さにこだわらず、本人の知的好奇心を最優先しつつ、日々の学習をきっちりこなしていこうと思う。
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好奇心の幅を広げてくれるのを期待して我が家で購入しているのは読売KODOMO新聞(過去記事)と「週刊なぞ!?とき」だ。
KODOMO新聞はもう一年近くになる。多少波はあるが、それなりにちらっとでも目を通すことが多いので、購読している意味はあると思っている。
なぞときの方は、最近購読を始めた。これもテーマによって食いつき方に違いがあるけれど、8歳児なりの理解でマンガを読んでいる。アマゾンでは発売後しばらく経たないと買えないようだ。
週刊 なぞ!?とき 2014年 6/29号 [分冊百科]
まあ、最新号を買う必要はなく、我が家では週に1冊ずつ出して、今は第5巻。アメリカに行ったら、定期的に実家から送ってもらうつもりだ。
KODOMO新聞もできれば送ってもらうつもりなので、これだけでもそこそこの量になる。
後はドラえもんのマンガも欲しいところだけれど、かさばるし、持って帰るのが大変なのが悩み。どうしよう。
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2 件のコメント:
アメリカでは賢さのことをよくstreet smartとbook smartに分ける時がありますよね。例えば、私の知り合いでイェール大学の卒業生なのに無職の方がいて、反対に高卒で会社を経営してる方がいます。特にアメリカの場合日本より人を読む力などのstreet smartがないとやっていけないんですよね〜(愚痴っぽくなっちゃってすいません(^_^;)) 賢さはなおパパさんがいう通り学力だけじゃない。そういえば、なおパパさんがおすすめする幼稚園児用の雑誌はありますか?なぞときは3歳児には早すぎますよね?是非アドバイスよろしくお願いします。
>Mrs. Mさん
street smartという言葉、確かにありますね!アメリカに住んでいた頃からずいぶん経ちましたが、私はあまり人のことを読んだりせず、いい加減に過ごしていました(^^;
幼稚園児向けでは、福音館書店の定期購読が定番だと思います。「かがくのとも」や「ちいさなかがくのとも」です。近くの図書館でたくさんおいてあったので、片っ端から借りました。
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