2016年11月27日日曜日

2016年版英検準一級の過去問に挑戦

前回の過去問挑戦から9ヶ月、ライティングの設問スタイルが変わり、配点が変わってから初めての挑戦になる。

今回試したのは2016年第2回分。結果はこんな感じだった。配点が変わったので、従来通り問2が1問1点、問3が1問2点かどうかはわからないが(私の知る限り、公表されていない)、そのままだと想定して点数を計算した。

問1 21/25
問2 4/ 6
問3 14/20
リスニング 28/29

筆記76%、リスニング96%となり、前回よりも語彙の点数が上がり読解の点数が下がったが、まあほぼ同等レベル。リスニングは正答率としてはこれ上限に達していると思う(どうしてもミスは避けられない)。

2015年度までなら、作文の出来がそこそこなら合格できるだろう、と予想できる正答率だが、残念ながら2016年度からはそうはいかない。

「英検について考える」で書いたとおり、作文の配点が1/3。上記の正答率を2/3に割り当てて、かつ合格に必要な正答率が2015年度以前と同等の70%と想定すると、作文で必要な得点は約40%となる。

この回の作文の問題は、企業における女性従業員の待遇改善について。子育て、雇用機会、給与、企業の成功の4点のうち2つを使って120~150語で述べるというもの。

うーん、これを小4が考えるのは非常に難しい。

作文問題はまだ挑戦していないので(どうせやっても採点基準が分からないから採点できないし)なんともいえないが、明らかに中学生以上(それも賢い)を想定した問題だ。

内容 :課題で求められている内容が含まれているか
構成 :英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
語彙 :課題に相応しい語彙を正しく使えているか
文法 :文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

この4つの採点基準のうち、たとえば内容が適切ではなく、構成も論理的ではないと判断されたら、下手するとそれだけで5割以下になる可能性もある(配点が分からないので当て推量)。

今のなおが受かるかどうかは、実際に受けてみないと分からない。

子どもの英語力を測る、という意味では英検は使いづらくなったなあ、というのが正直な感想だ。

本来は高校生、しかも上位向けの試験なので、できるだけ小学生以下には受けさせたくないのかも、邪推してしまう。

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2 件のコメント:

ASAshow さんのコメント...

はじめまして。なおぱぱさん。親子英語ブログの巨匠の方のブログにコメントさせて頂くのは、とても憚られたのですが、その得点率だと間違いなく、今の英検準1級は合格されるでしょう。
私の娘も前回のを受験しましだか、ライティングは意味さえ齟齬がなければ、子供らしい理由の表記であっても、ある程度の得点をくださいます。
なおくんの場合はリスニングの得点率がずば抜けていますから、準1級はらくしょうだと思います。私の娘の得点率と成績をブログに公開してますので、参考にされてください。我が家は英検バンドでマイナス1、ギリギリ落第でしたが、なおくんの得点率とは比較にならないほど、readingもリスニングも低いです(;o;)

また次回、挑戦したいと思います。そのときも成績を公開するつもりです。よろしくお願いいたします。

なおぱぱ さんのコメント...

>ASAshowさん

初めまして。コメントありがとうございます。
娘さんも準一級に挑戦されているのですね!ライティングが小学生の理由付けでも大きな減点にならない、という情報は心強いかぎりです。

そういえば、リーディングとリスニングの割合が1/3ずつになったのを忘れていましたが、いずれにせよ作文では4割程度の得点が必要でしょう。

リーディング・リスニングとも、読書をしてオンラインレッスンを続けていけば自然と伸びていくと思います。今回ぎりぎりだったのでしたら、次は大丈夫だと思いますよ。